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ココロを守るゆがみ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
今週の<認知行動療法>では、「自動思考」について取り組んでいきました。

自分が無意識に常に採用している「考え方のクセ」。
無意識なので、その考え方が実は「クセ」であることになかなか気付けなかったりするのですね。

今週から5月いっぱいまで、思考(認知)に焦点を当てて
自分のココロを守っているつもりが「ゆがみ」となって逆に苦しみの素になってしまっている思考に
きづいて、ねぎらい、いたわり、ゆるし、柔らかくし、
バランスを取り戻していく感覚を身につけていきますが、

本日は、まずは抑うつに関連する12パターンの考え方のくせをご紹介し、
自分自身に実際に起きた「ストレスを感じたできごと」を通して、
感情とその感情を感じた直前にどんな思考が浮かんだのかを振り返ってみた後、
その浮かんだ思考に潜んでいる12パターンを見つけていきました。

ありましたねぇ!
たくさん … 見つかりましたねぇ!

来週は、そのココロを守ろうとして頑張っていたその「捉え方(考え)」の
苦しみになっている部分をどう料理して
効果的に本来の防御力をアップさせていこうか、検討していきましょう。

自分のモードをきりかえたら

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は、相手に振り回されないコミュニケーションについて考えています。
人とのやりとりで、悩んだり、困ったりすることは多いですね。
気持ちの良いやりとり、生産的なやりとり、どれも、ちょっとしたコツをつかむとやりやすくなるでしょう。

今日は、4月にとりあげた「5つのわたし」をうまく使って、気持ちよくやりとりする工夫を考えてみました。
気持ちよく自然に続いていくやりとりもあれば、気まずい思いをするやりとりもあります。
自分の中にあるモードを切り替えることで、やりとりのパターンを変えることができます。
意識して、適切なモードに切り替えることで、コミュニケーションの主体を自分に取り戻すことができるでしょう。

後半は、このモードの切り替えもイメージして、いくつか場面でどう行動するか、アイディアをだしあってみました。
どのグループも、様々なアイディアがでてきたり、これまでにない設定が合ったり、とても新鮮でした。

今回は特に、グループごとにアイディアの実演が丁寧で、臨場感もすごい!
皆さんの経験も踏まえたやりとりは、実感に迫ってくるものばかりでした。
無意識に出ていた一言が、やりとりを円滑にすすめるのに役立っていることに気づいたり、
自分のグループではまったく考えつかなかった解決策を、他のグループが出しいたり、
コミュニケーションには正解などなくて、本当にいろいろな可能性があるものですね。

背後にある想いに気づく

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
思考を「塊(チャンク)」という側面から捉えていき、
今の自分のその想いの背後にある想いに気づくワークに取り組みました。

私たちは目の前にある想いに囚われすぎてしまう時がありますよね。
「集中」「一所懸命」という耳障りの良い言葉の中にいると、更に気付きにくくなるものです。

その想い、その気持ちは「実は」どんな想いからやってくるのか。

「想いの背後にある想い」に気づくことによって
今の苦しさに対処していく幅が広がっていったりもするのですね。

今日の振り返りでは、
まさに<自己洞察ワーク>だなぁと感じずにはいられないお声がたくさんありました。

「自分が何を大切に想ってきたのかなんて改めて考えたことがなかった。今まで自覚が全然なかった。」
「どちらも同じポイントに辿りついた。大元がこれだったとは驚いた。」
「〇〇?と聞かれた時、全く思いつかなかった。あれ?じゃあ、なんの為にそんなに必死だったのだろう?」

などなど。。。

また、ネガティブと言われる感情にも使える概念にも触れ、
「ジャッジしない」ことの意義を更にしっかり理解していきました。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
「相手にやめて欲しいことをどう伝えるか?」がテーマになりました。
最後のロールプレイでは、皆さんアクションも交えて大盛り上がりでしたね!

次回もロールプレイ、やっていこうと思います。

★緊急告知★5月19日(水)卒業発表があります!

