ブログ

森田療法「日記療法」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は森田療法について行いました。

森田療法では、症状を直接は取り上げず、不安等の感情を「あるがまま」に受け入れること、できることを気分にかかわらずこなしていくことを促すこと等が基本的な考え方になるかと思います。

本日はその中で「日記療法」について行い、日記療法の事例を見ながら、感想等について分かち合いました。

日記のコメントから感じたこと、日記をつけるクライエントの心情、事例から活かしたいこと等様々な視点から感想が出されました。

自分の感情を「あるがまま」に受け入れること、そして感情に関わらず、やるべきことをこなすことの難しさについて改めて実感したものではないかと思います。

ただ、感情に焦点がいってしまうあまり、本来やるべきことができなくなってしまうこともあるかと思います。そのような時に「あるがまま」の感情を受け入れてみることも1つかと思います。

引き寄せ力を高める自己紹介

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

突然ですが、自己紹介って苦手意識をもっている人って多くないですか?

自己紹介って何を話していいかわからずあいまいで、話しているときも「こんなんでいいのかなぁ?」となんとなく不安で、終わった後も誰かも「よかったよ」とか言ってもらえないので、「あれでよかったのかなぁ?」と、なんとなく不全感をモヤモヤと抱えて…

そりゃ、苦手意識も持っちゃいますよね。

今日はそういった苦手意識を払拭し、人間関係をスタートする儀式の自己紹介がよりよいものになるようなワークを行いました。

特に自己紹介のあとの展開をイメージすることで、ぐっとそのイメージを引き寄せる・・・平たく言うと相手と仲良くなりやすくなる自己紹介です。

皆さんの個性や想いが、自己紹介の中にたくさんちりばめられており、とーってもすばらしい自己紹介に仕上がったと思います。

最後は、すべてのメンバーと自己紹介をし合い、繰り返し自己紹介を体験することで新しい自己紹介に慣れて、自分のものにしてもらいました。

今後も実際の場面で活用してもらえたら嬉しいです。

認知行動療法*私のミスは宇宙崩壊レベル

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
火曜日の<認知行動療法>、6月7月は実際のケースを検討しながら<考え方のクセ10>に体系立てて取り組んでいます。

7月に入って<考え方のクセ>シリーズも後半に入り、今日も2つの考え方のクセ ~「拡大視・縮小視」「感情的理由付け」~ の2種類を検討しました。

どちらも「あるある」な場面の話をすれば、みなさん「思い当たること、ある~!!」な表情に☆

自分自身のケースも更に具体的に検討していけた様子でした。

来週も、これまたメンタルがしんどい時に必ずと言っていいほど陥っている考え方のクセを検討していきます。

責任感が強すぎると苦しいですよね。ぜひぜひバランスを取っていきましょう!

(途中からのご参加、スポット参加、大丈夫です。)

午後は第1週目恒例の<アロマセラピー>でした。

今日もそれぞれのテーマにコミットしながら、オリジナルのルームスプレーを作成しました。

アロマがどのように働くのか、

また、マインドフルネスでは、頭の中のどのような部分をどのように作用させるのか、

理解も深めていきました。続けることが肝心ですね☆

アクション・プラン

みなさん、こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

2018年の後半戦がスタートしました。もう一度ここで気持ちを整えて、新しい一歩を踏み出したいところです。

しかし、「やってみたい!」と思うことがあったとしても、「やったらどうなるんだろう?」「失敗したらどうしよう?」など不安になってしまい、その一歩がなかなか踏み出せないということもありますよね。

そういった最初の一歩を踏み出しやすくする、アクション・プランを立てました。

まずは、やりたいこと、やってみたいことをみんなでリストアップ!

こんなに沢山出てきました。やってみると思っていた以上にやりたいことが出てきたと自己発見される方もいらっしゃいました。

そして、こころの葛藤を取り除くワークを行い、具体的なプランニングへ。問題が起きたときの対処まで考えるので実行率が格段にアップします。

「やってみるとどうなるんだろう?」と成功させるのではなく、やったらどうなるかを確かめるのが、今回のプランニングの目的です。実験のように結果についてワクワクしてきた人もいるようでした。

 

7月の中で、皆さんからどんな体験談が聞けるのか、楽しみです。

 

疾病理解講座「さまざまな依存」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日は疾病理解講座「さまざまな依存」について行いました。

