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リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方々の疑問や不安に対して、既に復職された方々が経験を振り返ってアドバイスをしたり、復職者が復職してから現在までのコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローし合うグループです。

今日は復職された方々の振り返りを中心に行いました。

朝のコンディショニングチェックでは、身体が疲れているなと感じる程度でしたが、最近の出来事を振り返るうちに、人間関係や職場環境によって、少しずつストレスが溜まっているかも…と気づきがありました。

色々細かく言ってくる人への対応はどうしたらよいのか?

自分の意見はどこまで言ってもよいのか?

同僚からの個人的な質問にはどこまで答えればよいのか?

などなど、職場の人間関係は悩むことが多いですね。

細かく言ってくる人は「嫌だな」と思うよりも、細かいことが気になる人、きっと繊細さん(HSP)かもしれない。良く気づく人だなぁと感心してみるのはどうでしょうか。

おかしいと思うこと、責められる必要がないことに対しては、自分の意見を言ってもよいのでは?ただし、感情的にならずに、相手の言ったこと、したことの事実に対して、自分はこうしたいと前向きな意見であれば相手も受け入れやすいと思われます。

また、個人的な質問に対しては、ときには曖昧に濁すということも必要です。ここまでは答えるけど、ここからは聞かないでほしいという境界線(バウンダリー)を引くことが自分を守るために大切です。

参加者からは、以前より「まあいいか」と思えることが増えている、バウンダリー、アサーション、認知行動療法など、リワークで学んだことが自然と身についていると、リワークの成果がうかがえました。

身体の疲れは分かりやすいですが、心の疲れは気づきにくいものです。ときどき心身の声に耳を傾けて、毎日頑張っている身体と心を労わってください。

職場のLGBTQ

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークのテーマは『職場のLGBTQ』です。

 

「職場のLGBTQ」では、身体の性と心の性を考えたり、職場内の対応について学んだりしながら他者理解を深めました。

まずセクシャルマイノリティーの種類について確認し、身体の性(男性、女性、どちらでもないのどれか)性自認(自分の心は、男性、女性、どちらでもないのどれか)、性指向(恋愛感情の対象は男性、女性、両方または恋愛感情が全くない)性表現(見た目は男性、女性、どちらでもないのどれか)この違いに個人差があることを確認しました。

職場のLGBT(Q)層に該当する人は、「左利きの人の割合とほぼ同じ」と言われています。

そのような中で、職場における職場のLGBT(Q)層の採用面接から福利厚生までの困難さについて学び、また、実際の対応について考えました。

皆さんには、自分の性自認や性指向などについて考えてもらいましたが、人それぞれ細かい点で違いがあり、自分の性指向についてマイノリティなのではないかと疑ったことがある、など、自分について語れる方のみ、自己開示してもらいました。(任意の開示ですので安心してください)。

 

性の多様性を認めようという動きのある一方で、まだ理解がされていない点も多くあり、それによってメンタルヘルスに問題を抱えてしまう方もいます。

他者への理解を深め、暮らしやすい環境をつくり上げていきたいものです。

 

「考え方のくせも根深い」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、先週のデモンストレーションを踏まえ、「認知再構成法」のおさらいをしつつ、今度は自分自身のケースで実践的に取り組んでみました。

考え方がなかなか広がらない …
どこがツッコミをどころか分からない …
この考えに手の入れ様なんて全然ないのではないか …

そんな状態から、今まで皆で検討してきた典型的な 「 考え方のくせ 」 が隠れているのをひょっこり見つけてしまった瞬間、みなさんの目がまん丸大きくなりましたねぇ!
本当に自分自身ではまるで空気のように当たり前すぎてしまって、「これが絶対」「これが正解」と思っている世界の中にどれだけ入り込んでいるのかを感じられたかと思います。

スキーマとは違う くせ なのですが、それでも習慣化してしまうと … べったりになってしまいますね。

これからも、できる部分から無理なく取り組んでいきましょう。

来週からは「行動」の部分に焦点を当てて検討していきます。 う・動けない …  そのカラクリを理解して、無理なく脱却を図っていきましょう!