南浦和駅前 町田クリニックのリワークよりお知らせです。
5月19日(水)午後、卒業発表を行います。

個別フォローアップは、卒業発表の終了後に行います。
プログラムの変更となりますが、ご協力ください。

当日は、復職や転職が近づいている方から、これまでの取り組みや職場に戻った時の対策など、「生の声」をうかがうことができる機会です!
質問や意見交換の時間もゆっくりとりたいと思いますので、ぜひ、ご参加ください。

よろしくお願いします。

5月のアクションプラン

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

5月、最初の月曜日です。とはいっても、10日になってしまいましたね。
今日は、今月のアクションプランを考えました。

まずは、「復職準備チェックリスト」を使って、働く力として回復しておきたいポイントをふりかえってみます。
定期的に振り返ることで、自分の変化を感じられます。
そのポイントを踏まえて、復職や転職などのゴールをイメージして、そのときの自分の状態を思い描きます。
その状態にどのくらいの期間でなっていきたいかを意識して、今月の取り組みを具体化していきます。

GWを過ごした後の今日は、リフレッシュできたという方が多かったようです。
生活リズムや気分を大きくくずすことなく過ごせたという方々も多く、セルフケア、ストレスマネジメントの力がついていることが実感できましたね!

そんな気分を反映してか、次に向けて、具体的にこうしたい、こういうことに手を付けたいというアイディアがたくさん出てきたようでした。

行動目標と計画を立てる時は、できるだけ小さいステップを具体的に設定します。
具体的にするためには、スケジュールに落とし込んでいくことが役に立ちます。
自分のスケジュールなのに、自分との約束を入れることが後回しになっていませんか?
大事な自分との約束のための時間をまず確保しましょう。
そして、一つずつやってみたら、なにかが終わったら、振り返りの時間も大切です。

話す機会のない「介護のハナシ」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は月に1度の<なんでもトーク>。
タイトル通りなんでもお話して戴いてOKのプログラムだったのですが、
殆どの方のお話が、ご家族の介護のこと、他界されたご家族のことに関するお話でした。

ここまで皆さんが揃いも揃って1つのテーマに集中するのは、
2020年にこのプログラムが始まって以来初めての出来事でびっくりしました。

普段(平日)のプログラムでは、こういった話が出ることは滅多にありませんが、
みなさん、それぞれの形で人生・生活の1つの側面として「介護」」や「家族」のテーマに取り組んでいらっしゃるのですね。

どんなに どんなに 頑張っても
どんなに どんなに 想っても
カラダのつかれ、ココロのつかれ、どうにもならないこと、合わないタイミング …

もっとああすれば良かった
もっとこう言えば良かった

100点満点なんて ないのですよね。

今月もまた胸を打つお話、ココロに残るフレーズがたくさんありました。

お話のテーマは介護だったりご家族だったりするのですが、
具体的な捉え方、取り組み方に関しては、介護に限らず日常の中で意識できると有益なポイントも盛りだくさんでした。

「平日のプログラムで取り組んでいることを
実際の生活の中でこうやって活用していくんだな、と再認識できた。」

「介護という特別なテーマのように見えて、
いまの自分のありかたにびんびん響くものがあって不思議だった。」

などのお声は、まさに<なんでもトーク>のあらましを説明しているな、と感じた次第です。

来月も楽しみにしています!

適応障害とは☆新商品を企画しよう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中の「適応障害とは?」では、原因や症状、治療について学びました。

適応障害いう言葉は聞いたことはあるけれど、実際にはよくわからないという参加者が多かったです。

職場にありがちな適応障害や負のスパイラルに陥る構造ども併せて皆で確認しました。

 

「今までうつ病と適応障害の違いがわからなかったけれど今回分かった」との感想がありました。

 

 

午後のライフスタイルでは、コロナ渦における友人との交流について話しました。

相手が新型コロナへの感染をどれだけ警戒しているかによっても交流の方法が変わってくる、ITを駆使して様々な交流ができる、誘っていいのか迷うなど、気になっているあれこれを話しました。

リアルな人との交流が減っている現在は、リワークに参加すること自体が、ストレス解消になっているとの意見もありました。

 

グループワークでは、グループで話し合い新商品を提案してもらいました。

商品は「マスク」です。

二つのグループに分かれて話し合ってもらい、最後に発表してもらいました。

商品そのものに焦点をあてて、コアな顧客の取り込みを目指したグループと目を引くパッケージや宣伝などに力を入れたグループに分かれました。

同じ商品でもグループによって全く違う発想になるところに面白さを感じました。

 

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

モヤモヤの正体は?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
「気付く」ことの大切さについて取り組んでいきました。

ストレスを感じている場面の中で
自分が考えていること、自分が感じていることは、
自分が「こうだ」とイメージしている以上に
実際は沢山の考えが湧き上がり、その考えがさまざまな感情を引き起こしていたりします。

本日は実際の自分のケースで取り組みながら、
感情を連れてくる「考え」が存在していることに気付いていきました。

私達がよく口にする 「 モヤっとする 」 。
そのモヤモヤの正体はいったい何なのか?

