ブログ

[緊急告知]11月2日(月)・午前・卒業発表 あります!

南浦和駅前 町田クリニックのリワークよりお知らせです。
11月2日(月)の午前中のプログラムに、卒業発表を追加することになりました。
そのため、以下のようなプログラムになります。

午前~:卒業発表と月間アクションプラン
午後~:個別フォローアップ

急な変更ですが、よろしくお願いします。

危機を転機にする力-レジリエンス

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

私たちの人生は、思いがけない出来事の連続です。
休職や離職を余儀なくされた方は、今のこの経験が、予測できなかったこと、かもしれません。

今日は、こういった経験を受け止め、その先につなげていく力として、レジリエンスをとりあげました。

レジリエンスの5つの要素をチェックすると、自分がもっているリソースがわかってきます。
そして、これまでの経験を振り返ることで、これまでにそのレジリエンスが発揮されてきた経験を思い出すことができます。

最後は、自分にとっての「山」と「谷」になるエピソードをふりかえって、ヒーローになったつもりでインタビューに答えます。
なぜ、その時頑張れたのですか。何を大切にしてきたのですか?

皆さんの中には、すでに「回復する力」があります。
少しほこりをかぶったり、さび付いているかもしれませんが、取り出して、はたきをかけて、油をさせば十分使えるはず。

その経験を、これまでにも何度も、何度も、積み重ねてきている自分の可能性をまず、自分が信じてみましょう。

ドラマセラピー :どんな自分でも受容しながら寄り添っていくということ

 

今日のドラマセラピー では、自己肯定感ってなんだろう?という話から入りました。

「自己肯定感=自分で自分を良いと思えていること」という認識をしている人が、もしかしたら多いかもしれませんね。

確かにそうなのですが、それが「自分には、人よりもこんな良いところがある」とか、「自分はこんなことが出来る」とか、何かしら人と比べている部分で成り立っているとしたら、それはちょっと違います。

自己肯定感というのは、ありのままの自分を「それでいいよ」と思えている状態なのです。

「〜が出来ているから」「〜という長所があるから」とか、条件付きで自分を認めているのではなく、ちょっと弱いところがある自分も含めて、「それでいいんだよ」と思えている状態です。

誰しも皆、「前向きで明るくて良い感じの自分」だけなんて人はいないと思います。そんな自分に対してもリスペクトして、寄り添ってギュッと抱きしめてあげている状態です。

 

「悲しみを感じている自分」

「何を考えているのか、どこに向かっているのかわからない自分」

「繊細に反応してしまい、他者に対して仮面を被ってしまう自分」

 

そういった自分に対して、リスペクトしながら感謝と祈りを送るドラマワークを今日は行なっていきましたが、終わった後のシェアリングの時間には「なんだかホッとしました。」「どんな自分でもいいんだなって思えました」というコメントが出ました。

また、「悲しいって思えるってことは、それだけ大事にそれを思えていたかってことですよね。大事に思えていた自分がいるんだなって思えたら、悲しみが自分の中にあることが苦痛ではなくなりました。」というコメントも出ました。

自分を肯定していくことの第一歩は、どんな自分でもOKだと思えることだと私は思っています。

 

来月は11/28(土曜日)の午後にドラマセラピーを行います。初心者大歓迎!

ドラマの中で、楽しみながら一緒にそこを学んでいきましょう。

 

 

 

ライティングセラピー★自己紹介

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日のリワークのテーマは『ライティングセラピー』『自己紹介』です。

 

ライティングセラピーでは、未来の自分から今の自分に手紙を書いたり、その手紙に返事を書いたりしました。

書いていく中で、本音や思考に気づき、心の整理に役立てることが狙いです。

参加者の多くが、すっきりしたと感想を述べています。

 

自分の中にあった感情や思考を表に出すことで、新しい発見、気づきが得られたようです。

 

人によっては、書くのをつらく感じるかもしれません。

そのようなときは、遠慮なく申し出ていただければ配慮、対応します。

 

午後のグループワークは「自己紹介」でした。

それもただの自己紹介ではなく、紹介文の中に一つだけ嘘をおり混ぜ、それを皆で当てるという遊び心のある内容です。

 

楽しみながら自己開示をし、楽しみながら人の話を聞き、楽しみながら皆で話し合うことができ、笑いの多い時間となりました。

 

金曜日のグループワークは、楽しみながらコミュニケーション力を高めたり、練習したりする時間です。

気軽に参加してみてくださいね。

動けなくするブロックを溶かす!ぶーたれ大合戦

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<認知行動療法>では、行動部分に焦点を当てて「問題解決法」に取り組んでおりますが、その中でも本日は行動を阻む認知のブロックに気付いていくワークをしていきました。

題して 「 ブゥたれ大合戦! 」

出ましたねぇ!本当にたくさんの ぶぅ が出てきました!