買い物依存やインターネット依存等について、説明した後、ハートネットTV「罰だけでなく治療を 窃盗がやめられない」を観覧いたしました。鑑賞後、DVDの感想や学んだこと等について分かち合いました。

小さい頃の養育環境と依存との関係、クレプトマニアという病気があることを初めて知ったこと、グループミーティング等、同じ悩みを分かち合える仲間の存在の大きさ等、様々な感想や意見が出されました。

また、窃盗により、何度、警察に捕まってもやめることのできない恐ろしさ等についても実感いただいたかと思います。

今回は、クラプトマニアについて行いましたが、アルコール依存症、薬物依存症等、様々な依存症のメカニズム等について説明をさせていただいてまいりました。

本日で、依存症シリーズは終わりとなります。次回から疾病理解講座はストレスに関することを予定しております。

ギネスに挑戦 → 日本一に挑戦

みなさんこんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は『ギネスに挑戦 → 日本一に挑戦』というプログラムを行いました。プロジェクトを推進していく過程を疑似体験するプログラムです。

今日はいよいよ「十万石饅頭タワー」で日本一に挑戦できる!と予定でしたが、交渉しに行った結果、肝心の十万石饅頭を使用する許可をもらえませんでした。

この経緯をみなさんと共有し、この現実をどのように受け止めたらいいのか。そして、これからどうしていったらいいのか、話し合いました。

 

「期待していただけに、ショックで受け止めきれない。」

「ショックで言葉にならない。」「感情の落差についていけない」

と受け止めた方もいれば、

 

「会社の真摯な姿勢に感銘を受けた。」「伝統のある企業は違うな」

「常識的に考えて、そういう結論に至ったのは理解できる」

と受け止めた方もいました。

それぞれいろんな受け止め方をされていましたが、みなさん「今、ここ」で感じている気持ちを自分の言葉で丁寧に表現されていました。

 

しかし、なんとか粘って交渉し、社長室長を紹介してもらうことができたので、何とか我々の気持ちを伝えられないだろうかと作戦会議です。ここでもいろんな案が出て、

「違う種目を考え直した方がいいのでは」という人もいれば、「この種目で挑戦したい」と熱く語った人もいました。また、「自分たちが何を目指して何をしたいのか、混乱してきた」という人もいました。

作戦会議においても、「今、ここ」で感じている自分の想いをみなさん1つ1つ率直に言葉にされているのが印象的でした。

最初は自分たちの気持ちをバーンとぶつけるしかないかなと思っていたのですが、みなさんと話をしていて、まずはもっと相手のことを知る、というステップがあることに気付きました。可能かどうかわかりませんが、企業見学に行けないかお願いしてみようということになりました。

振り返ってみると、それぞれの気持ちや考えをアサーティブに表現し、それぞれの想いを尊重し合い、そして化学反応が起きて新しい選択肢が増えていった。今回の話し合い(会議)は内容として、とても素晴らしく、充実したものになったと思います。

プロジェクトの疑似体験のつもりで始めたプログラムでしたが、企業(社会)と接点が生まれてきて本格的なプロジェクトに進化してきました。これからどんな風に発展していき、どこに行きつくのか、ワクワクが止まりません!

102の心の栄養コトバ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。
最終週の火曜日は<交流分析>を実施しています。今月はココロの栄養となるコトバ<ストローク>を皆で学んでいきました。

普段何気なく使っている言葉の質は、毎日のココロの質を決めると言っても過言ではありません。

ココロに栄養を与えているのか、それとも力をそぎ落としてしまっているのか。。。意識的に検討していきました。

削ぎ落す言葉を使う気持ちの奥にある「善き種」だけは大切にし、使う言葉は変えていく。また、プラスのストロークをどんどん自分自身に与えていく・受け取っていくことを許していくことはとても大切です。

今日は皆でプラスのコトバ等を集めた集めた102個も!!

