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回復する力:レジリエンス

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月は、再発予防について考えてきました。
今日は、その最後として、ストレス耐性をあげるにも役立つ回復する力についてとりあげました。
様々な思いがけない困難に出会った後、どんな風にそれを乗り越ええていけるでしょうか?
人によって、同じ出来事でも受け止め方や次の進み方はかなり違いますね。
であれば「うまくやっている人」「もちこたえている人」のもっている要素は参考になりそうです。

まずは、自分がこれまで発揮してこれた「レジリエンス」の特徴を分析していきましょう。
さらに、それを育てていくために、どんな工夫ができるでしょうか?

回復するために自分が持っているリソース、支えになるサポート、新しい考え方など、いろいろな視点がありそうでした。
困難な状況でも、悲観的にならず、将来の目標や希望を失わずに進む力を満たすための工夫。
これが回復する力につながっていくようですね。

リワークフォローアップ ~卒業発表~

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今日は復職されて数か月経った方の卒業発表でした。

成育歴、休職前のキャリア、復職までの経過、復職後の経過を振り返り、まとめてくださいました。

リワークで学んだことを自分に当てはめて、1つ1つ取り込んでいった過程が紹介され、徐々に回復されてきた様子がよく伝わりました。

復職後も再発防止を心がけて順調に働き、今後の目標に向かって歩んでいることに、みなさんも勇気づけられました。

みなさんからの感想は、

・とても参考になった。「MUST」と「WILL」の2軸で考えるようにしたい

・セカンドキャリアに向けて一歩踏み出そうと思えた

・休職したことで人に優しく寄り添えたり、今まで気づけなかったことに気付けるようになると思えた

などでした。

卒業発表は、同じ体験をされた方からたくさん学ぶことがあります。またの機会にぜひ参加してみてください。

復職してからも、感じること、悩むことは多々あります。ときどきフォローアップで話して思いを共有しましょう。

電話・メール応対の基本★パステルアート

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

「電話応対・職場のメールマナーの基本」では、メールのCCやBCCって何?など基本的なメール使い方の確認を行ったり、効果的な件名の入れ方を考えたりしました。

また、電話の相手の声が聞き取れないけれど、何度も聞かないといけなくなった時はどう伝えればいいのだろう?など素朴な疑問も交えて学びました。

復職前に、職場の雰囲気を思い出すきっかけになった方が多かったようです。

こうした機会を通してほんの少し負荷をかけてみる、そして、自分の感覚を確かめてみる、というのもいいかもしれません。

 

午後はパステルアートでした。

パステル画材を用いて指で丁寧に描いていきます。

最初はテーマを決めず、あまり考えず、ただただ、直感的に色を選び、指を動かしていきます。

この「指を使って色を塗っていく動作」に癒されていく人も多いです。

だから「描く」というよりも色を紙に「乗せる」という感覚の方が近いかもしれません。

「絵を描くのが苦手」という方も全然、気負うことなく描ける、やさしいアートです。

描き終わったら、タイトルをつけて完成!

そして鑑賞会のスタートです♪

その絵から、どんなことを感じるかをシェアしていきます。

「温かい感じがする」「さわやかな感じ」など感じ方は様々です。

なにも考えず、ただなんとなく色を塗っていただけなのに・・・不思議ですね。

描き終わってから「眠くなってきた」と数名の方がおっしゃっていました。

リラックスできたようです。

 

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

CBT*考え方を広げるマイスタイル

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では
認知を柔らかくする・広げていくワークを自分のケースを使って
リアルに実践的にやってみました。

意外とスルスルと書けた♪
おっと。意外と難しいぞ …
さまざまな反応がありました。

本日は、簡単シンプルなスタイル~じっくり取り組むスタイル
3つ段階のタイプをご紹介しましたが、
どのスタイルもそれぞれに利点がありますので
今の自分が最も取り組みやすいタイプで繰り返し繰り返しやっていけるといいですね。

たいせつなのは、「うまくできる」ではなくて「やってみる」の気持ち。

本日感じた「あっ」ふと気づいた時の感覚、大事にしていきましょう。

罪悪感と恥 -何を隠したがっているの?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

2月の水曜日も、先月に続いて「感情」について扱っています。
特に今月は、自分へ向ける感情や想いについて、考えてみましょう。

今日そのなかで、「罪悪感」と「恥」を中心に取り上げました。

罪悪感や恥ずかしいという気持ちは、最初に生まれた感情を、自分がどうとらえているかが加わって生まれてきます。
この2つの感情には、自分への否定的な判断がかかわってきます。
ただ、何を否定的に判断しているのか、その「対象」が決定的に違うのです。

何を隠したいと思っているのでしょう?
それをじっくりと考えてみると、今自分が感じているのが「罪悪感」なのか?「恥」なのか?
区別ができるようになるかもしれません。

お仕事から離れている今の自分に対して感じている思い。
率直にみるのはなかなか辛いものです。
そういう気持ちをかかえられるようになるには、明るみに出してしまうこと。
これがとても大切。
その意味でも、グループや個別フォローで「話す」ことも大事です。

