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思い込みの心理学&グループワーク

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークのテーマは『思い込みの心理』です。

 

人の持つ思い込みについて様々な角度から検証しつつ自己や他者の理解を深めました。

様々な場面を想定して、皆さんに考えてもらいましたが、多くの方が固定概念や先入観に縛られていることを実感したようです。

 

また、グループワーク『何を大切にする?』では、愛や友情、名誉、健康などいくつもの項目から自分が大切だと思う順と理由を考え、グループ内でシェアしたあと、さらにグループ内で大切な順を再度考えていくことをしました。

 

一人ひとりの思いを共有することで他者理解につながり、また、新たな視点が与えられます。

テーマが深いこともあり、話し合いの難しさを感じた方も多かったようです。

しかし、他者への共感と共に自分の意見を伝えていくことで、あたたかい話し合いができました。

ストレスの全体像を見渡してみると

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、ストレス体験の全体像を見渡す … というワークを実施しました。

できごとや状況などの「外側」、自分自身の感情や考え(認知)をはじめ身体的な反応や行動などの「内側」だけでなく、その時、どうストレスを発散したのか、こんな自分へのサポートになる資源はなにか … さまざまな角度から全体像を見渡していきました。

当たり前のように分かっていたつもりでも、いざ実際に全体像を細かく書き出してみると、「つもり」は「錯覚」、意外や意外な事実の発見があちこちであったようでした。

 

私達は、感情を中心にほんの一部だけをキャッチして「そのこと」に対して無自覚に情報処理(認知)をしています。

今日はその「ほんの一部」 → 「全体を俯瞰できる」自分のココロの目を育てていきました。

来週からは考え方のくせをどう広げていくか?どう柔らかくしていくか? に焦点を当てて、具体的に検討していきましょう。

 

罪悪感と恥-生きづらさの根っこ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、感情を理解するシリーズとして、「罪悪感」と「恥」を中心に取り上げました。
罪悪感や恥ずかしいという気持ちは、最初に生まれた感情を、自分がどうとらえているかが加わって生まれてきます。
特に「恥」という感情は、自分の存在そのものにかかわる感情なので、破壊力抜群。
だからこそ、どう扱ったらいいのか、知ることでつきあい方も変わってくるでしょう。

この2つの感情には、自分への否定的な判断がかかわってきます。
その背景にあるのは、自分という存在や思いを大切にしたいという気持ちです。

同じシチュエーションでも、罪悪感を感じる状況や理由は人それぞれでした。
一人で抱えていると、自分を否定する気持ちは大きく、硬くなっていきます。
ならばいったん、明るいところに出してみましょう。きっと、少し軽くなるはずです。

リフレッシュヨガ

本日のヨガは、お疲れ気味の方もいらっしゃったので、リフレッシュヨガをしました。

まずは、ウッターナアーサナ、このポーズはとても頭をスッキリします。

ハムストリングと背中のストレッチ 、消化の促進 、心を安定させ、心臓の拍動を落ち着かせ脊髄神経を若返らせてくれます。

脳を休ませ、ストレスなどの落ち込みの症状を緩和し、疲労や不安の軽減・ 頭痛や不眠症の緩和などの効果があります。

そして、ゆっくりなスーリヤナマスカーラ Aをしました。身体のすみずみまで意識をむけながら、呼吸をたっぷりし、全身の血流を促進にもつながります。

気分が爽快になると、眼が輝きだしますね。

ココロの境界線を育てる6つの大切なこと

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<自己洞察ワーク>では、「バウンダリー(ココロの境界線)」に取り組んでいますが、本日はバウンダリーを育てるための6つのポイントについて検討していきました。

