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想像と現実の区別が意外とついてない

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では
アクセプタンス&コミットメントセラピー に取り組んでいきました。

その中でも皆さんの辛さにとても繋がっている
「フュージョン」について多くの時間を割いて検討しました。

不安なことがあったりすると、
私達の頭の中ではどんどんその先の展開がシナリオのように想像されていきますよね。
「想像」なのだか「創造」なのだか曖昧な中でそれらが

イメージの世界(頭の中の世界)なのか
事実・現実なのか

がぐっちゃぐちゃになってきてしまうことが往々にしてあります。

ぐるぐる思考が長くなるほど、
イメージ(想像)にさまざまな「尾ひれ背びれ」が「さもありなん」みたいな感じで
くっついてくるのですが・・・ソコがくせもの。

その「尾ひれ背びれ」の部分は本当に事実なのかな・・・?
不安イメージと事実を区別していく「最初の一歩」を
本日は皆さんに体感していただけたご様子でした。

「なんとかしよう」と思いすぎて、ますます辛くなってしまうのは
きついですよね。

来週はぐるぐる思考に振り回されず、
不安やぐるぐる思考を小脇に抱えながらも動いていけるようにする
10個以上のメソッドをご紹介していきます。
今の自分にとって一番やりやすい、味方につけやすい方法は何でしょうね?

来週も自分のメンタルサポートの引き出しをしっかり増やしていきましょう。

自然体と強み

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
リフレーミングについて取り組みました。

水がコップに半分 も  入っている
水がコップに半分 しか 入っていない

どう表現するかで印象が変わっていく、受け取り方が変わっていく
…という話はみなさんもどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ポジティブに捉えれば良い、という問題ではなくて
バランスをいかにとれた捉え方にしていくか、が大切ではありますが、

本日は、自分自身の「なんだかなぁ」な部分に焦点を当てて
そこにある「もう1つの側面」に気付いていきました。

いかに自分自身を1つの側面だけを切り取ってジャッジしていたか
みなさん認識できましたね。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職後のコンディションや働き方を確認したり、みんなで意見を出してフォローし合う時間です。

今日は、職場の同僚の抜けてしまうところや、片付けられないことにイラっとしてしまう、どうしたらよいかという相談がありました。

どのようにバウンダリーを引けばいいのか?

本人は困っていないけれど、実は周りが困っている。今までは周りがフォローしていたけれど、人手が少なくなりフォローしきれなくなってきた。事故に繋がるのではないかと不安になる。

それに対して、相手のできていないところを責めたり、直すように言うのではなく、「自分が困っている、不安になってしまうので、~してください」と相手ではなく、自分を主語にして伝えてはどうかと提案がありました。アサーションを使った伝え方が役に立ちそうです。

みなさんと話すうちに、上司に相談したとき、上司の返答に違和感を覚えた。そこにモヤっとしていることが分かりました。上司の役割の見直しや、自分がどうにかしなくてはいけないと背負い過ぎないようにすることが大切だと気づきました。

話題提供者は、みなさんに相談して自分の中で問題を整理できたとおっしゃっていました。

また、似たような出来事があり共有できて少しすっきりした、自分のことに置き換えて聞いてみて状況分析と今後の対応方法を整理できたという方もいらっしゃいました。

一人で考えているとグルグル思考に陥りがちですが、みなさんで意見を出し合うと、様々な視点から問題を捉えられて、状況を整理できます。

一人で悩まず、ぜひリワークフォローアップに参加してみてください。

ライティングセラピー★皆の答えを予測しよう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前の「心理療法」では、ライティングセラピーを体験して自己の考えや思いを振り返りました。ある物語を想定した中で、知人や友人、家族など、好きな人を相手に選んで手紙を書いてもらいました。

普段は言えない本音や願望、感謝の思いなどが次々に出てきて、心にある本音を少しずつかたちにすること、言えなかった感謝の言葉を伝えることなどの大切さについて振り返ることができました。

