Dr'sコラム

ADHD(注意欠陥多動性障害)の併存症について

ADHD(注意欠陥多動性障害)の併存症について

 

みなさん、こんにちは。さいたま市の南浦和駅から徒歩1分の

心療内科・精神科の南浦和駅前町田クリニックです。

 

今日は、ADHD(注意欠陥多動性障害)の併存症について、考えてみたいと思います。

 

精神科の病気は、「不安障害」と「うつ病」、「双極性障害」と「ADHD」など、

一人の方が2つ以上の疾患を持つことが比較的多いことがわかっています。

 

ADHDの方についてみてみても同様で、ADHDだけでなく、「ASD」「不安障害」

「睡眠障害」「うつ病」「双極性障害」などと合併することがよくあります。

 

例えばADHDと「双極性障害」を例にとると、双極性障害の症状である

<高揚感、多弁、過活動、不注意、集中困難、衝動性>などは、

いずれもADHDの症状とよく似ていて、一見すると区別が難しいこともあります。

 

そういうときは、幼少時からの生活歴や、ご家族・先生・友人から指摘されたこと、

時間経過による症状の推移、なども考慮して総合的に慎重に診断し、

最も困っている事柄の改善を優先させて、治療方針をたてていきます。

 

当院では、ADHDやADHDに併存するお悩みのご相談も受け付けております。

お一人で悩まずにぜひお気軽にご相談くださいね。

 

ストレス心理学Ⅰ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワーク報告です。

本日は、「ストレス心理学Ⅰ 気づき」です。
ストレスはもともと物理学用語で『物体のゆがみ』です。
ボールをギュッと握ると圧力がかかって(=ストレッサー)ゆがんだ状態(=ストレス)になります。
大谷選手が握るボールになれたならどんな歪みだって心地よい❣とお考えのあなた…いえ私。
つまるところ、あなたがどう『反応』するかでストレスが有益になるか有害になるかが決まるのです。心理面、行動面の反応から早期に危険を察知できる術は皆さんご納得でした。

ストレスはなかなか奥が深い代物ですので、翌週(12/10)『ストレスマップで見える化』、更に翌々週(12/17)『レジリエンス高めるポイント』へと深堀していきたいと思います。

火曜日午後のS.S.T⇒本日はサイコドラマ(心理劇)の2回目となりました。
前回(一か月前)初挑戦してみたところ、思った以上に高感触でした。
難しく考えずに、ありのままの自分を出し切れるのも、サイコドラマを通してこその醍醐味です。

以上、火曜日の一日を楽しんで心を軽くして頂けたならば幸いです❣

12月のアクションプランをたてよう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、12月のスタートということで、今月のアクションプランを考えました。
毎月のスタートにやっているプログラムですが、自分の現状を把握して、復職や復職、社会復帰にむけて、リハビリの計画をたてるために大切なステップです。

月一回、「復職準備チェックリスト」を使って、自分のコンディションの変化をつかんでいきます。
これが、現在地、ですね。
そのうえで、自分が復職直前にこうなっていたいという状態をイメージすると、その間を埋めるのがリハビリになります。

当グループの特色の一つとして、復帰までの様々な段階の方々が、一緒にプログラムに取り組むということがあります。
自分より一歩先をいっているように見える人もいれば、自分の経験が役に立ててもらえそうな人もいるでしょう。
様々な事情を抱えた方々と一緒に話し合ったり、意見をだしあったりすることで、柔らかな広がりをもっていけるといいですね。

その上で、個別フォローアップでは、皆さんが今、困ったり、もやもやしたり、解決したいことをマンツーマンでゆっくり話します。
その場では答えは出なくても、話していくとほっとしたり、整理できたり。
次にやることがクリアになるのも、よいところですね!

今月の月・木は、どちらも重要ポイント目白おしになりました!
月曜日は、「リハビリのポイント」
自分に何が起こってこうなってしまったのか、経緯を振り返って、自分にとっての持続可能な働き方につなげていきましょう。
木曜日は、「アサーション」です。
自分を守るために、そして、他者も自分も大切にするために、身に着けていきたいコミュニケーションスタイルです。

心配の克服 パートⅡ

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニック リワーク報告です。

火曜日午前中は、先週に引き続き、心配マインド『心配の克服Ⅱ』のワークを行いました。

心配は、人間が生存するため=『生存本能』であり有益な役割を果たします。

とは言え、過度の心配や慢性的な不安は健康に悪影響をもたらすことは周知の事実ですね。

 

その深みにはまりこまないために、、、

まず、心配プロセス4つの要素を、当てはまる?当てはまらない?と各自チェックしてみました。

おおよそ、当てはまるに☑が入ったと思います。それでオッケーなんです❣

この心配プロセスを自分に落とし込むことで、今はどの段階に陥っているかを自覚することができるのです。

 

そして、心配プロフィールを3つのステップで確認し⇒コントロール戦略へと続きました。

 

心配の特定は、自分がどれくらいコントロールできるか算出することから始めてみましょう。

 

最後にワークを笑顔(^^♪で終えるために、秘策の技を伝授?!

