Dr'sコラム

うつ病の職場での生産性への影響について~国際比較

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックです。今日はうつ病の職場に与える影響を国際比較で紹介してみたいと思います。

うつ病は、職場において生産性を低下させる疾患として知られています。この影響は主に次の二つの指標で表すことができます。一つは「アブセンティーイズム」(休職や欠勤による生産性の低下)、もう一つは「プレゼンティーイズム」(十分に回復しない状態で復職・就労していることによる生産性の低下)です。

世界の8カ国(ブラジル、カナダ、中国、日本、韓国、メキシコ、南アフリカ、米国)のうつ病による「プレゼンティーイズム」、「アブセンティーイズム」を比べた2016年の研究によると、一人あたりの年間のアブセンティーイズムによるコストが最も低かったのが韓国で(181ドル)で、最も高かったのが日本(2674ドル)だったそうです。一方で、プレゼンティーイズムによる一人あたり年間コストが最も高かったのが米国(5224ドル)とブラジル(5788ドル)だったそうです。またプレゼンティーイズムによるコストはアブセンティーイズムによるコストと比べて平均5から10倍高かったそうです。

以上の結果より、うつ病による職場への影響として特にプレゼンティーイズムのコストが高いこと、但し日本では各国の風潮とは逆にアブセンティーイズムによるコストが圧倒的に高いことが示されています。

当院では、休職中・再就労活動中の皆さんのために「リワーク」をご用意しています。職場で想定されるストレスへの対処法や継続可能な働き方の提案、自己洞察ワークや復職後の方との交流など、様々な活動を行っています。ご興味のある方はぜひいらしてくださいね。

イラショナルビリーフは何?~ケースを基に~

本日のデイケアでは、論理療法を行いました。

まず、論理療法の簡単な理論、原理を説明し、その後、学歴に劣等感を感じるというケースをもとに相談者の状況を考えながら、イラショナルビリーフを考えました。

想定できるイラショナルビリーフとして、「良い大学に入らなければならない」、「二流大学に入った自分は他の人より劣る、そんな自分は価値がない」様々なものが出されました。

そして、イラショナルビリーフをもとに相談者にかけたい言葉について、労い、ビリーフの変え方等様々な方向性から考えていきました。

相談者にかけたい言葉は、自分がイラショナルビリーフを抱いた時に、自分で自分にかける言葉にもつながるかと思います。

最後にケースをもとに、自己選択や自分の気持ちを大切にすることの重要性や失敗をプラスに活かすこと等、様々な方面から学んだことや考えたことを分かち合い終了となりました。

 

個人プレゼン「好きなもの・こと」

今日は個人プレゼンで、好きなもの・ことを発表してもらいました。

「好き」という気持ちをどのように表現し、伝えて行くのかを試してもらったわけですが、本当に人それぞれ好きなものがあって、面白かったです。

例えば、好きな伝統工芸についてや、ロードバイク、時計、お好み焼き、飼っているカメ、好きなアーティスト、家族…などなど。

また、話しているみなさんの表情からも「好き」という気持ちがよく伝わってきました。

人を通してものを知り、ものを通して人を知る。

そんな時間を過ごすことができました。

 

午後はしゃべトレ(SST)で、『頼る』について話し合いました。

最後は卓球をしてみんなでハッスルしました。

 

 

交流分析スタート☆

火曜日午前中の自己洞察ワーク、今日から<交流分析>全9回がスタートしました!

初回の今日は自分の傾向を検討していきました。

 

これは、高いから/低いからとジャッジするものではなく、「どんなことを意識するともっと楽になれるか」が目的です。

今日は自分自身の傾向をチェックしただけで終わってしまいましたので、次回はその振り返りをやりましょう。とっても有益なご質問をお昼にいただきましたので、そのシェアも是非☆ 後半は「やりとり分析」へと進みます。

(途中からのご参加、大丈夫です。)

今日は交流分析を始める前に、いつもよりも時間を多めにとって朝のコンディションチェックをやりました。

コンセプトとしては、「コンディションチェックを兼ねた、ちょっとしたメンタルドリル 」 ☆

お一人の体験でのフィードバックは、決してお一人だけへのものではなく、結構みなさんにとってタイムリーなテーマだったり意識できると有意義だったりすることがたくさんあります。そういうささやかな日常の意識付けを小学校の時のドリルのように重ねて重ねて … とやっていくと、無理なくタフになったりしなやかになったりするのですよね。

「 ちょっとした積み重ねの時間 」これからも大切にしていければいいな、なんて思っています。

午後の<>では、オーラソーマ🄬を使って色を感じていきました。

あああ!色デビューされた3人の記念画像を撮り損ね … (+_+)

テーブルにまだ残っていた他の方の4本を急いでパチリ☆

新ルーティン

今月から、プログラムのルーティンを少しだけ変更しました。

朝の振り返りの時間を身体と心に分けて、よりじっくり丁寧にマインドフルに振り返るワークを用意し、これまで行ってきたセルフモニタリングにプラスして、セルフ・コントロール力が高まるような内容です。

はじめたばかりなので、みなさん「何が始まるんだろう?」という感じで緊張されていましたし、まだまだ大切なことが伝わりきっていない感じもありました。

でもこれは、1回、2回で分かるものではなく、続けて行く中で実感が伴うものだと思いますのでしばらく続けて行こうと思っています。

午後はほんわかケース・スタディとブレイン・ストレッチとエクササイズを行いました。

今日は、いろんなワークをバランスよく行うことができました。

写真はほんわかケース・スタディで話し合った内容をまとめたものです。

 