 

また、未来から自分に向けての手紙もかきましたが、今の自身に対するアドバイスやアイディア、励ましなどが多く、勇気づけられた人も多かったようです。

 

午後の「皆の答えを予測しよう!」では、グループに分かれ、お題から連想される答えをひとり一人が発表していきました。

例えば「夏の食べ物と言えば?」  「スイカ」、「かき氷」、「冷そうめん」などいろいろとありますが、この時、他のメンバーがどんな答えを出すか予測して、自分の答えを出していきます。

全員が同じ答えになるか否かで、一喜一憂する皆の表情が印象的でした。

 

金曜日のグループワークやチームワークでは、楽しんで話し合いができるような題材を用意しています。

みなさん、ぜひご参加くださいね!

思わずとった行動が次の辛さを連れてくる

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
「うつと不安の統一プロトコル」より「感情回避と感情不安行動」について理解を深めました。

ストレスを感じる場面に遭遇すると、嫌な気持ちになりたくないばかりに思わずとってしまっている行動が次のストレス場面を引き起こす…。
想像しただけでうんざりですよね。

大酒を飲む、Youtubeを延々と見てしまう、などの行動は「分かりやすい」のですが、
意外と「ええ?これもなの!?」というような行動も実は落とし穴だったりするのです。

本日は実際に最近自分の身に起こった出来事を通して、
ついついとった行動は客観的に長期的には自分を助けるのだろうか/苦しくさせるのだろうか
感情駆動行動のありかた見つめてみました。

私達の感情はそれぞれに大切な意味(メッセージ)があります。
ただし正確さよりも速さを重要視する火災報知器や緊急地震速報のように
実は「誤作動」をよく起こします。

事実とはちょっと違っても
誤作動は私達をすごい勢いで振り回すのですね。

感情と現実、どこかに小さなギャップがないかな?
ふと立ち止まって探してみる感覚をちょっとずつ育てていきましょうね。

価値観ワーク

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
自分の価値観について見つめました。

人生、お仕事、パートナーシップ、お引越し、友達づきあい、趣味。。。
そのテーマにおいて何を自分は大切だと思っているのかを「見える化」させて
自分自身を俯瞰してみました。

「昔は確かに大切だと思っていたけど、今はそんなに大切ではなかったのに
ずーーっと頭の中で更新されないままになっていたのだな」

「職場で満たされているのは価値観ランキングで下~の方にあるものばかり。
だからストレスが強かったのだと分かった。」

「上位にきたものの共通点に気づいた。
どうして自分がこの道を進んできたか、自分で自分のことをやっと理解できた。」

などなど、たくさんの気づきがあったご様子です。

どうしても目先の事に一生懸命になりすぎてしまうと
自分が大切に思う、幸せに感じる本当の軸からズレていっても気づけなかったしてしまいます。

人生が進んでいくにつれて自然に変わっていく価値観
ずっと変わる事のない価値観

どちらの価値観とも向き合えることで
今の自分を、今の時間を、より大切にできるといいですね。

「働き方」をどうする?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

4月の月曜日は、キャリアをテーマにしています。
「働く」ことでいろいろな経験を積んできた今だからこそ、改めて「働き方」を考えてみたいと思います。
これまでの働き方や環境との間に「ミスマッチ」がなかったでしょうか?
もしあったなら、それをどうやって減らしていけるでしょうか?