宝のシートになりましたね☆

更に自分自身に最も伝えてあげたいコトバをシャワーのように与えたワークも実施しました。

次回 7月31日の交流分析は 「 5つの上手 」 を予定しています。

途中からのご参加、スポット参加、大丈夫です。

午後の<>では、オーラソーマ🄬を使って、自分自身を見つめました。

今日はお2人が色の世界にデビュー☆

「 色を通してだと不思議と自分のことを話せた。。」とっても印象的なひとときでした☆

6月の振り返り(上半期の振り返り)

みなさん、こんにちは!南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は6月末。早くも1年の半分が過ぎようとしています。今日は半年間の出来事や主なニュースも思い出しながら、上半期の振り返りを行いました。

 

そして、

いいことも、そうでないことも、きちんと見つめて向き合っていくことの大切さ。

周りの人に話す勇気。そして、支えてくれる人がいることのありがたさ。

選択肢を増やして、今までやらなかったことを試してみること。

全日本もう帰りたい協会があること。

などなど。様々な気づきもシェアしました。

それぞれの気づきに対して、「私も~」と似たような体験をシェアしたり、「関連して~」と発展していったり、ゆったりとした雰囲気の中、お互いの気づきが化学反応していきました。世の中もいろいろあったけど、みなさんも本当にいろんなことがあったんだなぁとしみじみと実感することができました。

毎日の中では小さな変化の積み重ねかもしれませんが、振り返ってみると確かに前に進んでいることを実感された方も多かったようです。

ADHDと睡眠障害・日中の眠気について

こんにちは、南浦和駅前町田クリニックです。

 今日は、ADHDと日中の眠気の関係について考えてみたいと思います。ADHDとは、注意のむらがある、忘れ物が多い、などの不注意症状や、落ち着いていられない、などの多動・衝動性症状があるものです。サブタイプとして不注意優性型、多動衝動型、それら二つの特徴を併せ持つ混合型があります。
 さて、このADHDの方は、そうでない方に比べて、様々な睡眠障害をより高頻度に伴うことが知られています。たとえば入眠困難、睡眠維持の障害、朝スムーズに起きられない、日中に過度の眠気を生じる、などです。これらの睡眠障害を放っておくと、二次的に注意欠陥症状や多動症状が増悪し、悪循環に陥ってしまうことがあります。
 特に思春期以降のADHDの方の中には日中の眠気を訴える方が多くみられ、これは脳の注意・覚醒を維持する機構がうまく働いていないことと関係していることが示唆されています。
 日中の眠気というのは結構深刻な問題です。学生の方ですと、授業中に寝てしまうことから学業不振や不登校、ひいては退学につながることがあります。社会人の方ですと、業務に支障に来たし上司に叱責されるなどして、二次的にうつ症状を発症したり退職に追い込まれたりすることも少なくありません。
このような場合には、コンサータというお薬がよく奏功することがわかっています。コンサータはドーパミンという物質に作用して脳の報酬系回路がスムーズに働くよう助けます。コンサータは1日1回朝に服用すれば1時間ほどで効いてきますので、速効性があるのが便利な点です。また、ストラテラというお薬も睡眠覚醒リズムを改善し、朝すっと起きやすくなった、学校や会社に遅刻しなくなったという声が聞かれることも多いです。ストラテラは脳内のノルアドレナリンを増やすことで注意機能を高める働きをします。こちらはコンサータと異なりじわじわと1〜2ヶ月かけて効いてくるのが特徴です。
 いかがでしたでしょうか。これまでは睡眠障害の一つと考えられていた者が、実はADHDの症状の一つであった、という場合があるわけですね。もし皆さんの中に上記のような症状でお困りの方がいらっしゃいましたら、ぜひ当院にお気軽にご相談くださいね。

依頼の断り方

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワークのご報告です。

本日はアサーションについて行いました。

断り方ということをテーマに同意書に記載されている「人のものを使わない」ということを基に「今日、筆記用具忘れちゃった。あなたのボールペンと鉛筆と消しゴムを貸して」と言われたらどのように伝えるか、ということについて話し合いました。

筆記用具であれば「デイケア室にある筆記用具を借りたらどう?」等と代替案を示すことや「本当に自分の分しかないから貸すことができない」等あまり負担を感じることなく断ることができることを確認いたしました。代替案があることで相手に迷惑をかけずにすむと考えられるようです。

ただ「連絡先教えて」となると少しハードルが高くなるとのことでした。本件についても確認いたしました。同意書を盾に断ること、自分が断ったことで相手も同意書違反を免れたと考える、仕事上、断らざるを得ないこともあるためその練習と考える等と自分なりの落としどころを考えてみました。

「断る」という行為は少なからず、負担を伴うものではないかと思われます。本来であれば、断った人が悪いわけではないのですが…。

時には断ることが必要になることもあります。その際には、必要以上に自責感を抱くことなく、自分らしさを大切にしたコミュニケーションにつながれば、と思います。