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土曜講座 アンガーマネージメント2

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」はアンガーマネジメントの2回目で、怒りの対処方法を学びました。

怒りのピークは6秒と言われています。ついカッとなって怒鳴ったり、物に当たったりして、少し経ってから後悔して血の気が引く。つまり衝動的な言動を取る前に6秒だけ待てば、怒りに任せた行動をせず冷静になれます。

すぐに効く方法としては、

・怒りを感じたら10点満点中何点か頭の中で数値化して、採点に注意を向ける

・頭の中で数を逆算して怒りから注意を逸らす

・特定の言葉を唱えて心を落ち着ける

などがあります。

他にも、深呼吸する、その場を離れるなど、怒りの6秒をやり過ごす方法を学びました。

さらに、時間をかけて怒り体質を変える方法として、

・怒りを記録して怒りの傾向を知る

・怒りに繋がる「べき思考」を見つけて、妥当かどうか見直す

・ちょっとした幸せを記録して、幸せ体質になる

など、思考や行動を変えていく方法を学びました。

みなさんからの感想は、

・自分の怒りのパターン、怒ったときの身体症状などが分かった

・怒りのピークをやり過ごす方法を習慣化していきたい

・怒りっぽい人に引っ張られないように、心を落ち着かせる方法を身につけたい

などでした。

来月2/3は、アンガーマネジメントの3回目で、怒りを上手に伝える方法を紹介します。

興味のある方は、ぜひご参加ください。

 

神経発達症(発達障害)★すごろくづくり

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です

 

午前中の『疾病理解』では、神経発達症(発達障害)について学びました。

一口に神経発達症(発達障害)といっても、社会的コミュニケーションや対人相互関係に課題の出やすいASD(自閉スペクトラム症)や不注意や多動、衝動性に課題の出やすいADHD(注意欠如多動症)など、他にも様々なものがあります。

その種類や特徴を具体的に学ぶことで、自己理解や他者理解につながれば良いかと思います。

そして、誰にでも何かしらの偏りがあること、その個性をどう生かして、課題だと感じるところをどう補っていくのかなどを考えていくことが大事です。

「自身の傾向性がつかめたので対策できそう」「特性を気にしていたけれど、対策が見つけられそうで深刻さが減った」などの感想がありました。

 

午後のグループワークでは、すごろく作りをしました。

グループそれぞれにテーマを決めて作ってもらいました。

今回は「住宅ローン完済すごろく」「億万長者すごろく」の2つでした。

「人生を語った著書が100万部売れる」「(家を)間違えて解体された(ふりだしに戻る)」など、コマの一つひとつにユーモアのつまった面白いすごろくができました。

最後に作り終えたすごろくを他のグループの人に渡して実際に使ってもらい感想を言い合ってもらいました。

切ったり貼ったり、人と話したり、時間内に完成させるために構成を考えたり。こうした作業が脳の認知機能を高め、複雑なコミュニケーションの練習の場にもなります。

 

 

金曜日のグループワークでは楽しい中でも自身のあり方や人との距離感、コミュニケーションのパターンなどの振り返りの材料にしてもらっています。

 

※グループワークは、参加人数によって内容が変更する場合があります。

2023年の振り返りと卒業発表

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、12月最後の木曜日ということで、月間の振り返りをしました。おまけに、ちょっと1年の締めくくりも。
後半は、卒業発表と個別フォローアップと、盛りだくさんの内容でした。

振り返りでは、それぞれでシートを使って考えた後、グループに分かれてお互いのキーワードから経験をシェアしました。
ほぼフリートークなのですが、いつも和やかに話がはずんでいます。

卒業発表では、メンバーのお一人が、これまでの経験をシェアしてくださいました。
休職までの経緯やご自身の変化を振り返って、今後につながる内容で、たくさんメモを取りながら聞いていた方がほとんどでした。
とてもよくまとまった内容で、聞いていた方々も、思わずいろいろ聞きたくなったり、話したくなったり。

個別フォローアップも、一年を締めくくったり、来年に向けて気持ちを新たにしたり。
グループで語り合うことで気づくこと、1対1で丁寧に話し合うことでわかること、うまく組み合わせていきましょう。

日々の変化は実感できないかもしれません。
けれど、少し長いスパンで振り返ると、大きな変化を感じた方もいらっしゃったようです。
今年一年、本当によくがんばった!
ぜひ、自分をねぎらってあげてください。

そしてまた来年も、笑顔で一歩ずつ進んでいけることを祈って。

来月の木曜日は1月11日スタートです。
よろしくお願いいたします!

