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CBT*問題解決に向かうパワーワード

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、

なかなか行動できない …
やろうと思うとしんどすぎて何もできない …

そんな時に、問題がちょっとでも片付いて気持ちが楽になっていくには
どのように意識をしていけると良いかに触れていきました。

「今までそう思ったことがなかった」
「だから動けなかったんだ」
今までの自分のあらましに納得でしたね。

ジャッジをしないでただ観察してみると
自分のカラクリがシンプルに見えてくるようです。

たくさんのパワーワード、
いまの自分にとって取り入れやすい、役に立ちそうな言葉はどれでしたでしょうか?

来週は、パワーワードよりもある意味パワフル、
自分を動けなくさせているブロックを溶かしていきましょう。

ヒプノセラピー(催眠)☆人間コピー

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の「心理療法」では催眠療法の実際とその仕組み学びました。
テレビのショーなどで見る催眠は、インパクトのある見せ方をしているため、「怪しい」とか「怖い」、「操られてしまう」などのネガティブなイメージを与えています。
しかし、実際の催眠は、自分の意に反して操られることはなく、しっかりと意識がある中で行われています。日常でも催眠に似たような状態は多くあり、皆が体験しています。
今回は、催眠に対する悪いイメージを払拭すると同時に、つらい症状の消失のみを期待することなく、より安全な利用の仕方を考えてみました。
「催眠へのネガティブなイメージが良い方に変化した」「簡単なものからリラックスのために取り入れたい」などの感想がありました。

午後のグループワークでは1枚の絵を1人ずつ順番に見て、その記憶を頼りに別の紙に書き写す「人間コピー」を行いました。一人ひとりの記憶が絵の完成度を高めていきます。
このワークのルールで話せるのは1人3回までです。そのため、ほとんどジェスチャーでコミュニケーションをとっていきます。
また、皆の見ている中で絵を描いたり、記憶を頼りに描いたりするため、かなりのプレッシャーがかかります。今回もなかなか上手く描けずに苦戦していましたが、笑いもありリフレッシュ効果もあったようです。
その他、インプット(記憶)やアウトプット(記憶の再生)を行うため、脳トレの一面もあります。

金曜日は、作業や話し合いを通して、自身のコミュニケーションを振り返ったり、練習したりしています。

CBT*今うごける力を取り戻す

こんにちは。
南浦和駅 町田クリニック リワークのご報告です。

<認知行動療法>では、今週から3週間に亘って「行動」の部分に焦点を当てています。

あ~ 早くやらなくちゃなぁ・・・
やらなきゃいけないってわかっているんだけど、どうしよう・・・動けないや・・・
あ==== やりたくないっ!

どうにかしなくちゃって思うんだけど、どうすればいいか分からない・・
やる事多すぎ!
基本ムリ!

いろいろな考えが私達の行動を止めていたりしますよね。
問題の解決にならない方向にばかり自分の体が動いてしまう。。でも改善できない。。

そんな時にはどうすればよいか、「問題解決法」をベースに
「今動けるちから」を育てる6つの大切なポイントを確認していきました。

感動するようなインパクトがないからこそ
今まで無意識にスルーしていたことに気付かれた方が多かったご様子でした。

改めて「いままでどうでしたか」と自分に問うてみれば

たしかに・・・ うん、やってなかったね・・・

でしたね。

(←コレ、大切でしたね)

 

来週は「やらなきゃ」と頭ではアクセルを踏んでいるつもりでも
実は無自覚にギューーーーーっと踏んでいるブレーキに気付いて緩めていきましょう。

ブレーキとなる<NGワード>を溶かしていったら、
動きやすいモードになるスイッチを自分自身にプレゼント。
<パワーワード>もココロに仕入れていきますよ!