来週は、自分にとって辛い感情-「恥」や「罪悪感」もそうですね-と、どうやったら、つきあっていけるのか。
自分への思いやりのむけ方を知っていきましょう。

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
バウンダリー(ココロの境界線)を育てる6つの大切なことに取り組んでいきました。

今すぐにできることから
じっくりじっくり時間をかけて育てていくものまで

6つのアプローチはどれもこれも大切なことでしたね。
「たいせつ」という響きだけが絵空事のように虚しく自分を通り抜けていたことに
気付かれた方も多かったご様子でした。

たくさんのブロックが自分にかかっていたことに気が付かれた方も。

このカラクリに気が付かず、何かに操られているかのように
「そういう意識」になっていっていたことを振り返ることができたのは
今までと違うこれから の種を自然にココロに蒔けたような感じでしたね。

次回はバウンダリーが育っていかない「ブロック」の1つ … 自己肯定感の乏しさについて向き合いましょう。
ここに潜んでいる根深い「誤解と勘違い」、クリアにしていきましょうね。

きっかけと対処法-「セルフケア」できてる?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

再発予防について考えている2月の月曜日。
今日は、「セルフケア」がキーワードのプログラムでした。

ストレスがかかっているなーと感じている時、自分なりに手当できればいいですね。
それが、ストレス対処の基本「セルフケア」です。

前半は、セルフケアを発動するためのきっかけになること、ケアが必要になってきそうな環境の変化など、自分なりのシグナルを振り返っていきました。

後半は、ストレスを感じた時の「あるある」から、コーピングのアイディアを広げていきました。
いくつかのグループに分かれて話したのですが、本当にたくさんのアイディアが出ました!
メモがわりに使った模造紙には、カラフルなアイディアがあふれましたね。

自分では、なかなか手がのびないコーピングも、
100均をフル活用したり、人の誘いにのってみたり、とりあえず動いてみたり、、、、
ハードルをどう下げるか、いろいろな工夫もでてきました。

コーピングリストは100が目標です。
今日のアイディアだけでも、半分くらいはたまったでしょうか。

来月は、皆さんそれぞれのリハビリのポイントを絞り込んでいきましょう!
ストレスの原因は人それぞれ、これまでの経緯も人それぞれ。
自分なりの理解が”キモ”になります。ご一緒に、無理なく取り組んでいきましょう!

来週は、皆さんのストレス耐性をあげるキーワード「レジリエンス」について考えてみましょう!

イメージセラピー

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中は『イメージセラピー』でした。

自己イメージが良いとパフォーマンスも向上します。逆に自己イメージが悪いとパフォーマンスも落ちてしまいます。

そこで『イメージセラピー』では、現在、自身に抱いているイメージと望んでいる理想のイメージを描き、理想のイメージを軸にリラクゼーションを行い生活に役立てるようにしました。

「マイナスの自己イメージを抱きやすいので、状態の良い自己イメージを持っていきたい」との感想がありました。

午後のグループワークは天候不良(雪)のため、皆さん早めに帰宅されましたので、次回に行うことにしました。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

CBT*認知再構成法

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、ストレス場面において最もストレスに繋がった思考を
柔らかくする・広げていくにはどのようにしていけばよいか取り組んでいきました。

「考え方のくせ」に気づく以外にも、たくさんのヒントがありましたね。
全てを使いこなそうと思わなくても大丈夫。
今の自分にとって「あ、これなら常に気軽に意識できそうかも」といったアイテムを
ココロの引き出しに2つ3つ入れておけるといいかもしれません。

実際にデモンストレーションを実施して
みなさんにも客観的にご覧いただきました。

広がった考え方は、美しかったり、理想的だったり、優秀だったり、器用だったり
… そんなハードルは全く必要ありません。

どんなアイデアであったとしても
どんなちいさな広がりであったとしても
「自分自身の内側からでてきたもの」が「いまの自分にとっては一番すんなりできること」
ということが

ご覧いただいて皆さん実感をもって理解されたご様子でした。
そう。この感覚は、なかなか認知行動療法の本に書いてあるようで書いてない、
書いてあってもなかなかリアルに届いてこないポイントであり、
実は、ここにひっかかっていまひとつ効果が出てこない人も多かったりするポイントでした。

まんまと落ちがちな落とし穴、みなさん事前に確認できてよかったです☆

ストレスと「ココロの境界線」

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察>では、バウンダリー(心の境界線)について検討していきました。
心の境界線が上手く引けていないと巻き起こる
あんなストレス
こんなストレス …
チェックリストを通して自分自身の傾向を確認もしていきました。

えええ? これもバウンダリーの問題だったの?
えええ? それってそんなにやらなくてもいいことだったの?
えええ? 当然みんなもそう思ってると思っていたのに …

自分にとっての「普通」は、
意外なきっかけからロックオンしてしまってゆるみすぎた境界線感覚からやってきたものだったんだな、と気付かれた方も多いご様子でした。

枠を超え、柵を超え、必要以上にやることが美徳とは限らない

「ほっ」としたくて自分を犠牲にしすぎてはいませんか?
楽になっていく引き出しをこれから身に着けていきましょうね。