皆さんのご感想の中で一番多かったのは … とお伝えしようと思いきや、今日は6つのポイントまんべんなく「これが一番心に残った」のコメントがありました。

それぞれの人生を経てきた皆さんのココロがいま一番必要と感じたポイントをそれぞれに掴んでいかれたのだなぁ … と想いを馳せつつ、振り返っていました。

また、6つのポイントとは別に、直接自分自身の今までと重ねて検討し「このカラクリで自分は苦しんでいたのか!」と洞察されていた方々もいらっしゃったご様子でした。

 

来週は 境界線の概念を無意識に外させようとする「ブロック」に気付く がテーマになります。

不健全な3つの関係性を軸に、そのブロックが生まれたからくりを理解し、そのトラップから外れていけるよう検討しましょう。

(シリーズ途中からのご参加OKです)

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、

「頼まれると断れないので、自分の仕事が終わらない!」をテーマに、どうやって断っていこうか?を皆で検討していきました。

午前中に学びたてほやほやのバウンダリーを今日は軸として考えていきましたが、たった1つのケースにも、様々なバウンダリーポイントがありました。もし実際にそれら全部にひっかかっていては … あれやこれやと考え過ぎて、本当にストレスが溜まるばかりでしたね。

具体的なケースを使うことで、午前中のポイントを更に理解できたご様子でした。

来週も引き続き どうやって「ごめんなさい」するか? をテーマとしていく予定です。

キャリアとご縁のつなげ方-リソースと偶然性

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

9月の月曜日、「キャリアを見直す・見つける」をテーマにしています。

自分にあったキャリアを見つけるためには、自分がすでにもっているリソースを活かすことが大切です。
そのうえで、「偶然」というチャンスを、どう取り込んでいくかで可能性の広がりが変わってきます。

今日は、リソースを探る視点と「偶然」のご縁を取り入れやすくすることについて考えてみました。
そのうえで、キャリアをキャリア・アンカーという考え方を使って、自分の価値観に気づくワークをしました。

キャリア・アンカーは「人生の碇」。
自分が本当に大事にしている価値観を知っておくことで、方向性を見失わずに生きていくことができるでしょう。
これまでの経験が、意識はなかったけれども、大切にしていたことが反映されていることに気づいた方もいらっしゃいました。

大切なものがわかっていれば、偶然のできごとが扉をたたいた時に、勇気を出してみることもできますね。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方々の疑問や不安に対して、既に復職された方々が経験を振り返ってアドバイスをしたり、復職者が復職してからの現在までのコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローし合うグループです。

今日は復職された方がいらっしゃらなかったので、もうすぐ復職される方からの疑問や不安に対して、今までリワークフォローアップで出た意見を参考にお話しました。

復職の際、周りの目が気になる、どう思われているんだろうという不安が語られました。以前、復職された方から、10人いたら全員が自分のことを良く思っている訳ではない、でも全員が悪く思っている訳でもない。助けてくれる人もいれば、そうでない人もいる。苦手な人とは上手に距離を取る、助けてくれそうな人に聞くなどの対応法をお伝えしました。すると、「確かに人は自分が思っているほど自分のことを気にしている訳ではない」と思えるようになってきたと、考え方の変化に気づきがありました。

また、以前復職者から出た、自分の調子が悪くなったときのサインを知っておくと、症状の悪化を防げるというアドバイスをお知らせしました。参加者からは不安になると悪い方へ悪い方へと考えてしまい、冷や汗が出る、イライラするなどの不調サインの自覚がありました。そのときどう対処するかお聞きすると、薬を飲む、その場を離れる、そこまで不安になることか問いかけるなどいくつか方法を用意されていました。加えて、自分の考えを客観的に見つめて、「白黒思考になってるよ」「何イライラしてるの?」と、状態を気づかせてくれるもう一人の自分や、漫才師の突っ込みのような存在がいると思い込みや不安に陥らなくてすむこともお伝えしました。

今日は、色々な方の話が聞けなくて残念だったが、疑問点を話せて話を聞いてもらえる良い機会だったと感想をいただきました。

復職前の方の不安が少しでも軽減されるように、復職経験のある方の参加もお待ちしています。

発達障害★美徳のテーマ

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

今日のリワークのテーマは『発達障害』です。

 

