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自分をリラックスさせる要素とつながる・ドラマセラピー

今日もドラマセラピーは、ソーシャルディスタンスを取り、座った状態でのワークを取り入れながら進めていきました。

ー自分を、どうやってリラックスさせたらいいんだろう?

ー自分に元気を与えるってどうしたらいいんだろう?

そんなふうに感じていらっしゃる方が多いなと感じていたので、

「自分にパワーを与えてくれるもの」を、みなさんに色鉛筆で描いて

いただきました。

「風」「森」「太陽」「川のせせらぎ」「友人との時間」などなど、、、

様々な「パワーをあたえてくれるもの」があがりました。

それらを発表していただいたあと、

椅子と色鉛筆を使って、各人、それらを配置してもらいました。

「川のせせらぎ」を表している椅子の上には、水色の色鉛筆。

「太陽」を表している椅子の上には、赤い色鉛筆といった具合です。

さらに、それらの椅子に順番に座っていきながら

「その役として自分に声をかけていく」ということを行いました。

ある方は、「川のせせらぎ」になって、こう自分に声をかけていらっしゃいました。

「〇〇さん、私は川のせせらぎです。

サラサラ、サラサラ、私が流れている音を聞いているだけでいいですよ。

ゆっくり、何も考えずに川音を聞いてのんびりしていてくださいね。」

先ほど、ご自分が描いた絵が、立体化され、さらに「それらから声をかけてもらう」ことで、身体にその体験と言葉が刻み込まれます。

「とても気持ちが穏やかに落ち着きました」

そう感じていただけたこと、とても嬉しく思っています。

自分をリラックスさせたいとき、

「リラックスしなくちゃ」と考えてしまうと、かえってしんどくなってしまいがちです。

そんな時は、体と想像力を使いながら、ゆるませてあげてください。

ドラマセラピー を、自分の心と体のバランスをとるためのツールとして捉えて頂けたら、と思います。

来月は13日の土曜日の午後に行います。

初参加、大歓迎です!

お待ちしております。

共依存・何を大切にする?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

疾病理解「共依存」では、共依存の特徴から克服ポイントまでを学びました。共依存とは、特定の相手と自分が過剰に依存し、囚われてしまうことで苦しみがわいてくる関係ですが、様々な場面から克服ポイントを確認しました。

グループワーク「何を大切とする?」では、お金や健康、愛など7項目から自分が大切だと思う順番を決め、その考えをグループ内で共有しました。
そこから、グループ全体での大切な順番を話し合いによって決めていきました。

正解のない問題について、相手を尊重しながら自分の考えを表明していく過程は自己開示と他者理解の機会になります。

愛とは・・・お金とは・・・と、自分なりの哲学を語ってもらいましたが、皆さん生き生きと話されていました。

CBT*心のつぶやき

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
今日の<認知行動療法>では、感情につながる「咄嗟に湧き上がる心のつぶやき」=自動思考について気付き見つめていきました。

出来事は1つ。ですが捉え方は実に様々なのです。そのストレスと感じた出来事を思考は「どう捉えたのか」「どういう意味だと定義したのか」 … その結果が感情になって現れると言われています。

自動思考はあまりにも瞬間瞬間咄嗟に湧き出、無意識の内に湧き上がったその思考はあっという間に流れていくので、私達は意識的でない時はなかなかキャッチしづらいのですが、意識をむけることができれば、キャッチすることが可能です。

この無意識にフワっと出てきては流れていってしまう思考にアンテナを張ってみると、実はたくさんの気付きが起こっていきます。
そこにある苦しみのパターンってどんなものがあるのでしょうか?
今日、書き出してみた思考の中にも苦しみを生み出す考え方のパターンがそ~っと潜んでいないでしょうか?
来週は「苦しみのもと」となりやすい典型的な「考え方のくせ」に焦点をあてて検討していきます。

今日もまた皆さんのシェアを元にお互いたくさんの気付きがあったご様子でしたね。
1つの経験がみんなのココロの引き出しに気付きとして育っていくな~と感じた一幕でした。
来週は更に具体的に「気付くアンテナ」を育て上げていきましょう!


※シリーズ途中からのご参加、大丈夫です。
※発言しなくても<見てるだけバッチ>を使って「ただ聴いているだけのご参加」大丈夫です。

★6月のプログラム

< プログラム全体図 >(PDF) 

< はじめての方へ  (”見てるだけ”でもOK & 負荷の低いプログラム) > (PDF)

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど 復職準備

火曜: ストレスマネジメント・ヨガなど ヨガ

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど  認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど

土曜: リワークフォローアップ・ドラマセラピーなど ドラマセラピー
第2土曜:きみこCPと語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、もっと日常的な内容で話したいこと … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう

はなすこと、きくこと

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、コミュニケーションのなかでも大きな割合をしめる「はなす」「きく」をテーマにしてみました。

