Dr'sコラム

社交不安障害(SAD)の「不安」について

こんにちは。さいたま市南区の心療内科「南浦和駅前 町田クリニック」です。

「社交不安障害(SAD)」とは、「社交恐怖」「社会恐怖」などとも呼ばれ、最近ではだいぶ知名度が高まってきました。SADの方たちの感じる「不安」とは、人間として人と関わる中で抱える了解可能のもので、誰もが感じるタイプの不安です。しかしその不安が日常生活の全般に及び生活を支配するような状態になると、「引きこもり」「不登校」「職場での適応不全」などを引き起こしてしまいます。このような場合には、強い不安を抱えている「自分」を意識するよりも、「不安という症状」に目をむけてみましょう。そして、「症状をなくす」ことから、「症状をコントロール」することにシフトしてみると、意外に症状も軽減するものです。

上記のような問題でお悩みの方は、お気軽にご相談くださいね。

花粉症のお薬と心療内科のお薬の飲み合わせについて

こんにちは。さいたま市南区の心療内科「南浦和駅前 町田クリニック」です。

今年は例年にくらべて花粉の飛散量が多く、花粉症のお薬を服用しておられる方も多くみえます。そこで最近はよく「飲み合わせ」についてのご質問をいただくのですが、花粉症のお薬と心療内科のお薬を併用しても、基本的には問題となることはありません。

心療内科のお薬には、主に「抗不安薬」(デパス、セルシン、ワイパックスなど)、「睡眠薬」(マイスリー、ルネスタ、ロヒプノールなど)、「抗うつ薬」(パキシル、デプロメール、レクサプロ、サインバルタなど)、「気分安定薬」(リーマス、デパケンなど)、「抗精神病薬」(リスパダール、セレネース、ジプレキサ、セロクエルなど)などがあります。

一方で花粉症の薬には、「抗ヒスタミン薬」(ザジデン、アレグラなど)、「ロイコトリエン拮抗薬」(オノン、シングレアなど)、「メディエーター遊離抑制薬」(インタールなど)、「トロンボキサンA2阻害薬」(バイナスなど)があります。

これらの薬を飲み合わせても特に問題はありません。ただし、心療内科のお薬も、花粉症のお薬も、眠気を引き起こすことが多いため、眠気の増強には注意が必要です。

眠気をうまく利用して睡眠の改善につなげることができる場合もありますし、日中に過度の眠気が出るためにお薬の調整が必要となる場合もあります。

上記のお薬を併用されていてご心配な方はどうぞ当院までご相談くださいね。

高齢者の「うつ」について

こんにちは。さいたま市南区の心療内科「南浦和駅前 町田クリニック」です。

こどもや大人が「うつ」になるように、高齢者でも「うつ」になることがあります。

うつ症状が出るきっかけとしては、退職、ご自身や配偶者の体調不良、脳卒中や骨折後の身体機能低下、知り合いの不幸、金銭的トラブル、性的な悩みなどがあります。若い方よりも身体的な症状が前景に出ることが多く、頭痛やしびれ、めまいや耳鳴り、食欲低下や不眠が「うつ」の症状であることがあります。

高齢者の「うつ」症状においてほかに注意することは、それが認知症やパーキンソン病などの、脳変性性疾患の始まりであるというケースです。元気がなくなり睡眠や食事のリズムが乱れてきたと心配していたら、後から認知機能の低下が目立つようになってきて、認知症と診断されるような場合もあります。

当院ではご高齢者の「うつ」「食欲低下」「不眠」「物忘れ」などのご相談も承っており、早期診断・早期治療に努めております。お困りの方はお気軽にご相談くださいね。

PMS(月経前症候群)について

こんにちは。さいたま市南区の心療内科「南浦和駅前 町田クリニック」です。

今日は女性の皆さんへのメッセージになります。
皆さんは「PMS:月経前症候群」という言葉を聞いたことはありますか?
生理前に、「イライラ」「気持ちの落ち込み」「腹痛」「過眠」など様々な症状がおこるもので、
起こる症状や期間は個々人によってもことなります。

排卵後の女性ホルモンの急激な変化が影響しているといわれますが、精神的な要素や性格も
症状の出かたや程度に関与しているようです。

PMSの症状が強いと、生活や仕事、人間関係にも支障をきたすことがあります。
ご自分のPMS症状が生理のどのくらい前からどのようにしておこるかを調べて、その時期には無理をしないようにする、心療内科・精神科や婦人科で相談するというのもおすすめの方法です。

当院では、お話を聞いて対策を一緒に考えたり、適した漢方薬や西洋薬を処方したりしています。

PMSでお悩みの方はどうぞお気軽にご相談くださいね。

2月より「リワークOB会」が始まります!

