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白黒思考から脱出できてる?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、ブリーフセラピー/問題解決セラピー 等と呼ばれる療法の中から
「スケーリングクエスチョン」というスキルに取り組みました。

どうしても白黒になっちゃう。 Yes か No かの極端になっちゃう。
グレーは嫌。中途半端は気持ち悪い …
そんな感覚で苦しくなってはいませんか?

自分でも白黒思考が強いのは気付いているのだけど
じゃあ、どうやって白黒から脱出すればいいの?となると、さっぱり分からない!
… そんなお声をよくお聴きします。

本日は、みなさんのかゆいところ・苦しいところ・肝の部分に焦点を当てて
「こうやって白黒から外れていくんだよ」のワークを実施していきました。

実際このワークを書き出すことによって

・差を見出す体験を初めてできた
・大きな問題だと思わなくても大丈夫な感覚ってこういうことか
・最初の一歩を踏むおっくうさが軽減されるような気がした
・自分に必要だったのはほんの少しの勇気だけにしかすぎなかった事実に気がついた
・仲間の様子をみて自分もいずれそうなれるのかな、と気持ちが少し楽になった
・「目標じゃなくて、ただ、気付く」ということが分かった気がする
・ただ想像するだけなのに、現実的に新たに気が付いたことがあった。不思議だ
・たった1つの目盛りを受け取ることの大切さがすごく理解できた 
 いままで自分になかったのはコレだ!
・「これなら今でもできるかも」は、こうやって見つけていくというか、つかんでいくというか。
 羨ましいなと思っていた人の感覚ってこういう感覚なのかもな、と思えて嬉しかった

などなど。などなどなどなど …
たくさんの気付きや得るものがあったご様子、何よりです。

この目盛りの感覚は、
明日の<認知行動療法>のブロック解除にも大いに役立つんですよ☆
セットでしっかり育てていきましょうね。

★7月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど
復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど
自己洞察ワークソーシャルスキルアップヨガ

水曜: 認知行動療法・個別プログラムなど
認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

木曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど
コミュニケーション

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど
実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職後のコンディションや働き方を確認したり、みんなで意見を出してフォローし合う時間です。

今日は、生活リズムを整えるにはどうしたらよいか?という疑問がありました。

リワークには出席できているけど、働く時間はもっと長い…

朝もう少し早く起きようと思うけどなかなか起きられない…

みなさん同様の経験があり、色々な意見が出されました。

10分か15分ずつ早く起きるようにしてみる

逆算して、この時間までにこれをすると予定を細かく書いてやってみる

記録をつけて、傾向を知る

朝カフェに行って、ゆっくり静かな時間を過ごす  などなど

休職したての頃は、きっと身体が辛くて全く起き上がれなかったり、昼夜逆転になることもあったでしょう。リワークに来られるようになって回復してきました。焦らず少しずつ進んでいきましょう。

他にも、通勤訓練の方法、復職のタイミング、面談の準備、自分が正しいと思っている人への対応などについて話し合いました。

一人で考えていると落ち込んでしまったり、グルグル思考から抜け出せなくなることがあります。
思い切って話してみると、他の人も同じような悩みを抱えていることが分かります。

ぜひ、フォローアップに参加してみてください。

ビジネスマナー★新商品を企画しよう♪

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日のリワークのテーマは『ビジネスマナー』
ビジネスマナーでは、お辞儀の仕方から名刺交換のマナーまで、実践を交えて学びました。
もう何年も前に会社の新人研修で習った方、特に習うことなく過ごしてきた方、様々な立場の方がいらっしゃったと思います。
何気なく行なっていたお辞儀や名刺交換のマターを改めて意識して取り組むことで、よりスマートで爽やかな印象を相手に与えることができることを知ってもらえたと思います。
「名刺交換の話は懐かしさがあった」「忘れかけていたマナーを再確認できた」などの感想がありました。
また、仕事の事を思い出しても以前よりは気分が悪くなっていないことに気付く方もいらっしゃいます。