8つのOKを受け取ろう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、HSP(Highly sensitive person)~傷つきやすい、繊細さん~を含め
メンタルが痛んできた時に出てきやすい状態に対して
どう下げ止まりをしていこうか、大切な意識のあり方について取り組みました。

相手の気持ちが気になりすぎて
いつの間にか自分に出せなくなってしまっていた「8つのOK」をはじめ
自分の中から行方不明状態になってしまっていた
「本当は自分を支えるたくさんのOK」を自分に取り戻していくワークも実施しました。

次回は苦しい17の場面において
更に自分を追い込まないように、どう自分に言葉をかけてあげられると良いか
取り組んでいきましょう。

キャリアの種を育てよう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

7月の月曜日は、「キャリア」をテーマにしています。
元の職場へ復帰するつもりの方にとっても、転職を考えている方にとっても、これからどう働いていくか、考えどころですね。
自分にとって、仕事との心地よい距離感をみつけるために、より広い視点でキャリアを考えなおすことは役に立つのではないでしょうか?

今日は、RIASECの六角形モデルを使って、興味や関心をキャリアとつなげて考えてみました。
今の仕事を考えると興味があるといいきれないなぁとか、まったく逆の関心を持っているんだけど、両方一緒は難しかったなぁとか、様々な感想がありました。
思ったより関心や興味に応じて、仕事を選んでいたんだと気がつく人も多いのがおもしろいところ。
意外と、自分はちゃんと自分のことをわかっているのですね。

後半では、ちょっと方向性を変えて、「偶然」の出会いを、これまでにどんな風に経験してきたかを振り返ってみました。
キャリアの8割は偶然で決まるという人もいるくらいです。
確かに、仕事だけではなく、私たちの人生、予測通りに行ったことの方が少ないような気がします。

これまでの経験を振り返ってみたら、今日は、今との違いに意識が向いた方も多かったようです。

昔はもっとチャレンジする気持ちをもっていたな。
ネガティブな思いにばかり意識があったけど、偶然の出会いが、結構、よい関係に発展しているな。
経験も社会も、コントロールできることばかりではありませんね。

自分の資源も、偶然の出会いも、どちらも積極的に種として育てていきたいものですね。
来週は、キャリア探索のもう一つの要素として、”強み”を探していきたいと思います!

依存症とは☆苦手な人への対処法を考える

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の『疾病理解』では依存症について学びました。
よく耳にするのはアルコール依存症(アルコール使用障害)や買い物依存症などです。
それ以外にも依存症といわれるものはありますが、共通するのは『特定の何かに心を奪われてやめたくてもやめられない状態』になっているということです。
依存症とは、誰でもなりえるものであり、また、根性で治せるものでもありません。
そうした事を学ぶことで、自己理解や他者理解が深まったと思います。
「意志が弱い、だらしないといったイメージが変わった」「依存症に陥った背景を考えて声をかけていきたい」などの感想がありました。

午後のグループワークでは苦手な人への対処法を各グループで考えいきました。
苦手な人リストには、三名の特徴的な人がいます。それぞれに対してどのような対応をしていくのか、アイディアを出して発表してもらいました。
やる気の見えないスタッフには、やる気を出させるために得意分野を探したり、やる気を落とさないように業務を細分化したりして任せるなどの案が出ました。
パワハラ気味な人には個人で対応せずに周りを巻き込んで(SOSなど)対応する、噂話の好きなスタッフには当たらず触らず自身のことはあまり開示せずに対応するなど、各グループからいくつもの案が出ました。

金曜日は、こうした話し合いを通して、自身のコミュニケーションを振り返ったり、練習したりしています。

何を隠しているの?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の木曜日は、先月に引き続き、「感情」をテーマにしています。
今日は、前半で「罪悪感」と「恥」を取り上げました。

この2つの感情には、自分への否定的な判断がかかわってきます。
ただ大きな違いの一つは、「何を」隠したいと思っているかです。
一人で抱えていると、自分を否定する気持ちは大きく、硬くなっていきます。
ならばいったん、明るいところに出してみましょう。きっと、少し軽くなるはずです。

後半では、「適応」について考えてみました。
私達は、いつも自分の気持ちをそのままだすしているわけではないですね。
いろいろ加工して(?)出したり、出さなかったり。
意識して使い分けているのであればよいのですが、無意識で自動回路のようになっていたら、、、、
いつの間にか、自分の本心って、よくわからなくなっているかもしれません。
なぜ、そんな風にふるまっているのでしょう? 何を隠したいのでしょうか?