今日のご感想で特に多かったのは、
・しっかり振り返ってみたら、こんな考えも実は浮かんでいたんだ
・〇〇が辛いと思っていたら、本当は△△が嫌で辛かったんだと今気が付いた
といったことでしたね。

自分が「事実だ」と思っていたことは
ああ、たった1つの事実ではなく、1つの側面にすぎないの「かも」。。

最初は小さな小さな「かも」がピョコっと出てくるくらいでも大丈夫。
考え方、捉え方のしなやかさが
スイッチON!となっていく瞬間を体験できた方が多かった本日でした。

不眠に取り組む認知行動療法

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

不眠に取り組む認知行動療法では、睡眠に対する考え方や行動を見直して不眠の改善に取り組んでいます。

今日は6回シリーズの3回目でした。

前半は、「刺激コントロール法」についてお話しました。眠れないと焦ってしまい、不安やイライラが高まって余計眠れなくなり、ベッド=覚醒という繋がりができてしまいます。それを断ち切るための方法や、実践ポイントを学びました。

また、眠る前のリラックス方法として、緊張をほぐす体操をしました。私たちは知らず知らずのうちに身体の様々な所に力が入っています。意識的に力を入れて抜くという動作を繰り返し、ジワーっと力が抜ける感覚を体験しました。

後半は、この1か月で睡眠環境を整えるために皆さんが取り組んでみたこと、快眠を得るためにやっていることを教えてもらいました。寝る前にスマホを見る時間を短くして、本を読むようにした。カフェインを摂る時間を変えてみたけれど、あまり変わらなかった。運動をしてみたら、寝つきが良くて朝いつもより起きられた。でもやり過ぎてしまった!

いいんです!自然と浮かんでくる自動思考や、習慣化している行動に気づいて、見直してやってみる!上手くいったら続ければいいし、上手くいかない点は修正していけばいい。実験を繰り返して、自分に合った考え方や行動を見つけていく、これが認知行動療法です。

お互いの工夫を聞いて、自分では思いつかなかった、トランポリンと、乳酸飲料ヤク〇トを試してみたい!という、何だか面白そうな話題になりました。次回感想をお聞きするのが楽しみです。

眠れないのは自分だけではないんだ、他の人の話を聞いてみなさん工夫されてるんだと思った、自分もできることを取り入れたいという感想でした。

眠れないと焦る気持ちや快眠の工夫など、みなさんで共有して不眠に取り組んでいきましょう。

「不眠に取り組む認知行動療法」は、毎月第1土曜日10時から12時です。途中回からの参加可能です。(6回シリーズであることはご了承ください。)初回ご利用の前に診察にて確認が必要です。

 

 

自分を許すとは?☆公園を作ろう!

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中は、「自分を許すとは?」では、自分を許せなくなる背景を考え、その捉え方について考えました。

「自分は何をやってもダメなんだ」「人の期待に応えることができなくて情けない」などなど、自分を責め立てる、自分にとってはなじみの言葉を大事に抱えていないでしょうか。

変わりたい、幸せにりたいと言っているのに、とっている行動は自分を責め続けること・・・

そんな自分を許していく一歩について話していきました。

「思った以上に自分を責めていたことに気づいた」「ありのままでいいのだと安心した」などの感想がありました。

 

 

午後のグループワークは、それぞれの与えられた役割を演じてもらい、その立場から公園をつくる際の意見を出してもらいました。

2グループに分かれましたが、同じお題なのに出来上がった公園は違っていて、それぞれのチームの個性が発揮されていました。

話し合いの際には、多数決はせず、じっくり話し合ってらうようにしました。

「自分の意見は言うことができた」「楽しかった」などの感想がありました。

金曜日のグループワークでは楽しみながら自己を表現ができるようにしています。

コミュニケーションが苦手な方も、安全な場所で人に慣れていってみてくださいね。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。