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”アサーション”ってなんですか?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

7月の木曜日は、一か月かけて「アサーション」に取り組んでいきます。

「アサーション」は日本語にするのがなかなか難しい言葉なのですが、「さわやかな自己表現」とも呼ばれています。
自分のことも、相手のことも犠牲にせず、お互いを尊重しあって関係をはぐくむのに大切な視点です。

今日は、自分のコミュニケーションの特徴を知ることから始めました。
振り返ってみると、不十分なスタイルや過剰なスタイルをとることが多い方もいるようです。
どうしてそうなってしまうのでしょうか?

実は、アサーティブであることで、問題や悩みがなくなるわけではなりません。
率直なやりとりは葛藤を引き起こすこともあります。
その葛藤をさけて黙ってしまうのではなく、お互いが納得できるやりとりの積み重ねが、気持ちの良い関係づくりにつながります。

後半は、そんなやりとりを試してみよう!ということでグループワークをやってみました。
お互いに大切なものを伝え合い、グループでの合意を目指して話し合ってみました。
最初は少し硬かったのですが、そのうちに、あーでもない、こーでもないと活発なやりとりが生まれました。
今日は「少数派」をどう尊重するか、その受け止め方にも広がりがあって、新しい視点が得られましたね。

日頃の自分の、あるいは周囲を振り返ってみると、アサーティブであることは結構難しいことも実感します。
それでも、今日感じられた「いい感じ」は、アサーションへの動機づけにつながることでしょう。

まず、自分を大切にすることからアサーションは始まります。
次回は、自分が伝えたい内容がアサーティブでなければ、アサーティブに伝えることは当然できませんよね。
来週は、まず、考え方を整えていきましょう!

CBT*いま動けるちからを思い出す

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今週から3週間にわたって
この<認知行動療法>では行動の部分に焦点を当てて取り組んでいきます。

「問題解決法」などという名前がついているものの、
そのイメージをグっとカジュアルなもの、身近なものにして
「難しく考えない」… 最初の最初の落とし穴に落ちない感覚を養いつつ、
6つの大切なポイントを皆で理解していきました。

 

意外だったけど・・・
〇〇すぎて逆に眼中になかったかもしれない
分かっているつもりでも、そういえば全然やっていなかった・・・

などなど。思い当たる事はいろいろでしたね。
来週も引き続き「いまできる」ちからを育てていきましょう。
来週はパワーワード!

ユーストレスとディストレス

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワーク報告です。

本日は、「ストレス心理学Ⅰ 気づき」です。
ストレス研究の父:ハンス・セリエ博士による、良いストレス「ユーストレス」と悪いストレス「ディストレス」について考察しました。
人は生きている限りストレスを経験しないわけにはいきません。ストレスは悪者ではなく、なくては困るものでもあります。
ユーストレスかディストレスかを決めるのは…あなた自身がどう『反応』するかという事💛。

『あなたの心が何を考え、何を語りかけるかによって、いとも簡単に有害ストレスに陥る』という視点から
普段口にしている発言例(20問)をチェックしてスコアを出していきました
「常に口にする」スコア1から「決して口にしない」スコア5の5段階評定です。
さてさて、結果は・・・?皆さんハッと気づかれた事が多かったようです。

心は現実と想像上のことを区別できない⇒状況をどうとらえるかが、現実そのものより重要
ということが実感できたらGOOD(^^♪

ストレス心理学はⅡ,Ⅲと続きます。
7/9…日常生活のどの領域にディストレスが潜んでいるか6つの領域で見える化し、自身の管理計画表を作成します。
7/16…ディストレスに対抗する最も強力なテクニックを深彫りしていきます。

本日午後のSSTソーシャルスキルトレーニングはアクションメソッド
サイコドラマ(心理劇)の導入的なアプローチで「3つの王国」を体現。
3つの王国?って…ここでは内緒(^_-)-☆
身体を使って表現することで新たな視点が生まれます。それって役者になるの!?って思われた方・・・NOです。ありのままの自己表現です。
「アッタッマばっかりでもカ~ラダばっかりでもダメです♬」というCMソングがありました…ご存じの方は昭和にドップリの方かも(^^)/

以上、火曜日の一日を楽しんで頂けたならば幸いです❣

 

 

7月のアクションプランと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

7月、1日で最初の月曜日の今日は、今月のアクションプランを考えました。
区切りが良くて気持ちいいですね!