問題解決法には6つの手順がありますが、そのどこにも何もブロックが入らなければ、さくっとさらっと行動に移せているのです。

ですが、「動けなかった」「動かなかった」「やれなかった」に至っているのは、手順のどこかに自分を止めるブロックがあるのですね。

そのブロックに気付いていくことがとても大事なのですが、ブロックを見つけるところにもブロックがかかっていやすいので、なかなか自覚ができなかったりするのです。

自分にはブロックなんてないな~ … と思っていたのに、実際にワークしてみたら、出てくる出てくる!どんどん書ける書ける!

これを「ないつもり」にして動こうとしてたのなら、そりゃ動けない訳だ …

そんなご感想が今日はとても多かったです。

これらのブロックは決して悪者ではありません。

むしろ、「ここが扉」なのです☆

最初の一歩の壁を壁だと気付けていなくて、「そこからだよ」に気づけなくて、そこを無視してその先~を焦点に当ててやりこなそうとしているので、動けない という結果に進んでいってしまいます。

 

このぶーたれをジャッジしないで、そのまま観察してみる。今日は皆でそんなワークをしてみました。

そして、1つ1つのブーたれの中には、たくさんの「考え方のくせ」が潜んでいることも皆で確認していきました。

今日は腕まくりして全力かつ超特急で1つ1つのぶーたれに対して実践的な発想のバランスの広げ方(対処)のヒントをお伝えしました。

・・・が全部終わりませんでしたねぇ。半分しか終わりませんでした。それだけ「ぶーたれ=上手くいく扉」を皆さんが拾い上げられた、ということです☆

 

来週は予定をちょっと変更して、せっかく皆さんが出した「宝」ですから今日の続き(後半)を1つ1つお伝えしていきましょう。

「こういうぶーたれ(ブロック)にはこういう発想と対処法で☆」を再びしみこませていきましょう。

来週、みなさんがご入室時には張り出しておきますので、皆で総力を挙げて吐き出した ぶぅ をじっくり眺めつつ、自分自身の ぶぅ を解き放ってみましょう。

プログラムでは最初に 大切な感覚 を皆でもう1回感じていきながら、今日の続きの検討に入ります。

 

完了しましたら、プログラム後半で問題解決法のデモンストレーションをやっていきます。

どなたかの「これ困ってるんだよねぇ」を題材にして、

時には観客として客観的に全体を見渡し、時には「天からの声」メンバーとして気軽に全員参加で考え、「問題解決法」の流れを改めて確認しましょう。

はなすこと、きくこと

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、コミュニケーションのなかでも大きな割合をしめる「はなす」「きく」をテーマにしてみました。

チェックリストを使って自分の話し方や聞き方を振り返ると、いろんな癖があることに気がつきます。
はっきり明確に伝えることや、相手の枠組みに沿って聞くこと。苦手意識にもいろいろあることがわかりました。

自分では聞く方がいいと思っていたけれど、意外と話すことの方がうまくできていた。
聞く方が楽と思っていたのは、ちゃんと聞いていなかったからかもしれない。などなど。

今回は、訊く、聞く、聴くと、3つのきくをとりあげました。
どれも良い・悪いではなく、使い分けていけばよいものです。
お互いにストレスの少ないコミュニケーションをするには、主体的にモードを切り替えていきましょう。

自己肯定感を育てよう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日は自己肯定感について皆で検討していきました。

自己肯定感をアップさせていくには、どうしたらいいか?

今まで抱いてきた誤解を解いて、実際に今の自分に自然にできることを見つけていきました。

自己肯定感を1本の樹木に見立てて、今までどの部分が必要だと自分に鞭を入れ続けてきたのか、そして、本当に肝心なところはどの部分で、そこを豊かにしていくには、どんなことが必要なのか… 花、実、葉、枝、幹、根 とイメージを重ねて検討した時、「ああ、そうか」となった上で、では、根の部分をどのように豊かにしていくかと、考えた時、皆さんの中で発想の転換が自然に起こってきたご様子でした。

小グループでシェアした時の皆さんの伸びやかに笑っている様子がとても印象的でした。

来週は、今日、改めて培い始めた自己肯定感と共に、再びHSP(繊細すぎ、傷つきやすい)に関して、「こういう時が辛いんだよね」のしんどい場面について、具体的に検討していきましょう。

*

午後のソーシャルスキルアップマラソンでは、

「自信のないプレゼンを頼まれた」をネタにそれぞれに様々なパターンを展開させてエクササイズしていきました。

自分がチャレンジしてみたい伝え方や話のもっていき方をこういう場を利用して試してみる。まーた生身の相手がリアル感豊かに上司役を演じてくれて、グリグリ押し込んでくる感じがナイス協力でしたね!

