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4月の振り返りと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、4月最後の水曜日ということで、今月の振り返りを行ないました。
今月やったこと、気づいたこと、今後に役立ちそうなこと。
各自で振り返った後、全員でシェアしていきます。
それぞれの出したキーワードにピン!ときたら、「それ、どういうこと?」と詳しく聞いてみました。

今月は、プログラムや本などから得た情報を生かして、具体的にやってみたことを共有してくだ方が多かったように思います。
オリジナルのやり方を披露してくださった方もいて、早速やってみようと思ったり、
自分ではなかなか続かないようなことを継続しているのを聞いて感心したり。
実際の対人関係で試してみたら成功した!という方もいらして、みんな嬉しくなりました。

どんな知識も情報も、皆さんの実生活で役に立たなければ宝の持ちぐされ。
ちょっとしたことでも、ぜひ、行動を積み重ねていきましょう!

個別フォローアップでは、それぞれ、今、感じていることや抱えている課題、今後へのもやもやなどを話し合いました。
抱えている事情は人それぞれ。自分のおかれている状況が、人から見ると、まったく違って見えることもあります。
毎週1回、月曜日か水曜日にありますので、ぜひ、気軽に話に来てください。

グループで語り合うことで気づくこと、1対1で丁寧に話し合うことでわかること、うまく組み合わせていきましょう。

もうすぐGWに入りますね。
リハビリ中の方にとって、生活リズムを崩さないことは大事ですが、休みは休み!
ぜひ、気持ちを自由に開放して、楽しい時間を過ごしましょう。

ココロの貯金箱

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
ココロの栄養について取り組んでいきました。

私達が自分の中に蓄えているココロのエネルギーを「ココロの貯金箱」のようにイメージしながら

普段どのように消費されているのか?
調子の良い時と悪い時では、どのような違いあるのか?

貯金箱がエネルギーで満タンの時におこること、
貯金箱のエネルギーがコッソコソに枯渇してしまった時におこること、

エネルギーが少なくなってきた時に
ポジティブなことを望んで望んで止まないのに
なかなか自分のアンテナに入ってこないのはどうしてか?

焦りが強くなってしまうのはどうしてか?

みなさんにとって
「それって気休めなんじゃないの?」と思ってしまうようなフレーズが
実はどれだけ土台かつ大切なことなのか …

今までの自分自身を振り返りつつ、
そのカラクリを理解した1日でした。

こういう気持ちに駆られてしまうのは
自分がこういう状態なのは
その「現象」の中にいるからだ

…と客観的に自覚できることは
更にストレスのドラマを膨らませずに済むためには大切ですね。

今日のご感想には
「今まで典型的なカラクリをずっとやっていたことに気が付いた。」
「まさに自分のことだと思った。」
「なんで私のこと知ってるの?もしかして見られてた??とドキドキしてしまった(笑)」
「長引いている理由が分かったような気がした。腑に落ちた。」
「これを知らなかったら、これからも頑張っているつもりでただ自分を苦しめるだけのことをやっていただろう」

などなど、気付きや洞察のお声が寄せられました。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
本日はとてもリアル!
「抽象的な表現で人格を否定してくる上司」というテーマを取り上げました。

・具体的なフレーズ、
・どう捉えていくか
・そもそも大事なこと

などを整理しながら、しんどい局面をどう進んでいくかを確認していきました。

セルフケアのきっかけと道具箱

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

4月の月曜日は復職準備の一環として、「再発予防」について考えてきました。
再発を予防するために役に立つことのひとつは「セルフケア」でしょう。
自分で自分のコンディションをケアできれば、また何かがあっても、なんとかなるという安心感につながります。
これが、私たちのストレス耐性を高めるひとつの支えになります。

今日は、このようなセルフケアをするためのサインになる「きっかけ」とそのためために「役に立つこと」を考えてみました。

当然のことですが、ストレスをかける原因も、それによって生じる反応も人それぞれです。
ですから、きっかけも、できることも、人によってまったく違います。

前半では、自分の日頃のコンディションを振り返ってみて、落ちている時と上がりすぎている時の状態を意識しました。
そのとき、自分のコンディションが日頃と違うことに気づく「きっかけ」に何があるでしょうか?
このきっかけを知っておけば、今の自分は「要メンテナンス」だと感じ取り、対処することができます。

自分の上がりすぎの状態、落ちている状態。つまり、メンテナンスが必要な状態を知っておくこと。
これが、ストレスに対するセルフケアのスタートになります。
今日は、この「状態」を具体的に把握するためのヒントを、お互いに交換することができました。

後半は、いつもやりがちなストレス対処から、最後はストレスケアの道具箱のレパートリー100をめざしてアイディアを出し合いました。
模造紙に落書きしながら、他の方がやっている思わぬアイディアを聞くと、本当に、人それぞれなんだなと思いますね。
今日は100個までは増えなかったのですが、自分では思いつかなかったようなアイディアを、それぞれ道具箱に入れていただきました。