チェックリストを使って自分の話し方や聞き方を振り返ると、いろんな癖があることに気がつきます。
はっきり明確に伝えることや、相手の枠組みに沿って聞くこと。苦手意識にもいろいろありそうです。
お互いに分かち合うコミュニケーションにするには、いくつかポイントがありそうです。

今回は、訊く、聞く、聴くと、3つのきくをとりあげました。
どれも良い・悪いではなく、使い分けていけばよいものです。
お互いにどんな関係を作っていきたいか、このコミュニケーションの目的は何か、主体的にモードを切り替えていきましょう。

肩まわりをほぐし、背骨を柔らかく

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークご報告です。
本日のヨガはリクエストがあり、ガチガチの肩まわりをほぐし、背骨を柔らかくしました。
肩を回すと肩甲骨辺りでゴリゴリなる方もいらっしゃいます。
運動不足やデスクワークなどで、肩甲骨まわりの筋肉が硬くなってしまっています。
放っておくと四十肩・五十肩になるかもしれません。肩こりは自律神経にも影響があり、肩にこりをかんじると、筋肉の緊張が強くなります。そうなると交感神経が優位になり、血管は収縮して、手足が冷えやすくなるとも言われています。
そうならないためにも日頃から自分が気持ち良いと思うヨガポーズを行うのもおすすめです。
毎日、ヨガをたっぷりしようと思うとなかなか続かないので、そういう方は2〜3ポーズからはじめてみてください。
1日2〜3ポーズでも、深い呼吸をしながら、凝っているなと思われる部分に効果のあるヨガのポーズをすると身体はとても楽になります。

埼玉新聞 2020年5月に掲載されました。

2020-05 心理療法についてのQ&A

ライフデザインとキャリア

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

5月の月曜日は、キャリアをテーマに考えています。
元の職場へ復帰する方も、転職を考えている方も、再就職を目指している方も、これからどう働いていくか、考えどころですね。
自分にとってのキャリアの重ね方を、より広い視点で考えてみましょう。

今日は、ライフデザインの考え方を紹介しました。
私たちは、人生のなかで様々な役割を、その時々で担っています。
ライフデザインを考えることで、意識をもって役割の割合を変えながら、納得して選択できるようになるかもしれません。

その上で、RIASECの六角形モデルを使って、興味や関心をキャリアとつなげて考えてみました。
今の仕事を考えると興味があるといいきれないなぁとか、意外とこれまでのキャリアって、興味の方向性はあったんだ、とか様々な感想がありました。
興味や関心の方向性は様々で、それを仕事につなげるかどうかも、自分なりに選んでいくことができるんですね。

自分の興味や関心と、与えられた環境がマッチしていると、生き生きと働いていける可能性は広がるのではないかと思います。
様々な角度から、これからも振り返っていきましょう。

 

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方々の疑問や不安に対して、既に復職された方々が経験を振り返ってアドバイスをしたり、復職してから現在までのコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローし合うグループです。

疲れるとイライラしてしまう、できれば怒ってしまう前に止めたいという意見が出ました。そこでみんなでイライラしてしまうときの予兆や、ストレスが溜まったときのサインを出し合いました。声のトーンが変わる、黙る、衝動的になる、多弁になる、テンションが上がるなど人によって違いがありました。自分の変化を、信頼できる人に教えてもらうようにしている方もいらっしゃいました。そして予兆やサインを感じたら、その場を離れる、客観的に自分を見る、考え方を変えるなど、みなさん工夫をされていました。

今日の話し合いの後、復職を考え始めた方々からは、焦らず人と比べない、自分のタイミングで進める、自信が出てくるまで待つなどの感想が聞かれました。

復職された方々からは、今日の話し合いを通して、バウンダリーを引いて自分を守ること、100%ではなく自分の設定した60‐70%の力で余力を残しておくことなど、復職後、日々の業務に追われて忘れていたことを思い出せたという感想が多く得られました。

復職してから、一歩引いて自分を客観的に見たり、同僚との関係にバウンダリーを用いて距離感を保ったり、リワークプログラムで学んだことが身についていると実感したというフィードバックをいただきました。たくさん武器が増えた、これからはそれらを活用していきたいとおっしゃっていました。

リワークプログラムで学んだことをフル活用して、職場だけではなく、様々な人間関係で役立てて、豊かな人生を送ってください。

 

 

職場の発達障害・グループワーク

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

職場の発達障害では、同じ職場のスタッフとしてどのような点に配慮したら良いのか、また、自分が当事者だった場合に、どのようなことを担当者に伝えておけば良いのかをシーン別に検討しました。

グループワーク「遊び心を思い出そう!」では、ちょっとした遊びを通じて人とのコミュニケーションを図っていきました。

子供の頃、遊びを通じて自然にコミュニケーションを学んだように、その時の無邪気な心と現在の自分を融合していくような時間です。

うまくやろうと思うわないで、まずはその場を楽しむことから始めてみることが大切です。

遊びながら、ちょっと自分の意見を言ってみる、そんな機会を得ることができたと思います。