自分を助ける「脱フュージョン」あれこれ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、ACT(アクセプタンス&コミットメント)の中から
フュージョン~事実と自分が「事実はこうだ」と受け取ったイメージエピソードがごちゃ混ぜになっている世界~から抜け出す様々な方法をご紹介し、今の自分が最も使いやすいものを見つけていきました。

オーソドックスなものから面白いものまでバラエティ豊かでしたね。
自分のテイストに合った方法が自分自身の一番です!

もやもやをやっつけるのではなく「泳がせていく」。
そのココロのしなやかなちからを来年もまた育てていきましょうね。


2023年の終わりと共に<認知行動療法>17回シリーズもゴールを迎えましたが、
今回は年明けから再びスタートするシリーズのプロローグでもありました。
いかに自分達が「自分の中にあるスクリーンに映し出した解釈の世界=事実」だと思っていたか理解できたところで
スタートに戻って見つめていきます。

2024年、気持ちを新たに「考え方・捉え方」を柔らかくして
ストレス対処能力をアップさせていきましょうね☆

リフレーミング2023

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、先週に引き続き「リフレーミング」に取り組みました。
出来事のどこに焦点を当てるかによって
自分にとってその出来事の意味も意義もどんどん広がっていく感覚を
ワークを通して体験していきました。

いつも実施する「嫌だったできごと」の他に
折しも本日は火曜日プログラムの最終日でしたので、
「リフレーミング2023」と銘打って
今年しんどかったことのもう片方の側面に気付いていきました。

きっとテーマに乗せた事は、
自分自身にとって大切なことであり、
たくさんのエネルギーを今年使ってきたことでしたよね。
消耗、と表現した方がしっくりくる方も多いかもしれません。

自分にとって大きなしんどかった出来事の
もう片方の側面に触れて
もう片方の「大切な部分」が見えて
涙が出ちゃいそうになった方 …
どうやら1人2人ではなかったご様子でした。

「あのシートをココロのお守りにする」
そんなお声も複数あがっていました。

苦しかった1年。
踏ん張った1年。
そこに既にある価値あるものをしっかりと拾い上げて
2023年を締めくくりつつある皆さんのご様子と表情がとても印象的でした。

★12月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど
復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど
自己洞察ワークソーシャルスキルアップヨガ

水曜: 認知行動療法・個別プログラムなど
認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

木曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど
コミュニケーション

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど
実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

五感とこころ★今年の一文字は?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です

午前中の「五感とこころ」では、五感が与える人への影響と実際にリラックスするための方法などを学びました。

視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚それぞれの感覚ごとに好きなものと苦手なものを挙げて、リラックスの妨げになるもの、リラックスを深めてくれるものなどを確認しました。

自分にとってリラックスできる環境をつくる際に、こうした情報を整理しておくことはとても大事です。

後半は、好きなアロマ精油を選んだり、リラックスミュージックを聴いたりして気持ちを落ち着けました。

 

 

午後のグループワークでは、今年にぴったりだと思う一文字を考えてもらいました。

まずは個人で1年を振り返り、一文字を書き入れ、選んだ理由を考えます。

その後、グループに分かれて一人ずつ今年の一文字を発表しました。

一人ずつの発表を終えて、今度はグループで今年の一文字を考えました。

 

2つのグループから発表されたのは

『新』・・・リワークを通じて新しい体験や出会いがあった。つまり新しく始める年であった。自分たちの未来をポジティブなものにしたいとの願いも込めて

 