こんな時どう伝える?☆物語の感想を語ろう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中は、「こんな時どう伝える?」では、言いづらいことを伝えるときのコツについて話し合いました。

例えば『上司や先輩が適切な対応をしていないため、成果が上がっていない』状況に対して、どのように伝えるのがいいでしょうか。

よくある対応として『適切でないことをはっきり指摘する』『目上の人に指摘はできないので諦める』などがあります。でも、両者とも円滑なコミュニケーションができていません。

 

これ以外にも、事例をもとに必要な考え方と言い回しについて皆で考えながら学びました。

 

今まで、はっきり言い過ぎてうまくいかなかったけれど、復職したら今回のことを思い出して実践してみたいなどの感想がありました。

 

 

午後のグループワークは、ひとつの物語を読んで、その物語の感想を語ってもらいました。

最初に物語を聞いたときにどんな気持ちになったか、なぜそのような気持ちになったのか、その物語に隠されているメッセージは何かなどを考えてもらいました。

 

こうしたグループワークでは、自己開示、アサーティブな自己主張、受容的な態度などの練習になる他、話し合いの中で自身がどのような反応をしているのか、それはいつものパターンなのかなど、自分のコミュニケーションの傾向性をしる機会になりますので興味のある方は、参加してみてください。

 

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

認知行動療法、スタートしました

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日から4ヵ月にわたる<認知行動療法>のプログラムがスタートしました。

・認知行動療法の基本(認知)
・ストレス体験を見渡す、思考を広げる(認知)
・問題解決力アップ(行動)
・ぐるぐる思考に振り回されないために(ACT等)

を体系的に取り組んでいくシリーズにはなりますが、
スポットでのご参加であっても、
受け取れること・気付けること・学びと栄養になることがあるかと思います。
ご自分のペースで取り組んでいけるといいですね。

 

本日は初回ですので、基本の基本を理解していきました。

自分の外側(ストレス体験)と内側(ストレス反応)の区別をつける
そこから 「 目からウロコ 」 だったかたもいらっしゃったようでした。

また、前シリーズの途中から参加された方にとっては、
いつも耳にしていたフレーズなどを改めてしっかり理解する回となりましたね。
「ああ、身体と感覚に沁み込んでくるって、こういうことか。」と
腑におちた、スっと入ってきた、といったご感想も印象的でした。

 

「認知行動療法に関するよくある誤解」も今日はお伝えしたのですが、
ほとんど当てはまる
全部自分が今まで思っていたことだった
と、驚かれた方も何人もいらっしゃいました。

認知行動療法は
ポジティブ思考になること、考え方を変えること とは違います。

考え方を柔らかくしていく、広げていく、
行動するブロックを外して、次の一歩に繋がりやすく動けるようになっていく
その為のメソッドです。

ちょっと聞いて、ちょっとやってみる

が、来週もできるといいですね。

認知行動療法を自分自身を味方につけて
どうなっていきたいかを分かち合った時のみなさんの表情が
とても印象的でした。

これから … 1つ1つ!

★4月のプログラム

 

< はじめての方へ  (”見てるだけ”でもOK & 負荷の低いプログラム) > (PDF)

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど 復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど ヨガ

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど  認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど 実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

アサーティブに表現する-やってみた!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、今月取り組んできた、アサーションのテーマの総仕上げでした。
アサーティブな表現の仕方を理解し、具体的な場面を設定してセリフを考えてみました。

自分の思いを率直に表現する権利は、誰しもが持つものだとわかってはいるのだけど、、、
自分が苦手な思いをする場面にも、特徴があるようです。
日常会話にも、問題解決にも、アサーティブなコミュニケーションは役に立ちます。

後半では、診察や職場など、具体的な場面を設定して、自分が伝えたいことをどうやって伝えればよいのか、考えてみました。
いつものパターンだったらすんなり出てくるんだけど、、、
アサーティブとなると、どういう伝え方が良いのだろう?
小グループで話し合ってみると様々な視点からのアイディアがでてきました。

実際にセリフもできたら、相手役をたてて実演です!
グループごとに、様々な伝え方、表現方法などがでてきて、思わず驚いたり、笑ってしまうことも。
皆さんが経験するような場面だったのか、さすがのリアリティ!

たしかに、簡単には身につかないものかもしれません。
それでも、自分の尊厳を守れるのは自分しかいません。
相手の事情を考えていけば、自分の事情も伝えやすくなるはず。
自分のことを率直に伝える。少しずつ、トライしていきましょう。

弱みってホントに弱み?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
自分の弱みは本当に弱みなのだろうか?
自分の強みってどこにあるのだろうか?