午後のグループワークは『新商品を企画しよう』でした。
今回の商品は、ティッシュケースです。
面白かったり、可愛かったりするプレゼントにしてもいいような新しいデザインのティッシュケースを考えてもらいました。
今日は2グループに分かれました。まずは個人のアイディアを練り、その後、グループで話し合います。
話し合う中で次々とアイディアが生まれてきました。
外国人観光客をターゲットにした富士山型のティッシュケースは、ヒノキの廃材で作ることで香り豊かにできるだけでなく環境にも配慮しました。富士山の横には点灯する東京タワー、桜、ハチ公などが並び携帯電話の充電機能までついています。
もう一つのグループでは、SLの煙突からティッシュを取り出すたびにシュッと香りが出るタイプです。
全国に走るSLのお土産として販売(ネットでも販売)、各SLをイメージした香りのカートリッジで利益を得る企画です。
短時間でしかも多数決に頼らず、じっくり話し合って納得した上で決めてもらいましたが、今回も面白い企画ができあがりました。

※金曜日は、作業や話し合いを通して、自身のコミュニケーションを振り返ったり、練習したりしています。

CBT*問題解決に向かうパワーワード

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、

なかなか行動できない …
やろうと思うとしんどすぎて何もできない …

そんな時に、問題がちょっとでも片付いて気持ちが楽になっていくには
どのように意識をしていけると良いかに触れていきました。

「今までそう思ったことがなかった」
「だから動けなかったんだ」
今までの自分のあらましに納得でしたね。

ジャッジをしないでただ観察してみると
自分のカラクリがシンプルに見えてくるようです。

たくさんのパワーワード、
いまの自分にとって取り入れやすい、役に立ちそうな言葉はどれでしたでしょうか?

来週は、パワーワードよりもある意味パワフル、
自分を動けなくさせているブロックを溶かしていきましょう。

ヒプノセラピー(催眠)☆人間コピー

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の「心理療法」では催眠療法の実際とその仕組み学びました。
テレビのショーなどで見る催眠は、インパクトのある見せ方をしているため、「怪しい」とか「怖い」、「操られてしまう」などのネガティブなイメージを与えています。
しかし、実際の催眠は、自分の意に反して操られることはなく、しっかりと意識がある中で行われています。日常でも催眠に似たような状態は多くあり、皆が体験しています。
今回は、催眠に対する悪いイメージを払拭すると同時に、つらい症状の消失のみを期待することなく、より安全な利用の仕方を考えてみました。
「催眠へのネガティブなイメージが良い方に変化した」「簡単なものからリラックスのために取り入れたい」などの感想がありました。

午後のグループワークでは1枚の絵を1人ずつ順番に見て、その記憶を頼りに別の紙に書き写す「人間コピー」を行いました。一人ひとりの記憶が絵の完成度を高めていきます。
このワークのルールで話せるのは1人3回までです。そのため、ほとんどジェスチャーでコミュニケーションをとっていきます。
また、皆の見ている中で絵を描いたり、記憶を頼りに描いたりするため、かなりのプレッシャーがかかります。今回もなかなか上手く描けずに苦戦していましたが、笑いもありリフレッシュ効果もあったようです。
その他、インプット(記憶)やアウトプット(記憶の再生)を行うため、脳トレの一面もあります。

金曜日は、作業や話し合いを通して、自身のコミュニケーションを振り返ったり、練習したりしています。

CBT*今うごける力を取り戻す

こんにちは。
南浦和駅 町田クリニック リワークのご報告です。

<認知行動療法>では、今週から3週間に亘って「行動」の部分に焦点を当てています。

あ~ 早くやらなくちゃなぁ・・・
やらなきゃいけないってわかっているんだけど、どうしよう・・・動けないや・・・
あ==== やりたくないっ!

どうにかしなくちゃって思うんだけど、どうすればいいか分からない・・
やる事多すぎ!
基本ムリ!

