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人と比べてつらいのよ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
本日の<自己洞察ワーク>では、
人と比べて辛くなる「劣等感」について取り組んでいきました。

劣等感のカラクリを聞いて
「目からウロコ」だった方が多かったご様子。

劣等感と今までずっと戦ってきてしまった
劣等感を亡き者にしようとしていた
劣等感を隠そうとしてきた
… などなど、否定一択の気持ちそのものが更なる辛さを産んでいましたね。

劣等感「苦み」を栄養「甘み」に変えていく11の方法の中から
いまの自分にとって、これならできる! と出会ったら
「比べてつらい」と今までとはちょっと違った付き合い方になりそうですね。

来週は引き続き「人と比べてつらい」に向き合っていきましょう。
おさらいを兼ねて更に身に着けていきながら、ワークもやっていきましょう。
また、アドラーの言葉を通しても
大切なエッセンスを自分のココロに入れていきましょうね。

リワーク フォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職後のコンディションや働き方を確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローし合う時間です。

今日も、様々な疑問や不安について、みなさんで話し合いました。

・復職の時期やきっかけ

・復職後の、上司や同僚との接し方

・産業医面談で、希望する勤務条件の伝え方

・通勤訓練や時短の勧め

・リワークの利用頻度や使い方

・有休を取る、休日の過ごし方

一人で考えているとグルグル思考になったり、悶々と悩んでしまうことも、他者の意見を聞いてみると解決策が見えてり、心が軽くなったりします。

今日の感想は、

・復職に向けての考え方、気持ちの持ち方について考え、「長く働ける環境作り」が大切だと思った

・自分で自分を苦しめていることに気づいた

・具体的に復職時の様子を聞けてよかった。勤務条件を職場との面談で相談していきたい。

などの感想をいただきました

復職前も復職後も、健康で働き続けられる方法をみなさんで考えていきましょう。

ストレスケア②☆物語の感想を語ろう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。
午前中の「心理療法」では、聴覚、視覚、体感覚などを使ったストレスケア②ついて学びました。
体の使い方や思い描く映像、言葉遣いや話し方などストレスを感じた時とリラックスしている時の比較をしてみました。
ストレスを感じている時の姿勢やしぐさ、声のトーンや速度などなど様々な点をチェックしましたが、その一つひとつがストレスを倍増させるものであることに気づきます。
それをリラックスしている時の姿勢やしぐさ、声のトーンなどと交換して再現すると、少し気持ちが楽になることを体験しました。

午後のグループワークは、ひとつの物語を読んで、その物語の感想を語ってもらいました。
最初に物語を聞いたときにどんな気持ちになったか、なぜそのような気持ちになったのか、その物語に隠されているメッセージは何かなどを考えてもらいました。
ネガティブな感想であっても勇気をもって話すことができ、そこからさらに深い話になったようでした。

グループワークは、“まずは自分の考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関わりに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

抑うつに繋がる考え方のクセ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では
抑うつに繋がりやすい「考え方のクセ」について検討していきました。

有名なのは「白黒思考」「べき思考」ですが、
それ以外にも習慣になってしまって自動的にこの考え方が出てきてしまうようになると
とても苦しくなってしまうものがたくさんあるのですね。
本日は12個、ご紹介させていただきました。

自分自身のちょっとしんどかった出来事を1つ取り出して
その中に「考え方のクセ」、潜んでな~い?と振り返ってみました。

・やってる!やってる!全部やってる!!
・今までずっとこの考え方が「良い」と思ってやってきた。だから苦しかったんだ。。
・こんなに(複数のクセに)がんじがらめになっていたら、つらいはずだ。
などなど … 。

みなさん、自分自身のつらさのカラクリにアクセスできたようでしたね。
クセに気が付くだけで、ふと客観的になれたり
感情の渦にハマらなくてすむようになったりします。
これからも「ふと気が付く」が身につくように、
プログラムの中で繰り返し、繰り返し、みんなで自分自身を観察していきましょうね。

自分をささえる心-自尊感情ってなあに?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の水曜日は、感情をテーマに、特に自分に向ける思いにフォーカスをあてています。

今日は、「自分をささえる心」と題して、自尊感情を中心とした自分への意識について考えていきました。
最初に聞いてみました。「自尊感情」って、日ごろ意識していますか?意識したことありますか?
皆さん首を振ります。さて、では、自尊感情って、どんなものでしょうか?ここからスタートでした。

自己肯定感、自信、プライド、、、、考えてみると、似たような言葉がいろいろ出てきました。
ありのままの自分を大切に思う、ラベリングされた価値、存在している価値、生きる力、、、いろいろな考えが出てきました。
そのどれも、自尊感情についてかかわってきそうです。
意識したことはなくても、なんとなくぼんやりとは思っているのかもしれません。

そこで、自分がどんな基準で自分の価値をはかっているのか、それぞれの「自尊感情のはかり」を具体化してみました。
さらに、そのはかりに影響を与えているかもしれない、自分のイメージ。
そして、そのイメージを刷り込んでいるかもしれないつぶやき、も振り返ってみました。
ぼんやりとして正体が良くつかめなかった「自分への意識」を少しずつ、日常の自分の行動におとしこんでいったのですね。

数人のグループに分かれて、考えや性格の違う人と話してみたり、違った経験をしてきた人と話したり。
いろいろなアイディアや考えに触れたことで、最初は???が沢山浮かんでいた皆さんの表情も、少しずつしっかりとしてきました。
何より、たくさん話して、疲れた!けど、楽しかった。
自分の考えを振り返ったり、見直したり。新しいことに気づけました。