自分自身が定義している「弱み」と「強み」について
向き合っていきました。

今日は短時間ではありましたが、小グループで分かち合う時間もとりました。

いかに「定義」が自分だけのものなのか、
おどろきと共に実感ができた … というご感想が
とても多かったです。

目からウロコ

本日はこの言葉がご感想スリップで登場する度に
うん、うん、とにこやかに頷いていた次第です。

「プログラムの趣旨とは違うかもしれないけれど」と
一人きりで悩むよりも、誰かに話すことって本当に大事なんだな、と思った方も
1人2人ではありませんでした。

私達は、自分自身でイメージした世界が
事実だ すべてだ と思い込んで生きていたりします。

固定化したイメージから生まれただけの「定義」に支配されないで済むように
今までになかった感覚をココロの引き出しに追加していけるといいですね。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方々の疑問や不安に対して、既に復職された方々が経験を振り返ってアドバイスをしたり、復職後のコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローし合うグループです。

復職される方から、今までの経緯を振り返り、休職前は、仕事に全力投球、野球で言えば剛速球ばかり投げていた。でも復職後は、ときどき変化球やスローボールでもいいと思えた。今までは自分の仕事に集中していればよかったが、これからは周囲の様子を見たりコミュニケーションを取りながら仕事を進めたいと心境の変化を話していただきました。

今まで100%以上、120%~150%で頑張ってきた方々にペースを落としてくださいと言うと、物足りなさを感じたり、自分が能力がないと思われるでしょう。でも頑張りすぎて休みが必要になったので、少しゆっくりだなと思うくらいがちょうど良いです。長く健康に働き続けるためにはスローペースからスタートして、ほど良いペースを保持することが大切です。これまでフォローに参加した方からは、30-40%から始めた、60%くらいで維持している、80%だと頑張り過ぎかな、など色々な意見がありました。焦らずご自分にちょうど良いペースを見つけてください。

全力投球して、家に帰ったらすぐに眠ってしまう生活だったという意見もありました。復帰後は仕事でエネルギーを使い果たさず、家に帰って、入浴、食事をしてから、ほんの少しでもリラックスする時間を持つ余力が残せるといいですね。気持ちを切り替えて、その日のストレスをその日のうちに解消しましょう。

いつもどんなことでリラックスしているか、皆さんに、好きなこと、楽しいこと、気分が良くなることを思いつくまま挙げてもらいました。家ですること、外ですること、一人ですること、友人とすること、たくさんバリエーションがあると、選択肢が増え、ストレスを溜めずに済みます。すぐにできることは、深呼吸する、空を見上げる、外の空気を吸うなどが出ました。ちょっとしたことを意識的に行うことで気分が変わります。1人では20項目くらいでしたが、他の方の意見を聞いて、良いと思ったものを付け加えていきました。これからも思いついたことはどんどんリストに付け加えていきましょう。

「いいこと日記」を書くというアイディアもありました。日記というと「大変そう」と思うかもしれませんが、今日あった良いことを箇条書きに2-3個挙げるだけです。いつもと変わらない日や、嫌なことがあった日でも、1つくらいは良いことがあるものです。特別なことでなくても、空が青かった、チョコが美味しかった、散歩中の犬が可愛かった、電車で座れたなど、良いことを見つけると、嫌な気分を引きずらずに、穏やかな気分で眠りにつけます。ぜひ試してみてください。

今日の感想は、他の方と話して自分の思っていることが全てではないと感じた、今日の話を復職するときの参考にしたい、リラックスすることのリストを共有して項目が増えたなど、他者の意見を聞くことが役に立ったご様子でした。

自分のことを話してもいいかな、こんなことを聞いてもいいかな、復職に関することなら何でもOKです。ぜひ話しに来てください。

 

 

思い込みの心理学☆皆の情報をまとめよう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中は、「思い込みの心理学」では、日常にあふれている思い込みについて考えました。

例えば、「消防士」と聞けば男性の消防士を想像する人がほとんどだと思います。

また、「花を描いてください」というとチューリップやヒマワリなど人それぞれ違う花を描いています。中には漢字で「花」と書く方もいます。

そのように、一つの単語から想像する世界が皆と違うことや先入観でものごとを見ていることに気づくことから始めました。

 

自分では気づかなかった先入観や思い込みに気づくきっかけになったようです。

 

午後の実践チームワークは、各々に配った情報をもとに、一つの答えを導き出していきました。

多くの情報から、一つの答えを導き出すには、最初の糸口が必要かもしれません。

そんなことも含めチームで力を合わせ、答えを見つけてもらいました。

 

最初は難しさを感じたけれど、全体像の中心がわかると解けるスピードが上がったなど、コツをつかむことで解決できたようです。

 

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。