そのためには、現在地を把握することが最初です。
「復職準備チェックリスト」を使って、働く力として回復しておきたいポイントをふりかえってみます。

今日は、初めてチェックリストをやってみたという方々も多かったようです。
復職へ向けて、どんなことをしていったらいいだろう。
考えても、なかなか明確にならないことも多いですね。

チェックリストで現状を客観的につかむことができ、すんなり受け入れることができたという方もいます。
やるべきことが明確になって、モチベーションが上がったという方もいます。

後半は、マンツーマンで皆さんのお話を伺う、個別フォローアップの時間でした。
毎週月曜日か木曜日の後半に設定しています。
ご希望の方だけですが、毎回、多くの皆さんが利用していらっしゃいます。
今日は、前半で復職を意識された方が多かったのか、復職・再就職へ向けた不安や産業医面談への準備などを、1人1人と話し合いました。

復職や転職、社会復帰へのプロセスは、一人一人でまったく違います。
無理なく、持続可能な働き方をめざすには、皆さんのリハビリもカスタマイズが不可欠!
ぜひ、気軽に話してください。

次回からの月曜日、今月はキャリアのテーマに取り組みます!
体調悪化の背景にあるかもしれない、仕事や職場、業務とのミスマッチ、考えてみましょう。

心の境界線を育てるために大切なこと6つ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
バウンダリー(心の境界線)を育てるために6つの大切なことを検討しました。

今回の皆さんの中で一番響いたことは
「自分のニーズを優先する」でした。

そんな発想は全くなかった
それが許されるとは思っていなかった
それをしないのが大人だと思っていた

などなど、寄せられたさまざまなコメントに触れ、
今までどれだけ自分を抑えて抑えて踏ん張ってきたのかに思いを馳せずにはいられませんでした。

優先するニーズは日常のほんのささやかなテーマからありますが
今まで無頓着になりすぎて、知らず知らずの内に
自分自身が疲弊していたことに気づかれた方も多かったです。

ストレスの元となる「壊れたバウンダリー」から卒業していけるように
小さな小さな積み重ねをみんなで続けていきましょうね。

CBT*ソクラテスが訊いてきた

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では
自分の考えをやわらかくする際にとても便利なツッコミの1つとなる
「ソクラテス質問法」に取り組みました。

私達は自分の考えたことは「もう事実関係を全部知り尽くしてる」ような感覚で
瞬間瞬間どんどん処理を頭の中でしていくのですが、

ホントにそうなの?

とつっこんでいく際の、便利な着眼点を
いろいろとご紹介させていただきながら
1つのケースについて
「さぁ!ソクラテスよ降臨せよ!」
皆で検討していきました。

最初は「これのどこにツッコミどころがあるの?」と思っていたことでも
実際にワークしてみると
おやおや、あらあら、
みなさんいろいろと「あれ?」と疑問に思える部分が見えてきたようでした。

無知の知。

本当のこと、全部のことを
実は何も知らないことを知っている。

考え方が柔らかくなる・広がるために

一旦頭の中をフラットにしてみるちから
これからもちょっとずつ育てていきましょうね。

心配マインド?でも大丈夫❣

こんにちは

南浦和駅前 町田クリニック リワーク報告です。

6月最後の火曜日は、先週に引き続き『心配マインド~心配の克服2』と掘り下げました。

心配は、人間が生存するため=『生存本能』で有益な役割を果たします。

ですが、過度の心配や、慢性的な不安は健康に悪影響をもたらすことは周知の事実です。

全般不安症(GAD)は一般的な疾患で、アメリカでは年間で約百万人が診断を受けています。症状は慢性化し、いつも不安と心配を抱えているため性格特徴のように見えてしまうものの、GADの特異な症状に焦点を当てる認知療法の効果は出ています。2週続けてリワークで取り入れてみました。