自分の本当の反応って、なかなか目を向けるのが怖かったり、嫌だったりするようです。
来週は、そんな気持ちとどうやって付き合っていくのか、その姿勢を考えてみましょう。

メンタルダウン時に自分を守る

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
HSP(Highly sensitive person) ~傷つきやすい人、繊細な人~ の傾向について取り組みました。

生まれつきその傾向が強い人の他にも
メンタルが辛くなったきた、しんどくなってきた時に
同じような状態になることも多かったりします。

しんどいメンタルがさらにしんどくならないように
下げ止めの杭をココロに持っていること、大切ですよね。

本日は
ああ、まさにこれでずっと辛かったんだ
と自分を振り返られた方も多かったご様子でした。

メンタルが辛くなってくると
無意識に、無自覚に、自分にたくさんのOKが出せなくなってきます。
更にメンタルの状態を落としていかないように
来週は閉じてしまっているかもしれないOKを再び開いていきましょう。

土曜講座 書いて自己肯定感を高めよう②

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」は、先月に引き続き〝書いて自己肯定感を高めよう“でした。

自己肯定感は最近よく話題になっているので、興味のある方は多いでしょう。

リワークでも何度か取り上げているので、まずは自己肯定感とは何かを復習して、次に自分の今の状態を確認しました。

自己肯定感は高い人もいれば、低い人もいます。また、いつも同じ状態ではなくて、高くなったり低くなったりします。

今の自分の状態を知って、低くなっている部分を補うようにします。

今日は書いて自己肯定感を上げる方法をいくつかお伝えして、実際に取り組んでみました。

「書く」ことは自己肯定感を高めるだけでなく、ストレスコーピング、アンガーマネージメントなどにも効果があります。

みなさんからは、

自分の良い所を認めてあげようと思えた

小さいことだが気付かずに人のためになっていることをしていると自覚して、自己有用感を高めたい

自己肯定感を回復する具体的な方法を知れて良かった

絶対やろう、続けなきゃと思わずに、柔軟に調整してやってみたいと思った

などの感想があり、効果を感じていただけたようでした。

書くことは、自己肯定感を高めるほかにも、気分を落ち着けたり、ストレス発散などにも効果があります。色々な方法を知って、必要な時に役立てるようにしていき

ましょう。

自分を許すとは?☆自己開示と受容

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

「自分を許すとは?」では、自分を許せなくなる背景を考え、その捉え方について考えました。
「自分は何をやってもダメなんだ」「人の期待に応えることができなくて情けない」などなど、自分を責め立てる、自分にとってはなじみの言葉を大事に抱えていないでしょうか。
変わりたい、幸せにりたいと言っているのに、とっている行動は自分を責め続けること・・・
そんな自分を許していく一歩について話していきました。
「理想と現実のギャップに苦しんで劣等感を強くしてしまう負ループに気づいた」「自己信頼感を忘れていたことに気づいた」などの感想がありました。

午後のグループワークでは、話し手は、皆に言える範囲の辛かった経験などを自己開示し、聞き手はそれに対して受容的な態度で聞くということを意識してもらいました。
「話をしてスッキリした」「話をしているうちに自身の中でまとまっていないことに気づいた」などの感想がありました。
金曜日の午後のグループワークは、人とのコミュニケーションの練習の場や振り返りの材料として利用してみることをお勧めします。穏やかな雰囲気ですので意外とリフレッシュにもなります。