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リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職後のコンディションや働き方を確認したり、みなさんで意見を出してフォローし合う時間です。

今日の話題は、

・忙しい職場での働き方の見直し

・面倒さをどう捉えるか

・薬の効果を感じられるのはどんなときか

・復職のタイミング、リワークへの参加の仕方

などでした。

休職中の方へは、同じ経験をした方々からの具体的なアドバイスが参考になりました。

また、復職してからもそれぞれ悩みを抱えていることが分かりました。

みなさんからの感想は、

・いろいろな意見やアドバイスがいただけて有意義だった。自分もヒントになることを提供できたら良いなと思いました

・日頃の疲れをリワークで話すことができて良かった

・みなさん復職後に試行錯誤されて頑張っていて、具体的な話が聞けて勉強になった

 

リワークフォローアップは、休職されている方と復職された方がお互いに話せる貴重な機会です。

ぜひ参加してみてください。

不登校と睡眠障害について

みなさん、こんにちは。さいたま市の南浦和駅から徒歩1分の南浦和駅前町田クリニックです。

近年、小・中学校の不登校児童は増え続け、厚労省にデータによると令和4年度には29万余りに達したとされ、不登校に至ったきっかけ・原因として最も多いものが「無気力・不安」で49%、次いで「生活リズムの乱れ、あそび、非行」で13%となっています。

また不登校になる子どもの多くに睡眠障害が合併していると言われています。

睡眠障害の中で最も多いのが、睡眠覚醒リズムが後ろにずれていく「睡眠相後退症候群」です。初めは「夜スムーズに眠れない、朝起きるのがつらい」、「学校に行くのがぎりぎり、または少し遅刻してしまう」程度であっても、不登校が長期化するにつれ「昼夜逆転してしまい家族が起きている日中に寝て、家族が寝ている夜に起きだしてくる」「家族と全く会話がない」という状態になってしまうこともあります。

その背景には、発達特性や思春期に発症する精神疾患が隠れていることもありますが、環境要因として「ゲームやスマホへの依存」が関わっていることも少なくありません。

睡眠は子どもの健全な成長と脳の発育にとって重要なものですから、良い睡眠覚醒リズムを取り戻すことは、勉強の遅れを取り戻すと同じ、あるいはそれ以上に重要なことと言えるかもしれません。

改善方法としては、①寝る前にスマホやパソコンを見ない ②午前中に起きて日の光をあびる(ガラス窓越しのひなたぼっこでも効果があります)③睡眠の記録をつけて睡眠リズムを可視化してみる ④睡眠覚醒リズムを取り戻すのに効果のある軽めのお薬を使う 等の方法があります。

睡眠リズムの改善は、簡単なようで意外に難しいこともありますので、ご家族、学校の先生や医院のスタッフとチームを組んで取り組んでみるのもお勧めです。睡眠表を書いて誰かにみせることを習慣にするだけで、一定程度改善することも少なくありません。当院では不登校や睡眠障害のご相談も受け付けております。お一人で悩まずにぜひお気軽にご相談くださいね。

月に1度のなんでもとーく

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

今日は月に1度の「なんでもとーく」の日でした。
比較的少ない人数で本当にいろいろなテーマからお話をしています。

自分とは一見関係なさそうなジャンルの話でも
自分にも役立てることができそうな発見や気づきがあるのが本当に不思議ですね。

復職後のペースづくり、大切なことを思い出すためにご利用されている方もいらっしゃいます。
日々の煩雑さに流されても、ときどきは「自分」を思い出す時間。
自分自身に与えていきましょうね。

許しの心理学★非言語コミュニケーション

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です

 

「自分を許すとは?」では、自分を許せなくなる背景を考え、その捉え方について考えました。

「自分は何をやってもダメなんだ」「人の期待に応えることができなくて情けない」などなど、自分を責め立てる、自分にとってはなじみの言葉を大事に抱えていないでしょうか。

変わりたい、幸せにりたいと言っているのに、とっている行動は自分を責め続けること・・・

そんな自分を許していく一歩について話していきました。

 

午後は意図的に言葉を使わないコミュニケーションを体験してもらいました。

言葉を使わないということは、ジェスチャーで伝えたいことを表現するということです。

多くの参加者が、表現することは少し恥ずかしい、緊張するなどの思いを抱えながら参加しますが、段々と表現することに夢中になっていきます。そして最後には表現することの楽しさを味わうことになるでしょう。

 

 

非言語コミュニケーションワークは、伝えたいことや表現してほしいことなどを考えつつ自身も表現者として参加するので、正直、頭も体も非常に疲れます。

しかし全身で自己表現したことで、適度に汗をかき気持ちが前向きになった方もいたようです。

 