この場では、なんでも試せて、詰まったらみんなでどーするどーする??と課題を生み出し、更に皆して育てていく。

頼む方を演じる側も、実は「お願いする」練習になっていたりするのです。モードは真似と演技なのですが、体は、その感覚をちゃんとちゃっかり習得しています。

小一時間のエクササイズですが、いつもあっという間にお時間になっちゃいますね。

来週もまたロープレ主体でいきましょう。

 

ヨガの瞑想

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

本日のヨガは、頭をリフレッシュするヨガをしたのですが、

今日は、ヨガの瞑想について簡単に説明です。

瞑想の本質は、自分の内側に目を向けて客観的に自分を眺める練習です。

どんな状況であっても、心静かに冷静な状態でいられるようになることが、瞑想の目的です。

瞑想とは、難しいことを考える時間ではありません。

ただ、流れている感情を静かにみてください。

人間は意外に頭の中で今の自分の状態を把握できていません。

 

過去の事を思い出したり、未来の事を想像したりしている時間がほとんどで、今の自分がどういう状態なのかということを観察している時間はとても少ないです。

自分のことがわかっているようで、実はわかっていない状態です。

それが続くと人によっては、不安を抱いたり、自信をなくしたり、本当にしたいことがわからなくなったりしてしまいます。

瞑想の時間を取ると、心の内側が静かになって、本来の自分の姿が見えてきます。

心からの本当の声や今やりたい事が見えてくると、穏やかに過ごせるようになり、結果的にストレス軽減にもつながります。

復帰へ向けて、この経験をどう伝えるか

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、復職や転職、社会復帰へ向けて、それぞれの経験を周囲にどのように伝えるか、不安や悩みを共有しました。
同じような経験をしているお互いで話し合ってみると、共通することやヒントがもらえることも多いようです。

その一方、自分にとって、今回の経験はどんな意味をもっているでしょうか?
過去の振り返りをふまえて、未来に目を向けることで、以前の自分とは違う視点が開けでしょう。

復職が見えてくると、どうしたって不安や緊張とともに、張り切ってがんばろう!という気持ちもわいてくるものです。
復職にあたって、心に留めておきたいポイントをいくつかご紹介しました。
以前とは違う自分が、これから仕事との向き合い方を考えるヒントになるかもしれません。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方々の疑問や不安に対して、既に復職された方々が経験を振り返ってアドバイスをしたり、復職者が復職してから現在までのコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローし合うグループです。

今日は復職された方の振り返りを中心に行いました。

休職前と復職後の自分を比べてみると…

・休職前は「白か黒か」どちらかの思考しかなく、それ以外の考えは浮かんでこなかったけれど、リワークに通ううちに、「グレーでもいい」と思えるようになり、グレー部分の大切さがわかってきた。今は、絵具の白と黒を混ぜてグレーを作っているところ。白を多くしたらいいか、黒を多くしたらいいか、時と場合によって異なるので、さじ加減が難しい。でも場数を踏んでいくと、だんだん慣れて上手になっていけると思う。

・休職は必要だったと思う反面、まだ心のどこかで引っかかってしまっている。

でも休職していなかったら… 心身ともに疲弊して、最悪の事態になっていたかもしれない、命拾いした。休職して自分にとって何が大切かが分かった。家族との時間が持てた。今まで一生懸命働いてきたので、その分少し休んでもいいかも。今はできることをコツコツと積み重ねていく。後輩に、自分も含めて色々な人や働き方があると示せているかなと思えた。

・以前は、身体の不調を後回しにして仕事が優先だった。今は心身の不調サインに気づけるようになり、立ち止まって、いつもの自分に戻して「整える」ようにしている。自分を労われるようになった。

今まで何の疑いもなく、当たり前だと思っていた考えや行動を急に変えることは、自分のそれまでの存在を否定されたようで、受け入れ難いこともあるでしょう。ゆっくり時間をかけて、過去の自分と、今の自分を融合させて、これからの自分を作っていきましょう。