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アサーションってなんですか?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

6月の水曜日は、一か月かけて「アサーション」に取り組んでいきます。

「アサーション」は日本語にするのがなかなか難しい言葉なのですが、「さわやかな自己表現」とも呼ばれています。
自分のことも、相手のことも犠牲にせず、お互いを尊重して円滑な対人関係をはぐくむのに大切な視点です。

今日は、自分のコミュニケーションの特徴を知ることから始めました。
振り返ってみると、攻撃的なスタイル、非主張的なスタイルをとることが多い方もいるようです。
どうしてそうなってしまうのでしょうか?
アサーティブになれない原因はどこにあるのでしょうか?

実は、アサーティブであることで、問題や悩みがなくなるわけではなりません。
率直にコミュニケーションをしていくことで、かえって葛藤を引き起こすこともあります。
その葛藤をさけて黙ってしまうのではなく、お互いが納得できるやりとりの積み重ねが、気持ちの良い関係づくりにつながります。

後半は、そんなやりとりを試してみよう!ということでグループワークをやってみました。
「人生で大切なもの・こと」お互いに大切なものを伝え合い、合意を目指して話し合ってみました。
3グループ、いろいろなアイディアは出ましたが、今日はどのグループも合意できましたね!
いろいろなアイディアを聞くことができて、自分にはない視点があった。
合意形成って難しいけど、少数意見でも、意見の数が少なくても、声が小さくても、聞いてもらえるともやもやは小さいかも。
振り返りでも、率直な感想が聞かれました。

まず、自分を大切にすることからアサーションは始まります。
次回は、自分が伝えたい内容がアサーティブでなければ、アサーティブに伝えることは当然できませんよね。
来週は、まず、考え方を整えていきましょう!

劣等感とは何ぞや?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では先週に引き続き
「人と比べてつらい」という気持ち=劣等感について取り組んでいきました。

今日の取り組みの中で、劣等感と言ってもさまざまな様相があり、いま自分がどの状態の中にいるのかに気づくだけで
更に自分を苦しめる方向づけから外れていけることを体感できた方も複数いらっしゃったご様子でした。

「ただ、きづく」の大切さを今日も改めて確認できましたね。

土曜講座 アンガーマネジメント2

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」はアンガーマネジメントの2回目で、怒りの対処方法を学びました。

怒りのピークは6秒と言われています。ついカッとなって怒鳴ったり、物に当たったりして、少し経ってから後悔して血の気が引く。つまり衝動的な言動を取る前に6秒だけ待てば、怒りに任せた行動をせず冷静になれます。

 

すぐに効く方法としては、

・怒りを感じたら10点満点中何点か頭の中で数値化して、採点に注意を向ける

・頭の中で数を逆算して怒りから注意を逸らす

・特定の言葉を唱えて心を落ち着ける

などがあります。

他にも、深呼吸する、その場を離れるなど、怒りの6秒をやり過ごす方法を学びました。

 

さらに、時間をかけて怒り体質を変える方法として、

・怒りを記録して怒りの傾向を知る

・怒りに繋がる「べき思考」を見つけて、妥当かどうか見直す

・ちょっとした幸せを記録して、幸せ体質になる

など、思考や行動を変えていく方法を学びました。

 

みなさんからの感想は、

・怒りへの対処法が具体的に知れてためになった、いくつか方法を試してみたい

・更に学びを深めて人間関係を良好に築いていきたい

・ハッピーログをつけて、夜寝る前に今日1日のハッピーだったことを思い出して幸せな気持ちになろうと思う

などでした。

 

来月7/2は、アンガーマネジメントの3回目で、怒りを上手に伝える方法に取り組みます。興味のある方は、ぜひご参加ください。

不安症☆何を大切にする?

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日の午前中のリワークは、疾病理解『不安症』です。

不安症には様々な種類がありますが、そもそも人は何故不安になるのか。

不安を感じなかったらどうなるのかなど、根本的なことから考えていきました。

「不安を100%排除する必要はないのだとわかって安心した」などの感想がありました。

 

午後のグループワークは『何を大切にする?』です。

お金や愛、健康、時間など8つの項目の優先順位を決めていきます。

まずは、個人で順位とその理由を考えます。その後でグループでじっくり話し合っていきます。

この時、多数決は採用せず、少数派の意見にも耳を傾け納得した上で決定していきます。

「愛情はあるけれど不健康」or「健康だけど孤独」など極論持ち出して考えたグループもありました。

人それぞれ価値観が違う中、相手の話を受容的に聞きながら自身の主張もしていきます。

アサーティブなコミュニケーションの練習の場として金曜日のグループワークを活用してみてください。

 

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

あの時のつらさにあった「考え方のくせ」

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、今までのしんどかったこと、
特に休職に至るまでの中で経験したしんどかったことを振り返り、
そこにあった考え方のクセ(自動思考)に気づいていくワークを実施しました。

つらさの真っ只中にいた時は、ただただ思考が固まってしまっていて、その固まっていることにすら気づけなかったけれど、
こうして距離を置いて振り返ってみると、
でてくる、でてくる・・・でしたね。

本日も体験的に気づきが一番多かったのは、
「疑問文」のワナ でした。

疑問文をそのままにしておいたら、
ホントの考え、キャッチできませんでしたね。

疑問文は「疑問」。 その感情になったのは? を手繰り寄せていきましょうね。

比べて辛いから解放される①

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、人と比べて辛くなってしまう状態「劣等感」について取り組みました。

劣等感を持つことそのものは決して悪い訳ではありません。
恥ずかしいことでもありません。

劣等感と上手に向き合っていけると、自分自身を成長させてくれる大切な材料にもなるのですが、
振り回されてしまうと、自分自身を見失ってしまうほど様々なものを消耗してしまうものにもなっていきますね。