『くよくよ悩むタイプ  』チェックリストで自身の心配マインドの傾向を確認。

心配プロセス4つの要素では『シロクマ実験』🐻などを取り入れワークを進めていきました。

心配事の明確化→心配プロフィールの作成は、きっかけ~心配信念~結果を導き「総合的にこの心配事は生産的か?非生産的か?」と納得のいく形で推し進めていきました。

最後は『心配コントロール戦略』。コントロール・パイの作成で見える化(グラフ化)です。

皆さん、ご自身のコントロール力や、責任度合いなどをあぶりだせ納得されたご様子。

とはいえ、「心配だけど…自分ではどうしようもない」って事ありますよね。それはそれでOKです。

心配している自分を受け入れ、具体的に準備をすることで、一つ一つ焦らず乗り切っていきましょう。リワークでの学びが、力強い後押しになるはずです。

★6月27日(木)の卒業発表はありません★

リワークプログラムよりご案内です。

6月27日(木)の午後は、卒業発表は行いません。
午後のプログラムは個別フォローアップだけになります。

よろしくお願いします。

そのとき何が?-経緯の振り返り

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

6月の月曜日は、復職や社会復帰へ向けて「リハビリのポイント」を考えています!
体調を崩した経緯も人それぞれ、もどる職場も、望んでいる働き方もそれぞれ。
となると、リハビリして備えておきたいポイントも、人それぞれです。

今日は、今月のキモ!でした。「体調を崩した経緯を振り返る」ことをしてみました。

体調を崩した経緯やおかれている状況は人それぞれ。
当然、ストレスの原因になったことも、みな違います。
ストレス経験を振り返ることで、自分にとって何がストレッサーとして大きかったのかを知り、再発予防に役立てることができます。

実際には、ある一つの出来事だけが、ストレスを生んでいたわけではないのかもしれません。
仕事だけでなく、プライベートの状況、大きな出来事、日々の環境など、様々なストレスは足し算になって効いてきます。
すこし手間はかかりますが、全体を振り返ることで、新しい視点がもてるようになります。

辛い経験を思いだす作業なので、正直、とってもしんどいのです!
それでも、皆さん真剣です。無言でワークシートをどんどん埋めていきました。
書き出してみると、結構大変だったな、自分。
ああ、そっか。やっと楽になったとたん、限界に気づいたんだ。
あればっかり気になっていたけど、結構、違うこともあったみたい。
やってみると、本当にいろいろな視点がうまれてきます。

とはいえ、まだ、思い出すのしんどい、、、、そんな自分も当然います。
そういうときは、タイミングがくるまでゆっくり待ちましょう。
今日は、やってみようと思えただけで十分です。

来週の月曜日は7月第1週です。
その月のアクションプラン-行動計画を立てていきましょう。

バウンダリー(心の境界線)

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
バウンダリー(心の境界線)について検討しました。

もしかして、アレもバウンダリーの問題!?
もちかしれ、コレもバウンダリーが壊れててやっちゃってたの!?

・・・衝撃でしたね。
想像している以上に自分自身がバウンダリーを超えていることに気が付かれた方が多かったようでした。

対人関係のストレスの多くが
このバウンダリーに絡んでいたりします。

最初は慣れない感覚かもしれませんね。
むしろバウンダリーを引くことを「冷たいこと」と誤解していた方も多かったですから
最初の内は「本当に引いていいの?」と自分の躊躇する気持ちとの向き合いから始まる事も
とても自然なプロセスですね。

いままでのココロの痛みの要因の1つをみつけたら
ゆっくりゆっくり柔らかくしていきましょう。