やる気!スイッチのありか

こんにちは。
南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、月末の水曜日ということで、前半は今月の活動の振り返りをしました。
それぞれで振り返った後、全員で話し合っていくのですが、今月も、皆さんの様々な経験をみんなで共有することができました。

ここしばらくのすがすがしさもあるのか、今月は、次のステップへ向けた皆さんの行動が加速しているようでした!
人それぞれ、タイミングはいつ来るかわかりません。
でも、それぞれのタイミングはいつも静かにやってきているように思います。

後半は、モチベーションのありかを探っていくワークを行いました。

仕事や家事をしていても、やる気の出るとき、でないとき、誰にだってあるものです。
何もしなくてもやる気は続くわけではありません。自分で補給していかなくては、いつか枯渇してしまいます。

これまでの経験で、やる気が出たとき、やる気がなかったけど持ちこたえていた時、なにがあったでしょう?
他の方々とゆっくり話し合うことで、自分のこともよく見えてくるようです。

 

HSPから自分を守ろう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

9月10月の<自己洞察ワーク>では、バウンダリー(ココロの境界線)について取り組んでいます。

その中でも今週は、とりわけココロの境界線と強い関連があるHSPについて検討していきました。

HSPとは、Highly Sensitive Person … とても繊細な人、とても敏感な人。それゆえに、人よりもたくさんの情報が入ってきてしまいます。

細かなことに気が付きすぎてしまう、些細な刺激・微細な刺激にも反応してしまう、半自動的に対応作業で動いてしまう …

ストレスも量産してしまうのです。

今日はHSPの土台となる特徴について理解をし、その中で典型的なあんなケース、こんなケース … と触れていきました。

以前からHSPに興味があって(自覚がうっすらあって)本やネットで調べたことがあっても、生で、それもたくさんのご本人達とわかち合える機会はやはりそう滅多にはありませんよね。「やっぱり違う!」とのご感想がとても印象的でした。

 

HSPは「克服すべきもの」ではありません。大切な3つのポイントを大事にしていくことで、人生の質もぐっと変わっていくようです。

筆者「で、みなさん、いままで(ポイント)大事にしたこと、ありますか~(^-^)?」

皆さん「 ・・・・・・・・・・・(汗) 」

ですよね。そういう風に意識したこと、ない方が殆どです。

10月はこの「・・・・・・」の部分がみなさんの成長のプロセスのお話になっていく光景を目にすることになるでしょう。

この秋も皆で取り組む時間を大切にしていきたいと思います。

 

凝り固まった背骨を動かしほぐす

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。

本日のヨガは、凝り固まった背骨を動かしほぐしました。

筋肉は運動などで動かさなかったり、同じ姿勢をとり続けたりすると、だんだんとこわばり、凝り固まります。

背骨・肩甲骨・股関節の動きが悪くなると、肩凝り、腰痛、むくみといった症状がでてきますが、この3点の可動域の低下の可能性もあります。

今日はこの3点、背骨・肩甲骨・股関節をじっくりほぐしました。

背骨をほぐすポーズはキャット&カウ、スフィンクスポーズ、寝たままの三日月ポーズをしました。

強みは日常にある!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、2か月かけて取り組んできたキャリアのプログラムの最後に、自分の「強み」について考えてみました。
強みと才能は切り離せませんが、才能は特別な人だけがもつ、特別な能力だと思ってはいないでしょうか?

初対面の人でも苦なく話せる、コツコツと同じ作業を繰り返せる、自分にとって当たり前のことに「強み」は潜んでいます。

強みの多い人になる必要はありません。
自分の強みを活かすこと、逆に、苦手なことは無理をしないことで、自分にあった働き方を見つけることもできるでしょう。

実は、環境によって、強みを発揮できるかは大きく違ってきます。
自分の強みを発揮できた出来事や経験を振り返った時、その背景や理由、どんな環境だったのかも合わせて思い出すと役に立ちます。
その理由や環境が、自分を活かして働ける職場に求める風土や文化につながることが多いものです。

 

自己肯定感UP!ドラマセラピー

 

9月から、ドラマセラピー のテーマは「自己肯定感UP!」!

自己肯定感って、なんでしょうね?

自分に対して自信を持っていることでしょうか?

安定感のある自分でしょうか?

今日は、それを最初に身体で知っていただきたくて、以下のワークを行いました。

 

質問1:「自分の大事な人が落ち込んでいたら、どう接しますか?」

皆さんに大事な人を思い浮かべていただいて、イメージの中で動いてもらいました。

 

質問2:「では、自分が落ち込んでいたら、どう接しますか?」

同じように、皆さんにやっていただきました。

 

すると、皆さんから、こんな感想が出てきました。

「なんで?とか、責める言葉が出てきてしまいます。」

「目の前にいるダメな自分を無視したくなります。」

「ただ、呆然としているしかできない感じです。」

 

そうなんですよね。

他者には優しく接することができても、自分には優しくすることが難しいですよね。

でもね、自分と一番長く付き合って行くのも自分です。

だから、自分と自分が喧嘩している状態はまずいなと思いませんか?

この状態を、自己批判や自己否定と呼ぶんです。

 

では、自分の中にある自己批判や自己否定の声は、いったいどこから来るのか?