呑んでも 吞まれるな

劣等感もまたしかり。

劣等感の苦みを甘味としてどう活かしていけるのか、
その意識のコツを本日は12個ご紹介させていただき、皆と一緒に検討していきました。

今の自分のココロに響くコツを上手に取り入れていきましょうね。

来週は「12個目のコツ」を具体的にイメージワークしていきましょう。
また、アドラーの言葉を通しても「比べて辛い」から解放される糸口をつかんでいきます。

5月の振り返りと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、5月最後の月曜日。今月の振り返りをしました。
久しぶりに小グループに分かれず、全員でシェアの時間をもってみました。
お互いの話に興味をもって話題が広がったり、少し違った方向に展開したり、笑ったり、感心したり。
お話の仕方にも話題の選び方にも個性がでて、楽しい時間になりました。

皆さんが1つ1つ、実際に行動してみた実感が、いろいろなかたちでシェアされるのがこの振り返りの時間です。
毎月感じることではあるのですが、試行錯誤がそれぞれの蓄積になり、それがまた皆さんに広がっていくのがわかります。

後半は個別フォローアップでした。
自分が考えていること、困っていること、なんだかまとまらないこと。
誰かを目の前にして言葉にするだけで、絡まった糸が少しずつほどけてくる感触があるようです。
話題は決まっていなくても、話がまとまっていなくても大丈夫。
気軽に利用してください。

来週の月曜日からは、みなさん自身のリハビリのポイントを探していきましょう!
体調を崩してしまった原因はなんだろう?
自分にとっては何がストレスになったんだろう?
実は人それぞれまったく違うのです。
まずは、自分の経緯をよく知るところから。
一か月かけてゆっくり取り組みます。

幸せ体質になろう☆無人島に漂着したら

今日のリワークは『しあわせ体質になろう』です。

自分の口癖で思考が軽やかになっていくこと、日々の小さなしあわせに気づくこと、しあわせに気づいたら感謝を伝えること、不幸だと思われる出来事を不幸のまま放置しないことなど、いくつかのポイントについて振り返ってみました。

日々の小さなしあわせ探しでは、「思っていたよりもたくさんあって嬉しくなった」「しあわせを振り返ったら気持ちがおだやかになった」などの感想がありました。

 

午後のグループワークは、無人島に漂着したと想定して、限られたアイテムの中から何を用意し、日ごとに誰が何をするのかを決めていきました。

あるグループは必要だと思っているアイテムが他のグループでは必要なし、と判断されていること、無人島での過ごし方も、生きるために現実をしっかり見据えているグループもあれば、環境の変化によるメンタル面のケアを忘れずにしているグループもありました。

前者のグループは、まずは食と住を確保するために具体的な行動計画を立て役割分担もしっかりできていたのが印象的でした。

後者のグループでは食料の調達の傍ら、薬の離脱症状を心配し、リワーク講師を仲間に加えて「個別フォロー」「認知行動療法」を取り入れるという面白いアイディアを練っていました。

 

それぞれのグループで自身のアイディアや意見を言えることができていたようです。

 

 

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

考え方のくせ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、抑うつに繋がりやすい「考え方のくせ」12個について検討していきました。
自分自身のストレスを感じた出来事を1つ振り返り、その時に湧いた考えの中には
1つどころじゃない、いくつもの「考え方のくせ」が紛れ込んでいましたね。

そこに気付いていくだけでも大きいのですが、
自分の「湧いた考え」自体をキャッチすることの大切さにも気付く事が出来ました。

私達は社交で言葉をやりとりしているので、
自分のこの考えが社交上の言葉なのか、自分の本心なのか、
自分自身でもうやむやになってしまっていることがよくあります。

考えたことを更にじー---っと見つめてみると、
そのフレーズの背後にある想いこそが、本当に瞬間湧いた思考でしたね。

ヴェールをかぶせた言葉では、考え方を柔らかくしようとしてもターゲットがずれているのでなかなか効果がでにくいですので、
本日は「こういうヴェールをかぶせていたんだ」というリアルな感覚に気付けた事はとても大きかったご様子でした。

これ、自分だけで本などで学んでいたら出くわさない「落とし穴ポイント」。
グループで学ぶ醍醐味だなと感じた本日でした。
今日もみなさん真剣でしたね。

それぞれの着眼点の伸びしろを、みなさんがぐ~んと「ああ伸びてる!」の光景が本日のリワークルームにはありました。
次回は更に実践的にこの「考え方のくせ」に向き合っていきましょう。

「きき方」にもいろいろ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

コミュニケーションbasic編と題して、今月はコミュニケーションのそもそもの話をとりあげてきました。
最終日の今日は、日々のコミュニケーションのなかで大きな割合をしめる「はなす」「きく」をテーマにしてみました。

チェックリストを使って自分の話し方や聞き方を振り返ると、いろんな癖があることに気がつきます。
はっきり明確に伝えることや、相手の枠組みに沿って聞くこと。苦手意識にもいろいろあることがわかりました。

自分では聞く方がいいと思っていたけれど、意外と話すことの方がうまくできていた。
聞く方が楽と思っていたのは、ちゃんと聞いていなかったからかもしれない。などなど。

後半は、いろいろなミッションを設定して、様々な話し役、聞き役を経験してみました。
きき方が違うと、話し手にとっても、自分にとっても、どれほどの違いが感じられるのか、やってみてわかったことがたくさんありましたね。

なかには過酷なミッションもあり!本当にお疲れさまでした。
良い・悪いではなく、場面や目的に応じて、使い分けていければよいのでしょう。

今日は、特に「きく」ことを中心に考えてみました。
来月は「話す」ことを考えていきましょう。
自分の思うこと、きちんと伝えられていますか?