普段は半日ずつで区切るプログラムが多いのですが、今日は丸一日、1つのテーマにじっくり取り組んでみました。
疲れた~!とは思いますが、一日をやりきったという充実感は、感じられたかもしれません。

来週の水曜日は、感情をテーマにした最後の回。
そんな自分へ向ける思いやりの気持ち、取り戻していきましょう。

とどのつまりは何のため?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
本日の<自己洞察ワーク>では、チャンクアップ/チャンクダウン という概念を通して
自分が本当に大切にしていることは何なのかを洞察していきました。

本日のみなさんの気付きだけで
1冊の本ができそうな …

深い気付き、大きな気付きも
たくさんあったご様子でした。

エレベーターのように、自分の考えのチャンク(塊)を上がったり下がったり
自由自在にシフトしていきながら、自分の「いまここやってる」を自覚していきましょうね。

働く力を回復しよう!-リワークの使い方

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の月曜日「復職準備」のプログラムは、リハビリのポイントを把握しよう!がテーマです。
休職や退職に至った経緯や背景、体調が悪化した要因って、本当に人それぞれで違いますよね。
何が、どう、自分にとってストレス要因になったのが、何が、どう、自分の体調に影響したのか。
これを知らないと、リハビリは始められません!

そこで今日は、復職や社会復帰へ向けて「働く力を回復する」ためのリハビリのポイントを考えていきました。

休職したり、ながく仕事から離れていると、やはりどうしても様々な機能がおやすみモードに入ります。
体調を回復して、日常生活が規則正しく、無理なく過ごせるようになったら、
次は段階をおって、はたらく力を少しずつ回復していきましましょう。

自分の今の状況を知っておくこと、復職準備が整った自分をイメージすることで、現在地とゴールの確認ができます。
その間をどう埋めていくかが、皆さんそれぞれ、まったく違ったリハビリの道筋です。
プログラムに加えて、個別フォローも活用しながら、このオリジナルな道を歩んでいきましょう。

これを具体的にするために、次回(さ来週)は、いよいよ、休職になってしまった経緯を振り返っていきます。
怖いですね。嫌な気持ちにもなりそうです。
でも、社会復帰への準備を整えるためには、どうしても必要なこと。
そういうときこそ、皆も一緒にやっているんだ、一人じゃない、と思って、一緒に取り組んでみましょう。
また次回、お待ちしています!

月に1度のなんでもとーく

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は月に1度の<なんでもとーく>を実施しました。
いつも本当にテーマは色々出るのですが、
今回はたまたまお仕事に絡んだお話が多かったです。

普段のリワークプログラムとはまた違った
臨場感あふれる職場での話の数々でしたが、
それでもやっぱりポイントの「軸」はいつものプログラムに戻ってこれましたね。

参加してまだ日が浅い方、卒業して日が浅い方、卒業して何年も経過している方、
それぞれのステージでの気付きが本日もあったようで何よりです。

メンタルのメンテナンスに、大切なことを思い出す為に、
みなさんここにいらっしゃる目的はさまざまです。
「いまの自分」を確認する場、上手に活用していきましょうね。

ストレスケア①★物の名前を考えよう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。
午前中の「心理療法」では、聴覚、視覚、体感覚などを使ったストレスケアについて学びました。
不安感や緊張感の強い時にはどのような姿勢をしてどんな声のトーンで話しているでしょうか。
その姿勢や声のトーンにより不安や緊張を増幅させているかもしれません。
逆にいうと、不安感や緊張感などのストレスの負荷が多い時に、それらを必要以上に増幅させない姿勢や声のトーンもあるということです。
今回は心と体が密接に関わっていることを自身の感覚に集中して感じることができたのではないかと思います。
次回のストレスケア2では、より具体的にストレスにアプローチしていきます。

午後のグループワークでは、‘ペットボトル’‘インターネット’などの外来語を日本語にするとしたら、どんな風に言うだろう?‘プチプチシート’‘耳かきのふわふわ部分’よく見るアレに名前をつけるとしたら?といった具合に、いくつかの課題をまずは個人で考え、その後にグループで話し合ってもらいました。
正解を当てるのではなく、あくまでもグループ内で命名してもらうというルールです。
かわいい名前、かっこいい名前、理にかなった名前など多くの面白いアイディアが出て和やかな時間になったと同時に、他者を尊重しつつも自身の意見を伝えることを意識する時間にもなりました。

グループワークは、“まずは自分の考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関わりに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワークは人数によって内容を変更する場合がございます。

CBT*大切な「きづく」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、

出来事や状況 と
それをどう 捉えた/受け取った/解釈した/定義した
その結果 どんな感情が起っているのか

この流れを1つの事例で検証した上で、
自分自身の実際の出来事で振り返っていきました。

モヤっとする
この状態を丁寧に見つめていくと
いろいろな具体的な感情が存在していましたね。

書き出すことで、今まで気付いていなかった
自分の感情だけでなく「考え方」も浮き上がってきた方、多かったようでなによりです。

次回は具体的に抑うつに繋がりやすい「考え方のクセ」に取り組んでいきましょう。
「ああ!やってる!やってる!やってるぅぅ!」
今から大合唱している光景が目に浮かびます。

本日も
自分だけじゃないんだ と気付いたことが大きかった
そんなご感想が複数ありました。
皆で気付いていくと、1人で気付くよりも
はるかに気持ちが楽に
はるかに多くの気付きが
あるのですね。グループで取り組む醍醐味です。