 

 

 

 

 

※グループワークは、参加人数によって内容が変更する場合があります。

ライティングセラピー★自己開示と受容

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前の「心理療法」では、ライティングセラピーを体験して自己の考えや思いを振り返りました。

普段は言えない本音や願望、感謝の思いなどが次々に出てきて、心にある本音を少しずつかたちにすること、言えなかった感謝の言葉を伝えることなどの大切さについて振り返ることができました。

また、未来から今の自分に向けての手紙も書きましたが、今を頑張っている自身に対する感謝やアドバイス、アイディア、励ましなどが多く、勇気づけられた人も多かったようです。

午後のグループワークでは、話し手は、皆に言える範囲の辛かった経験などを自己開示し、聞き手はそれに対して受容的な態度で聞くということを意識してもらいました。

「同じような境遇なので安心して話ができた」「皆が受容的に聞いてくれるので話して良かったと感じた」などの感想がありました。

 

 

※グループワークは、参加人数によって内容が変更する場合があります。

★1月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど
復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど
自己洞察ワークソーシャルスキルアップヨガ

水曜: 認知行動療法・個別プログラムなど
認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

木曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど
コミュニケーション

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど
実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

★1月29日午後の卒業発表はありません★

リワークプログラムよりご案内です。

1月29日(月)の午後は、卒業発表は行いません。
午後のプログラムは個別フォローアップだけになります。

よろしくお願いします。

自分を苦しめる「考え方のくせ」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、考え方のクセ(自動思考)を1つ1つご紹介していきました。

前回と今回、自分自身の「ココロのつぶやきシート」に記録したつぶやき(思考)の中に
抑鬱に繋がるどんな典型的な考え方のクセが潜んでいるか確認もできました。

自分の感情すら、1つだけかと思いきや、同時にいくつもの感情があったとは!
「この想いが浮かんでいた」と思いきや、自分が一番苦しかったのは本当は自覚できなかった別の想いだったとは!
いろいろな発見がありましたね。

自分ではちゃ~んと分かっている「つもり」。
でも、こうして実施に客観的に書き出してみると
自分が思っていた自分と、その時の自分の事実って
意外とちょっと違うのだな、と理解できたお時間となったご様子です。

これから繰り返し繰り返し、
この「考え方のくせ」に触れていきましょうね。

人と比べてつらいんだよね

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
人と比べてつらいんだよね ・・・「劣等感」について取り組んでいきました。

劣等感は「良くないもの」というイメージになりやすいですが
上手に付き合っていくと自分を伸ばしていくのに役立つ「栄養」にもできるのですね。

じゃあ、どうやって付き合っていけばいいの?
本日は12のヒントをもとに今の自分に一番フィットしやすい方法はどれか検討しました。

その中の1つ2つで十分です。
ただただ「自分ってダメだ」の世界から抜け出していくために
身に着けていけるといいですね。

自分の”リソース”に気づいていますか?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の月曜日はキャリアをテーマにしています。
働いた経験を積み重ねてきた今だからわかる、自分と仕事・働くことのここちよい距離感。
”持続可能な働き方”を実現するために、今日は、自分のリソースについて考えてみました。

リソース=資源、どんなことがイメージできるでしょうか?
「強み」というと、人に誇れるもの、人より優れた結果を残せるもの、と考えてはいないでしょうか?
今日は、私の経験も交えながら、まずはこの「強み」のとらえを考えてみました。

初対面の人でも苦なく話せる、コツコツと同じ作業を繰り返せる、自分にとって当たり前のことに「強み」は潜んでいます。
自分の中で苦もなくできることを探していくと、それが強みにつながります。

チャートをチェックしてみると、意外と、自分にも強みがある気がしてきた!と素敵な発見があった一方で、
強みを発揮してきたときもあるけど、だからこそしんどくなってしまった経験がある、、、という方もちらほら。
たしかに、「当たり前」にできてしまうし、やってしまうことだからこそ、使い方を間違えるときはあるかもしれない、と発見がありました。

強みと弱み、自分が思っていた考え方とは違ったけれど、だからこそ、自分のリソースを発見することができた。
強みだからといって、使い方を調整できないと、しんどいことに繋がってしまうのかもしれない。
転職や復帰に向けて、いろいろモヤモヤしていたことが、少しすっきりしてきた。

今日も、いろいろな発見があったようでした!

来月は、復帰へ向けての必須項目「再発予防」について具体化していきましょう。

来週は、今月の振り返りです。
一か月、自分の活動を改めて振り返ると、長期的な視点で変化に気づくことができることでしょう。
自分に「ちょうどいい」復帰を実現するために、ぜひご参加ください。