発達障害といっても様々なものがあります。

その種類や特徴を学ぶことで、自己理解や他者理解につなげることがねらいです。

そして、誰にでも何かしらの偏りがあること、その個性をどう生かして、課題だと感じるところをどう補っていくかなど、考えていくことはたくさんありました。

ご自身の体験などを開示してくださった参加者もいて、具体的な困り感や職場での折り合いの付け方などを共有することができました。

 

『あなたの美徳のテーマは?』では、ランダムに引いたカードに書いてある美徳の言葉を自分に当てはめて考えていきます。

そのあとで、自分が感じたことや考えたことを発表し、その発表に対して皆が美徳の言葉を使ってフィードバックをしました。

52個の美徳の言葉から選び出して発表者のフィードバックをするという少し高度なやり取りを行いましたが、皆さん人の良いところをきちんと見ていることがわかりました。

また、参加者からの温かい言葉に気持ちがほっこりている様子でした。

 

金曜日では疾病理解や心理療法、グループワークなど様々な取り組みを行っています。

ぜひ参加してみてくださいね♪

 

By 藤田

CBT*ココロのつぶやきの防御力をアップする

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、先週に引き続きストレスに強く関連する「考え方のくせ」(自動思考)の8種類を検討していきました。

相手の心を読み過ぎる、現実的ではない悲観をし過ぎてしまう、~しなければいけないと思いすぎてしまう、必要以上に自分に絡めて考えすぎてしまう・・・ほか、いろいろ無自覚に「考え方のくせ」にハマってしまっていることに今日は気付いていきました。

自動的に沸き起こるココロのつぶやき。これらは自分を守るために今まで「コレで頑張ってきたんだね」にすぎません。それ自体は悪者ではないのです。その守ろうとしている自分のココロを抱きしめた上で、更にその防御力をアップさせていく為にあてていく焦点にも触れていきながら、自分自身を振り返っていきました。

過去の苦しい出来事を長年引きずってきたカラクリが「これだったんだ!」と理解された方も複数いらっしゃいました。

正体が判明して良かったですね。

敵対するのではなくて、本当の意味で自分のココロを味方につけていく。

ただ「くせ」に気付くだけでなく、それを活かせるモードに入ることが大切です。

今日お寄せいただきましたみなさんのコメントもまた、本当に宝の山でした! 同じ時を過ごした仲間のシェアで、更に理解が深まったりココロに沁み込んだりすることが多そうです。 来週、復習を兼ねてシェアしていきましょうね。

自分を守るための「仮面」

こんにちは。

浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

対人関係の場面で、本当に感じたり思ったりしていることと、違うことを言っていたり、行動したりしていることはありませんか?
今日は、そんな風に、他者との関係で適応するためにに身につけてきた振る舞いを「仮面」と名づけて、振り返ってみました。

いろいろな感情のワードをみると、自分が好ましいと思っている感情、苦手にしている感情など、いろいろな思いがあることに気づきます。
これまでに、「感情」と関連した経験や言葉などを振り返ってみると、自分の苦手意識などのつながりも見えてきます。

「仮面」は決して悪いものではなく、対人関係を円滑にしたり、社会的に行動するためには、必要なものです。
その一方で、その下で守ってきた本当の自分の思いや考えを閉じ込めてしまうことも多くあります。
このギャップが広くなりすぎたり、いつも「仮面」を使って振舞うことばかりになっていると、本来の自分を見失ってしまうかもしれません。

他の参加者の方々とゆっくり話し合うことで、自分と違う考えがどうして生まれてきたのか、気づかなかったことも人が言ってくれたなどの場面もありました。
自分の言葉、相手の言葉、お互いにゆっくり受け止めることがコミュニケーションのスタートになるのかもしれません。