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ますます不安になるカラクリ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
人がますます不安になっていき、ストレス状況が悪化していくカラクリについて
「感情回避と感情駆動行動」という学びを通して取り組んでいきました。

嫌だなと思う状況をなんとかしたいと思わずやっている行動が
実は次のさらにつらい状況を引き起こしてしまっている、ということが往々にしてあるのですね。

そのストレス状況ってどのように「維持」されてしまっているのだろう?と
改めて観察していくと、
ストレスそのものよりも、実は「なんとかしよう」で思わずやっていることが
維持要因が維持のみならず、悪化も連れてきている。
つらく感じていることは、もはやスタート時点のそれではなくて
維持・悪化した今の状況ということに気づかれた方も多かったようでした。

うわー!これだー!と自分の今までの状態を
驚きとともに認識できたコメントが今日はなんと多かったことか。
目を閉じなかった、見つめられたそのお気持ちそのものが大切な第一歩でしたね。

アサーティブにやってみた!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

先月から取り組んできたアサーティブなコミュニケーション。
今日は、アサーティブな表現とはどういう伝え方だろうか、アサーティブな考え方や基本的な権利についても知ったけれど。

アサーティブなコミュニケーションには、決まりきったやり方も、唯一の正解もありません。
そのときどきの場面や条件、自分、相手、お互いの関係。
どれをとっても同じものがないように、そのときどきで、アサーティブなやり方もかわってきます。

日常的な場面と問題解決のためでは、コミュニケーションの目的が違います。
ということは、アサーティブなやり方も違います。
その一方で、どちらにもアサーティブな姿勢というのは大切です。

今日は、日常会話苦手!という方が多かったようです。
実は、日常の場面で交わされるアサーティブなやりとりが、お互いの関係を作っていきます。
その上で、自分の考えていること、欲求など、伝えられれば、言うこと、やること、気持ちが一致するので気持ちの良いものです。

後半、皆で役割を考えてロールプレイングしてみると、アドリブもでてきました。
日頃意識していると、こういうときでも自然に出るものですね。

アサーティブなコミュニケーションを意識するということは、自分のことを伝えるということでもあります。
来週は、自分を無理なく伝えることについて考えてみたいと思います。

3人のメンター

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では
「3人のメンター」と称して
自分のココロを支える3つの存在を通して自己一致をしていきました。
  
(これらは例に出した「今日の筆者のメンター達」。生きた人間、いませんでしたね・笑)

自分の大切な軸を思い出す時にも
純粋な涙って自然と流れていくものですね。

今日のワークで、普段の意識では思いつかないような言葉が
自分の口を突いて出てきたことに驚いた/すごく不思議だった。
… そんなご感想もとても多かったです。

自分のココロを支えるメンターの存在には
制限も限度もありません。
「自分」という蓋(ふた)を外して「自分」に戻る。
今日はそんな感覚にもなった1日でした。

土曜講座 「聞き上手になろう」

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」は、「聞き上手になろう」でした。

コミュニケーションとは、情報や、感情、意志を相手と交換することで、

・自分の意思を相手に伝えること
・相手の意思を受け取り理解すること

が大切です。

今日は後者に焦点を当てて、より良いコミュニケーションのための聞き方を学びました。

話を聞くときは、受容、共感、傾聴が必要なこと、非言語コミュニケーションが思っているよりもかなり高い割合を占めることを踏まえ、色々なシチュエーションでの会話を体験しました。

みなさんからの感想は、

・話しやすい環境は、聞く側の態度によって変えられてしまうことが実感できた。どちらかが一方的になると、その時点で既にコミュニケーションが成り立っていないとも痛感した。

・スマホを見ながら話を聞くことがあったので、一旦手を止めて話に集中しようと思った。

・相手と違う考えのときは、すぐに自分はこう思うとは言わずに、「そう思ってるんだ」「何でそう思ってるの?」と聞いた上で自分の考えを言おうと思う。

などでした。

アサーションと傾聴をバランスよく使い、より良い関係を築きましょう。

睡眠障害★苦手な人への対処法

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。
午前中の疾病理解では、睡眠障害について理解を深めました。
睡眠障害といっても原因は様々です。また、睡眠障害といえば不眠を思いつく方も多いと思いますが、それだけでなく症状も様々です。
眠くなる仕組みなど基本的なことから、睡眠障害を引き起こす疾患までを学びました。
「睡眠に関わるメラトニンの原料となるセロトニンをつくる食材を意識して、できることから少しずつやっていきたい」との感想がありました。