そして、それをどうしたら小さくしていけるのか?

なんだと思いますか?

一つ目は「達成しなくてはいけない」という思いこみ。

二つ目は「獲得しなくてはいけない」という思い込み。

大きく分けて、この二つになります。

これらが強くあったら、人と自分を比べてしまったり、自分をひどく責めたりするパターンになってしまいますよね。

これでは、ストレスも増える一方です。

まず一番大事なことは、自分の中で何が起こっているのかを、まず把握することなのです。

そして、そこに対して何が必要なのか?を自分が理解することなんですね。

そのあとに、しっかりと自分に寄り添ってあげること。

自分と仲良しになってあげることが大事なのです。

それが、自己肯定感UPへの第一歩です。

 

 

今日は「自分の二つの思い込みをやわらげてくれるキャラクター」を考えていただきました。

そして、そのキャラクターになって、自分の内側の思い込みと会話していただきました。

このワークが終わった後、こんな声があがりました。

「実際に動いてみて、ようやく腑に落ちました。」

「自分がどう、自分にはたらきかけるべきかが分かりました」

とても嬉しく思っています。

そうです。

ドラマセラピー の良さは、頭だけで考えるのではなく、身体も一緒になって動くことで「わかる」というところにあります。

次回は10/24(土曜日)の午後に行います。

初心者大歓迎です!

ぜひ、楽しく遊びながら、一緒に自己肯定感をUPさせていきましょう!

あなたの愛着スタイル・物語の感想を語ろう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークのテーマは『あなたの愛着スタイル』『物語の感想を語ろう』です。

 

「あなたの愛着スタイル」では、自身の愛着スタイルからコミュニケーションの傾向を見つめ、より良いコミュニケーションとは何かを考えました。

養育者や自分の資質、その他の要因から、自身の愛着パターンが生まれ、それがスタイルへと確立していきますが、まずは自分のスタイルを知って身近な相手とネガティブなパターンを繰り返していないか考えてもらいました。

そこで、自分を知ることが他者理解につながっていることも感じてもらうことができたと思います。

 

午後のグループワーク「物語の感想を語ろう」では、ひとつの物語を読み、物語から感じたことや考えなどを共感的な姿勢でシェアしました。

同じ物語でも、ハッピーエンドに感じる人もいれば、スッキリしない感覚を味わった人もいて、見る視点が変わると感想もまるで違ってしまうことに、皆で驚きました。

ここでも、自身がどのように物事をとらえるのかを感じることができたと思います。

CBT*認知再構成法

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
本日の<認知行動療法>では、認知再構成法を最初から最後まで実演してみました。
この2か月間、各回で学んだことがどのように使われているのか・どう大切なのかを確認しながら全体の流れをご覧いただきました。

途中で解説をたくさん入れながら進めていきましたので1時間かかりましたが、自分だけでやっていくと、もっと短い時間でワークを仕上げることができます。

今日のみなさんにとって一番のインパクトは、自動思考の部分でいかに「考え方のくせ」が いーーーーーーーーーーっぱい入ってくるか、だったようでした。

「強いストレスがある時には、必ずといっていい程、複数の『考え方のクセ』が絡んでいるんですよ」とお伝えしてたことを今日はインパクトをもって実感できたことと思います。

ここにどのくらい気付けるかがとても大切なんだな、とコメントされた方がとても多かった今日でした。

また、今日ご提供してくださったケースが「復職に関すること」で、「周りの人達の自分への評価」が「ホットな思考」=ターゲットになりました。
同じ辛さや悩みを持たれている方も、今日は何人もいらっしゃり、

・人のこととは思えなかった。
・人のこととして取り組めたから、逆に客観的に考えることができて、本当にありがたかった。
・最初は聞いていて辛かったけれども、これは一人だけでは絶対取り組めなかった。皆と一緒にできたから触れることができた。今日来る気になってラッキーだった。人のケースだったけれども、自分自身もすごく楽になった。

などなど。などなど …  ご感想が寄せられていました。

復職するにあたって誰もが通るような心情がケースとなりました。
とても実践的かつナマナマしい感情に皆で力を合わせて取り組んだ時間となりましたね!

自分だけでは気付けないこと、浮かんでこない発想が、仲間の気付きで共鳴できる。集団認知行動療法の醍醐味だなとしみじみしつつ、みなさんのお話をお聴きしていました。

来週も引き続き、同じワークをやっていきましょう。今度は実際に自分のケースに取り組んでみます。

詰まったー!
出てこないー!

そんな反応こそ大歓迎☆ 思考の風穴、みんなで開けていきましょう!