 

本日のリワークを通して、楽に生きるための何かしらのヒントを見つけられることができたなら幸いです。感謝💕

★11/28の卒業発表はありません★

リワークプログラムよりご案内です。

11月28日(木)の午後は、卒業発表は行いません。
午後のプログラムは個別フォローアップだけになります。

よろしくお願いします。

私の取扱説明書

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では「私の取扱説明書」を作成してみました。

自分自身のことを分かっているようで
ちゃんと伝えているようで

肝心な事が伝わっていない、
自分でも自分自身のことを実はよく分かっていないまま
苦しくなってしまっていたのだな、と気づかれた方が本日も多かったですね。

自分自身を説明した後の仲間達の質問にハっとされた方も多かったようです。

そもそも自分を説明すること自体が「悪いこと」のように自分で禁じている傾向のある方も
今回は多かったような印象を持ちました。
なので軽やかな気持ちで説明することがイメージできず、重~く捉えてしまった、という
お声もたくさん(!)ありました。

もしかして、これを読んでいる皆さんの中にも
「ああ、自分もだ!」と思われた方がいらっしゃるのではないでしょうか。

本日の小グループのワークからも
「自分だけじゃないって思えただけでもぐっと気持ちが楽になった」というお声が
複数ありました。

生の声でホントの気持ちを共有するからこそ。
グループの醍醐味ですね。

★11月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

 

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

ロープレ『ユーモアセンス/Sense of Humor』

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニック リワーク報告です。

 

火曜日の午後のS.S.T(ソーシャルスキルトレーニング)では、社会生活を送りやすくするための様々な技法を取り入れていますが、本日はコミュニケーションを深める会話術の中から『ユーモアセンス/Sense of Humor』を行いました。

 

これまで様々なコミュニケーションを深める会話術のロープレを行ってきましたが、本日は『ユーモアセンス』です。

 

嫌なことがあった時、それをストレートに受け取るとネガティブになりますが、ユーモアのセンスで受け止めると心が和やかになり、軽くなります。

今日はそのことを体験し練習してみました。

 

最初はお口の体操・・・テンポよく言葉のしゃれを味わってみました。

何でこんなことやるの?と思った方も、、、次々とリズムに乗って繰り広げられる言葉の世界に入り込んでいきましたよ。

 

こうして、お口も心も軽やかになったところで、ロープレを行いました。

3つの事例を使いました、

 

心理学の勉強は、いくら頭でわかっていても現実に活かすシーンを模擬体験していくことが重要だと思います。そしてまずは楽しむこと❣

 

本日のリワークを通して、メンバーの皆様の心も、お口も、頭も、軽やか~💕になれたことに感謝です。

 

 

コミュニケーション-そもそもの話

こんにちは。
南浦和クリニックのリワーク報告です。

11月の木曜日、コミュニケーションのテーマは、「そもそもの話」です。
そもそも、私たちはなんのためにコミュニケーションするのでしょうか?

そこでまず、その「そもそも」を考えてみました。

「コミュニケーションできた」というのはどういう状態?
自分のクセは? それは、よい感じ?やな感じ?
コミュニケーションて難しいなぁと感じるのは、「いきちがい」がおきたときですね。

後半は、それを確認する実験をやってみました。

同じ情報を聞いているのに、それぞれが表現したことはまったく違っていました。
ここまで違うとは、驚きましたね!

お互いの枠組みがこんなに違うのかー。ならば、どうしたら共有できるでしょうか?。
見える形にすると、ミス・コミュニケーションは歴然。
日常では、これが頭の中だけで続いているということなのです!

そりゃ、わかりあえないことの方が多いかもしれませんね。

自分とは違う他人だからこそ、丁寧にやりとりしていくことは必要です。
その一方で、それでもわかりあいたいと思える相手こそ、大事にしていきたいですね。

次回・来週は、コミュニケーションの基本スキル「話す」と「きく」のそもそもを考えてみましょう!

CBT*行動につながる宝の認知

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では
問題解決に向かいやすくする「考え方」に取り組みました。

ストレス対処能力が高い場合のモデル認知を参考にしながら
自分自身のケースにおいて自分にどのように声を掛けてあげられると
ココロが軽くなって目の前のやるべきことに取り組んでいきやすくなるか検討していきました。

また、たくさんの「パワーワード」にも触れました。
いままでそれらのパワーワードをむしろ「禁止」して生きてきた方も少なくなかったですね。

苦しくなっていたのは当然だったんだと気づいた

という振り返りがとても印象的でした。

来週は自分を動けなくするブロックに気づいて溶かしていく予定です。
本当は「問題を解決したい」のですものね。
ブロックさえ外れれば、自然にスーッと動いていける。その感覚をキャッチしていきましょう。