午後のグループワークでは苦手な人への対処法を各グループで考えいきました。
苦手な人リストには、三名の特徴的な人がいます。それぞれに対してどのような対応をしていくのか、アイディアを出して発表してもらいました。
リストに上がっている三名の人間関係をうまく活用して自分を守ったり、苦手な人へ勇気を出して別のアプローチをしてみたり、様々なアイディアが出ました。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

CBT*ソクラテスよ降臨せよ!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、再び認知に戻ってケーススタディに取り組む前に
考え方を広げるアプローチ(ひきだし)を更に増やしていきました。

今まで
・「考え方のくせ」に気付いていくこと
・広げるヒントとなる質問12
・その他の言葉かけ
に触れてきましたが、

更に更に、曖昧な言葉を使ってどんどんネガティブな感情の深みにはまっていかないように
自分で「分かりきっている」と思い込んでいる部分に焦点を当てて
「それってホント?」ができるようになる実践的なアプローチを手に入れました。

2500年前に生きた哲学者ソクラテスが
今を生きる私達にとっても大切なエッセンスを分け与えてくれています。

自分が自分にべったりくっつきすぎて
自分の思考の状態に気付けなくなっている時には
さぁ! ソクラテスよ、降臨せよ!!
これも1つの「外在化」でしたね☆


いよいよ来週からはACT(アクセプタンス&コミットメント)ですね。
ぐるぐる思考で何も手がつかない/1日中ずっとしんどい …
ここから脱出していく方法をみんなで身に着けていきましょう。

★11月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど
復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど
自己洞察ワークソーシャルスキルアップヨガ

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど
コミュニケーション

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど
認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど
実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

★11月30日(水)『卒業発表』開催します!★

町田クリニック リワークプログラムからご案内です。

★卒業発表★開催します!

11月30(水)午後です!

復職間近の方から、ご自身の経験をうかがえる貴重な機会です。
ぜひ、ご参加ください!

個別フォローは卒業発表の後に行います。
開始時間が遅くなること、お一人の時間が限られることをご了承ください。

カレンダーには記載がありませんので、ご了承ください。よろしくお願いします。

復職、社会復帰する前に

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の月曜日は、リハビリのなかでもだいじなところ、再発予防についてじっくり考えてきました。

復職や転職、社会復帰へ向けて、それぞれの経験を周囲にどのように伝えるか、不安や悩みを共有しました。
同じような経験をしているお互いで話し合ってみると、共通することやヒントがもらえることも多いようです。

この経験を通して、自分についてわかってきたこともあるでしょう。
周囲に何を伝え、どう伝え、何を助けてもらうのか、何をわかってほしいのか、整理できているでしょうか?
再発予防のもう一つのかなめは、サポートを使うことです。
そのためには、自分がどうしてほしいのか、伝えることも必要ですね。

改めて考えてみると、自分が何に困っていて、何を助けてほしいのか、よくわかっていなかった。
と、気が付く方が多いプログラムです。
今日も、もう一度改めて考えておきたいと振り返った方々が多かったようです。

復職が見えてくると、どうしたって不安や緊張とともに、張り切ってがんばろう!という気持ちもわいてくるものです。
復職にあたって、心に留めておきたいポイントをいくつかご紹介しました。
以前とは違う自分が、これから仕事との向き合い方を考えるヒントになるかもしれません。

来週は、ストレス経験や思いがけないことが怒っても、折れてしまわないためにできる工夫を考えます。
回復のために役に立つことを携えておきましょう。

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職後のコンディションや働き方を確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローし合う時間です。

今日は復職された方々から様々な疑問が出ました。

・復職後数か月が経ち、だんだん仕事量が増えてきた、勤務時間内に仕事を終えるには?

・まだ回復していないが、周囲からはもう大丈夫と思われているのでは?周りの目が気になる

・ストレスに敏感になっていて、仕事が広がらない

みなさんからは、

・自分で全てを抱え込まない

・ハードルを下げる

・仕事の量を増やすのではなく、クオリティを上げる

・1つ1つ丁寧に対応する

・以前のように働かない

・これからは自分のために生きる

・自分を客観的に見られるもう一人の自分を持つ

などなど、長く働き続けるためのヒントやアイディアがたくさん得られました。

復職後も出てくる疑問や不安は、みなさんで共有してよい方法を考えていきましょう。