リワーク*フォローアップ

今日は月1回開催の リワークフォローアップでした。
復職を果たされた方がメインの 復習会、相談会、シェア回のようなものです。

実際に復職された方ならではの、こんな風に感じた、こんなことを目標にしているetc.の体験談から、今日もたくさんの学びがありました。

意識されている事の言葉の端々に、数か月間リワークで学ばれてきたことが散りばめられており、「ああ、身につくってこういうことなんだなぁ。」としみじみ。。

「パーフェクトはない」がとても上手くできているな、と感じた1日でした。

 

アサーティブ・チェックリストで自己診断

本日のデイケアではアサーションを行いました。

まず、3つの自己表現(非主張的自己表現、攻撃的自己表現、アサーティブな自己表現)の特徴を振り返りました。

その後、アサーティブ・チェックリストで自分の傾向を確認いたしました。

アサーティブ・チェックリストにある質問項目は、正当な権利主張、自己信頼、自己開示、受容性、断る力、対決という6つの項目に分けられます。そして、それぞれの項目について、どこの点数が高くてどこの点数が低い等と個人内差を見ていただくことと併せて、結果から感じられたこと等を分かち合いました。

人それぞれアサーティブになりやすいものとなりにくいものがあると思われます。

アサーティブ行動に関する自己理解の一助にしていただけましたらと思います。

目隠し的当て

今日はギネスに挑戦ということで、目隠し的当てに挑戦してみました。

目をつぶって少し離れた的に当てる、という無茶振りのようなゲームです。

 

目をつぶって的が分からないという不安の中、周りにいるメンバーが声かけをして的にあたるように誘導していきます。

 

「もうちょい右」とか、「半歩足を開いて」などと声かけをするのですが、感覚が人それぞれ違うのでどのように伝えたらいいのか、みなさん工夫されているようでした。

 

 

 

午後は、職場の同僚が散発してきたときにどう褒めるか、反対に褒められた後にどう返すかについて話し合いました。

身近なテーマでタイムリーだったこともあり、率直な意見がたくさん出て盛り上がりました。

 

 

 

英会話&ヨガ

夏の暑さが落ち着き、9月も終わりに近づき、秋を感じられるようになりましたね(*^^*)

そろそろ衣替えをしなくてはならないと思いつつ、一気にやる気が起きず、追々やればいい…と。

イカンですな(;’∀’)

 

水曜日のプログラムは毎週恒例英会話&ヨガです(^^♪

英会話では好きな料理方法や食べ方、言葉遊びを英語で伝えることをしました(*’▽’)

 

ヨガのテーマは

<のどへの刺激、頚椎の歪みを取る>

・スキのポーズ(ハラアーサナ)

・マツヤアーサナ

・マルジャーラアーサナ

 

初心者の方でも行えるポーズばかりですので、ご興味のある方はお気軽にご参加ください。

ご予約は不要です。

1日参加の方は10時、午後のみ参加の方は13時までに受付までお声がけください。

思考のレベル

火曜午前中の<自己洞察ワーク>、
今週は チャンクアップ・チャンクダウンの概念に触れていきました。

チャンクとは「塊」。私達が何気なく考えているその思考はどのレベルで湧いているものなのか。客観的に見つめ、気付き、そして自由自在にそのレベルをアップダウンさせていけるようになると、 凝り固まった概念を柔らかくし、囚われからも解放されやすくなっていきます。

そのエクササイズを今日はやっていきました。

自分の望んでいることと、自分にとって本当に大切なことが真逆だったりして … おもしろかったですね。

本当に大切なことにすら、自分でブロックをかけていることに気付かれた方もいらっしゃいました。

自分の思考は自分でちゃんとコントロールなんて。。。できていなかったですね。余計な支配から解放される糸口が見えた方もいらっしゃいました。

アップ*ダウン、ぜひ意識してみてくださいね☆

 

さて、来週から10月11月と<交流分析シリーズ全9回>を実施します。

前回は4月スタートでしたので半年振りですね。大変お待たせいたしました! リワークの方にとっては会社向けレポートの為には必須コンテンツになりましょうが、リワークとは関係ない方でも、コミュニケーションや生き方の苦しさにテーマを持っている方なら、身に着けていく大事なポイントが満載です。

初回の来週は、自分はどんなタイプなのか?傾向をチェックしていきます。

午後の<>では、オーラソーマを使いながら、午前中に実施したチャンクアップの最終的にいきついた<善きこと>の中にいる自分に宛てて手紙を書いてみました。

受け入れる 認める 抱きしめる かわいがる 許す 絶賛する …

が、あれれれ? いつのまにか

指導する、指示をする、「~した方がいい」アドヴァイスにすり替わってる。。。

自分の核へラブレター♡を書いていたはずが、添削赤ペン先生になっちゃってる。。

自分自身を大切にする仕方 が、いつもいつも自分への指導になってたことに気付いた方が今回はたくさんいらっしゃいましたね。その指導や「べき」の背後には、どんな気持ちがあるか。。そこもまたチャンクアップしてみれば、「本質」に辿り着いていけそうでした(^-^)