『直』・・・心身が直(治)ってきた。コロナ禍も直ってきた。世間を騒がすネガティブなニュースも直る兆候、戦争の起きている国は仲直りし、異常気象も直ってほしいとの願いも込めて

 

という思いからこの2文字があがりました。

皆さま、今年の思いを大事に、良いお年をお迎えください♪

 

 

金曜日のグループワークでは楽しい中でも自身のあり方や人との距離感、コミュニケーションのパターンなどの振り返りの材料にしてもらっています。

 

※グループワークは、参加人数によって内容が変更する場合があります。

★12/28(木)は予定通り卒業発表を行います!★

町田クリニック リワークプログラムからご案内です。

★卒業発表★ 今月は予定通り、開催します!

12月28(木)午後です!

復職が決まった方から、ご自身の経験をうかがえる貴重な機会です。
ぜひ、ご参加ください!

リワーク今年の〆として、よい時間をご一緒したいと思います。

個別フォローは卒業発表の後に行います。
開始時間が遅くなること、お一人の時間が限られることをご了承ください。

よろしくお願いします。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職後のコンディションや働き方を確認したり、みなさんで意見を出してフォローし合う時間です。

今日の話題は、

・復職してから歩く機会が減っている

・人出不足な職場での働き方

・休職に至った振り返り

でした。

特に、休職中の方へ同様の経験をした方々から、具体的なアドバイスがいただけました。

みなさんからの感想は、

・普段は相談できなかったことを相談できて嬉しかった

・働く人が減っていく中で魅力ある職場を見つけていけたら(作っていけたら)いいなと思う

・リワークに参加すると気持ちが浄化されたと感じる。また参加したい

・大変なのは自分だけじゃない、一人で困っているわけではないと思った

などでした。

リワークフォローアップは、休職されている方と復職された方がお互いに話せる貴重な時間です。

ぜひ参加してみてください。

電話応対・職場のメールマナー★アートセラピー

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です

今日の午前中の『復職支援』では、「電話応対・職場のメールマナーの基本」について振り返りながら学びました。

メールのCCやBCCって何?などの基本的なメール使い方の確認を行ったり、効果的な件名の入れかたを考えたりしました。

また、電話の相手の声が聞き取れないけれど、何度も聞かないといけなくなった時はどう伝えればいいのだろ?など素朴な疑問も交えて学びました。

 

復職前に、こうした職場を思い出す機会を利用してほんの少し負荷をかけてみる、そして、自分の感覚を確かめてみる、というのもいいかもしれません。

 

少し負荷のかかる復職支援の実践プログラムは、少人数になる傾向があるかと思いますが、少人数ゆえに発言しやすいという利点があります。

そのようなことを踏まえ、復職前のお試しとして参加されるのもいいかもしれません。

 

午後はコラージュとパステルアートのどちらかを選ぶところからスタートしました。

パステルアートは画材を用いて指で丁寧に描いていきます。

最初はテーマを決めず、あまり考えず、ただただ、直感的に色を選び、指を動かしていきます。

この「指を使って色を塗っていく動作」に癒されていく人も多いです。

だから「描く」というよりも色を紙に「乗せる」という感覚の方が近いかもしれません。

「絵を描くのが苦手」という方も全然、気負うことなく描ける、やさしいアートです。

描き終わったら、題名をつけて完成!

そして鑑賞会のスタートです♪

その絵から、どんなことを感じるかをシェアしていきます。

「暖かい感じがする」

「水の中から外を見ているような感じ」

など、感じ方は様々です。

なにも考えず、ただなんとなく色を塗っていただけなのに・・・不思議ですね。

 

コラージュもパステルアートも「すごく集中することができた」との感想が多かったです。

中には、久しぶりに集中して少し疲れたという声もありましたが、作品づくりは癒しを与えてくれる、やさしい時間です。その疲れも心地の良い疲れといえるでしょう。

 

最後に、できた作品を手にしながら、自分の思いを語り、皆でシェアしました。

出来あがった作品のストーリーを語られる方、自身の世界観を語られる方など様々でした。