今日は、前半と後半で2つのワークに取り組みました。
前半は、RIASECの六角形モデルを使って、興味や関心をキャリアとつなげて考えてみました。
今までの仕事と方向性が違った人、それなりあっていた人、皆さんそれぞれ発見がありました。
興味が持てない仕事を任されていたことにあらためて気づき、ストレス源をどうしようかと考えたり。

後半は、「計画された偶然性」というキーワードで、自分のみに起こった偶然の出来事をどううけとめていくか、振り返ってみました。
むずかしい~という声も聞かれましたが、考えてみれば、今、このリワークに通っている事も偶然の産物ですね。
さらっと流してしまう出来事の一つ一つも、どう意識を向けるかで、人生の中での意味づけはまったく違ってきます。

どうしたって、「働くこと」を避けられない私達です。
ならば、働き続けるプロセスを、少しでも楽しめるようにしたいものですね。

来週は、「強み」発見プログラムです!
当たり前にやっていること、改めて見直してみましょう。

月に1度のなんでもとーく

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は月に1土の<なんでもとーく>を実施しました。
いま自分が想っていることをただ語るだけでなく、集った皆さんに質問することもできる機会です。
「・・・・・な時、皆さんはどうですか? どうでしたか?」

今回のご質問にもたくさんの気付きがありましたね。
自分が発した質問ではないお話、
自分とは関係ないテーマであっても
今の自分にも使えるこの日一番の栄養になる知恵やフレーズがあったりするのも不思議です。

本日は卒業生:リワーク現役=2:1の割合でした。
職場に復帰しているからこそのリアルなお話、なまなましいお話は
平日プログラムにはない盛り上がりが新鮮ですよね。

その一方で、ぜ~んぜん仕事とは関係ない話もまた、
「生活、人生をやってる」をリアルに実感できて、地に足つく感じを育ててくれるなと感じた本日でした。

パーソナリティ障害★物語の感想を語ろう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中はパーソナリティ障害について学び、他者理解を深めました。

パーソナリティ障害とは、本人が大きな苦痛を感じたり、思考や対人関係などが日常的に支障をきたしたりしていて、なおかつそれが長期的、全般的にみられる人のことです。

いくつか種類はありますが、共通して言えるのが「自分へのこだわり」と「傷つきやすさ」といわれています。

「パーソナリティ障害の種類の多さにびっくりした」「相手との程よい距離感を探っていくために知識は必要だと感じた」などの感想がありました。

 

午後のグループワークは、ひとつの物語を読んで、その物語の感想を語ってもらいました。

最初に物語を聞いたときにどんな気持ちになったか、なぜそのような気持ちになったのか、その物語に隠されているメッセージは何かなどを考えてもらいました。

今日は、話し合いの際に相手の話を受容的に聞くことを意識してもらいました。

「アサーション」ってなんですか?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

★ 4月から、コミュニケーションは水曜から木曜にお引越ししました ★

4月の木曜日は、一か月かけて「アサーション」に取り組んでいきます。

「アサーション」は日本語にするのがなかなか難しい言葉なのですが、「さわやかな自己表現」とも呼ばれています。
自分のことも、相手のことも犠牲にせず、お互いを尊重しあって関係をはぐくむのに大切な視点です。

今日は、自分のコミュニケーションの特徴を知ることから始めました。
振り返ってみると、非主張的なスタイルや攻撃的なスタイルをとることが多い方もいるようです。
どうしてそうなってしまうのでしょうか?

実は、アサーティブであることで、問題や悩みがなくなるわけではなりません。
率直なやりとりは葛藤を引き起こすこともあります。
その葛藤をさけて黙ってしまうのではなく、お互いが納得できるやりとりの積み重ねが、気持ちの良い関係づくりにつながります。

後半は、そんなやりとりを試してみよう!ということでグループワークをやってみました。
「人生で大切にしていること」をテーマに、お互いに大切なものを伝え合い、合意を目指して話し合ってみました。
最初は少し硬かったやりとりでしたが、最後はお互いにスッキリした笑顔で和やかな振り返りにつながっていました。

日頃の自分の、あるいは周囲のコミュニケーションを振り返ってみると、アサーティブであることは結構難しいことも実感します。
それでも、今日感じられた「いい感じ」は、アサーションへの動機づけにつながることでしょう。

まず、自分を大切にすることからアサーションは始まります。
次回は、自分が伝えたい内容がアサーティブでなければ、アサーティブに伝えることは当然できませんよね。
来週は、まず、考え方を整えていきましょう!