こんにちは。さいたま市南区の心療内科「南浦和駅前 町田クリニック」です。

当院のリワークでは、復職に向けた種々のプログラムを行っています。

大まかに分けると、心身のリラグゼーション、コミュニケーション技術の向上、ストレスマネージメント力の向上、レクリエーションの4つの要素を取り入れています。

昨年10月から始まった当院リワークですが、この1月に喜ばしいことにリワークを卒業される方が数多く出ています。そこで、復職継続をバックアップする目的で、月に1度のリワークOB会を開催する運びとなりました。

企業・就労支援の経験豊富な臨床心理士が担当し、問題点の検討や心理課題を行います。

初回は2月21日(第3土曜日)を予定しています。ご興味のある方はお問い合わせくださいね。

2月より「リワーク&リラックス」プログラムに看護師が加わります。

こんにちは。さいたま市南区の心療内科「南浦和駅前 町田クリニック」です。

2月より、「リワーク&リラックス」プログラムに看護師がスタッフとして加わることになりました。

それに伴いプログラムもますます充実を図り、皆様の生活や復職のために有意義なものを

提供してまいります。月末に翌月のプログラムが更新されますのでしばらくお待ちくださいね。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

こんにちは。さいたま市南区の心療内科「南浦和駅前 町田クリニック」です。

本日より通常のスケジュールでの診療を再開いたしました。

本年度も、より質の高い診療とカウンセリングを行い

皆様のお仕事や生活の支援をさせていただきます。

カウンセリングと復職支援、そして予防的治療にも力を入れてまいります。

お困りの方はどうぞお気軽にご相談くださいね。

予防接種について

こんにちは。さいたま市南区の心療内科「南浦和駅前 町田クリニック」です。

当院では、インフルエンザと肺炎球菌の予防接種を行っております。

予防接種の主な目的は二つあります。一つ目は高齢者や小児、糖尿病や腎機能障害・肺呼吸器疾患などの基礎疾患を持っている「ハイリスク者」が、入院や死亡などの重篤な状態になるのを防ぐことです。ワクチンを接種した人としなかった人を比べると、『肺炎で重症化した人や死亡した人』は、接種した人がしなかった人の半数以下と報告されています。

予防接種の二つ目の目的は多くの人に接種を実施して周囲の人に感染が広がることを抑えることです。
あるひとつの集団でおよそ8割の人がインフルエンザワクチンの接種を受けると、同じ集団の中にいるワクチン未接種の人もインフルエンザを発病する率が減ると報告されています。

自分自身をインフルエンザの危険から守るために、そして周囲の人への感染を防ぐために、できるだけ予防接種を受けるようにしましょう。

なお当院の予防接種の金額は以下のとおりです。
インフルエンザ:自費・税込 3500円
肺炎球菌   :自費・税込 8000円

うまく眠れないときには

こんにちは。さいたま市南区の心療内科「南浦和駅前 町田クリニック」です。
みなさんは、うまく眠れない時にはどうされていますか?

☆寝る前の数時間はカフェインの摂取を避ける。
☆お酒の量はほどほどにする。
☆寝る時間にあえてこだわらないで、眠くなってからお布団に入るようにする。
☆前日にいくら睡眠時間が少なくても、朝は決まった時間に起きる。

などなど、お薬を使わないでも睡眠を改善できる方法をまず当院ではご一緒にさがしてまいります。
生活習慣の調整だけでは改善しない場合には、必要最低限のお薬を正しく使うことも有効な方法ですね。

不眠でお困りの方は、どうぞお気軽にご相談くださいね。

「考え方」と「気持ち」の関係について

こんにちは。さいたま市南区の心療内科「南浦和駅前 町田クリニック」です。

さて今日は「考え方=認知」と「気持ち」の関係について少しだけ触れてみたいと思います。
私たちは、その人なりのフィルターを通して世界をみて(=認知して)います。そしてその認知を元に様々な感情や行動が生まれます。このときにもしフィルター=認知がどこか歪んでいると、派生する感情が悲観的になったり、対処行動をおこしにくくなったりします。

もし認知のゆがみをとることができれば、今までの非合理的で歪んだ認知から生まれていた「抑うつ」や「不安」「強迫」などがよくなることがわかっています。しかもその効果は持続すると言われています。
これが、「CBT=認知行動療法」と言われるものなのですね。お薬と同じくらい効果があり持続性もあるというエビデンスがあるこの方法について、当院ではショートケアのプログラムで勉強・実践中です。

ご興味のある方はどうぞお気軽にご相談くださいね♪