いろいろな考えが私達の行動を止めていたりしますよね。
問題の解決にならない方向にばかり自分の体が動いてしまう。。でも改善できない。。

そんな時にはどうすればよいか、「問題解決法」をベースに
「今動けるちから」を育てる6つの大切なポイントを確認していきました。

感動するようなインパクトがないからこそ
今まで無意識にスルーしていたことに気付かれた方が多かったご様子でした。

改めて「いままでどうでしたか」と自分に問うてみれば

たしかに・・・ うん、やってなかったね・・・

でしたね。

(←コレ、大切でしたね)

 

来週は「やらなきゃ」と頭ではアクセルを踏んでいるつもりでも
実は無自覚にギューーーーーっと踏んでいるブレーキに気付いて緩めていきましょう。

ブレーキとなる<NGワード>を溶かしていったら、
動きやすいモードになるスイッチを自分自身にプレゼント。
<パワーワード>もココロに仕入れていきますよ!

8つのOKを受け取ろう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、HSP(Highly sensitive person)~傷つきやすい、繊細さん~を含め
メンタルが痛んできた時に出てきやすい状態に対して
どう下げ止まりをしていこうか、大切な意識のあり方について取り組みました。

相手の気持ちが気になりすぎて
いつの間にか自分に出せなくなってしまっていた「8つのOK」をはじめ
自分の中から行方不明状態になってしまっていた
「本当は自分を支えるたくさんのOK」を自分に取り戻していくワークも実施しました。

次回は苦しい17の場面において
更に自分を追い込まないように、どう自分に言葉をかけてあげられると良いか
取り組んでいきましょう。

キャリアの種を育てよう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

7月の月曜日は、「キャリア」をテーマにしています。
元の職場へ復帰するつもりの方にとっても、転職を考えている方にとっても、これからどう働いていくか、考えどころですね。
自分にとって、仕事との心地よい距離感をみつけるために、より広い視点でキャリアを考えなおすことは役に立つのではないでしょうか?

今日は、RIASECの六角形モデルを使って、興味や関心をキャリアとつなげて考えてみました。
今の仕事を考えると興味があるといいきれないなぁとか、まったく逆の関心を持っているんだけど、両方一緒は難しかったなぁとか、様々な感想がありました。
思ったより関心や興味に応じて、仕事を選んでいたんだと気がつく人も多いのがおもしろいところ。
意外と、自分はちゃんと自分のことをわかっているのですね。

後半では、ちょっと方向性を変えて、「偶然」の出会いを、これまでにどんな風に経験してきたかを振り返ってみました。
キャリアの8割は偶然で決まるという人もいるくらいです。
確かに、仕事だけではなく、私たちの人生、予測通りに行ったことの方が少ないような気がします。

これまでの経験を振り返ってみたら、今日は、今との違いに意識が向いた方も多かったようです。

昔はもっとチャレンジする気持ちをもっていたな。
ネガティブな思いにばかり意識があったけど、偶然の出会いが、結構、よい関係に発展しているな。
経験も社会も、コントロールできることばかりではありませんね。

自分の資源も、偶然の出会いも、どちらも積極的に種として育てていきたいものですね。
来週は、キャリア探索のもう一つの要素として、”強み”を探していきたいと思います!

依存症とは☆苦手な人への対処法を考える

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の『疾病理解』では依存症について学びました。
よく耳にするのはアルコール依存症(アルコール使用障害)や買い物依存症などです。
それ以外にも依存症といわれるものはありますが、共通するのは『特定の何かに心を奪われてやめたくてもやめられない状態』になっているということです。
依存症とは、誰でもなりえるものであり、また、根性で治せるものでもありません。
そうした事を学ぶことで、自己理解や他者理解が深まったと思います。
「意志が弱い、だらしないといったイメージが変わった」「依存症に陥った背景を考えて声をかけていきたい」などの感想がありました。

午後のグループワークでは苦手な人への対処法を各グループで考えいきました。
苦手な人リストには、三名の特徴的な人がいます。それぞれに対してどのような対応をしていくのか、アイディアを出して発表してもらいました。
やる気の見えないスタッフには、やる気を出させるために得意分野を探したり、やる気を落とさないように業務を細分化したりして任せるなどの案が出ました。
パワハラ気味な人には個人で対応せずに周りを巻き込んで(SOSなど)対応する、噂話の好きなスタッフには当たらず触らず自身のことはあまり開示せずに対応するなど、各グループからいくつもの案が出ました。

金曜日は、こうした話し合いを通して、自身のコミュニケーションを振り返ったり、練習したりしています。