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リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職後のコンディションや働き方を確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローしていく時間です。

復職前はあれもこれも考えて、不安になる… どうしたらいいの?
みなさん経験されている復職前の不安ついて話し合いました。

リワークでコーピングの方法をたくさん聞いて、片端から試してみてセルフケアに努めた。

人に話したり、愚痴ったりして解消した、などなど。

中でも、復職したときに誰にどのように挨拶をするかは、みなさんの関心を集めました。

予め誰に挨拶をしたらよいか上司に確認しておく、挨拶の文例を相手と場合に応じていくつかパターンを考えておくと、不安が軽減される、ぜひやってみたい!と役に立ちそうでした。

また、上司から新しいことに挑戦するよう提案されたがどうしたらいいか?と質問がありました。

それについての具体的な方法を話し合っているうちに、本当にそれは今必要なのか?という疑問が出てきました。

上司は改善していると認識しているが、実はまだまだ回復途中。会社のニーズと自分のコンディションや望んでいるものが必ずしも一致しているとは限らない。まずは健康を保ちながら少しずつ慣れる、今の仕事に専念することが大切。焦らず、半年、1年と時間をかけてコンディションを整えていくことを優先させるという結果になりました。

みなさんからの感想は、

・復職に関する不安や体験談を共有できて、少しほっとした
・自分が一体何を望んでいるか、どうしたいのか考えることが大切と感じた
・焦らなくてよいと思えた。復職後、しばらくはゆっくりやっていきたい
・半年、1年という単位で戻っていくという話を聞いて、今できていない不安があったがほっとした

などでした。

日頃抱いている疑問や不安は、みなさん同様に感じていることです。健康に長く働き続けられるように意見を出し合って考えていきましょう。

見た目と人間関係☆サイコロトーク

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。
午前中の「心理学講座」では見た目の印象と人間関係について学びました。
人は髪型や身なり、ジェスチャーや表情、態度など言語以外の様子から相手の人となりを無意識のうちに感じ取ろうとします。
特にビジネスシーンでは清潔感の有無で信用度も変わってきてしまいます。
あなたは、他者に対してどのように自分を印象付けたいでしょうか。そのために必要なことは何でしょうか。第一印象でせっかくのチャンスを逃さないようにできることは何でしょうか。そのようなことを考えました。

午後は非言語コミュニケーションの予定を変更してサイコロトークを行いました。
話す際に、午前中に学んだコミュニケーションのコツを意識して話をしてもらいました。
意識して取り組めた人もいれば、なんとなくいつもの通りになってしまった人など様々でしたが、人と関わる中で「楽しい」と感じることはとても大事ですので、その感覚を残しつつ、学んだことを少し思い出してリワーク以外の場所でも臆することなくコミュニケーションを楽しんでほしいと思います。

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

生きているのは何の中?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
アクセプタンス&コミットメント と呼ばれている、
ストレスを抱えながらも、ストレスに振り回されないようにするにはどう意識できると良いか
というテーマに取り組んでいきました。

私達が生きているのは
本当に事実の中なのでしょうか?
「はい、そうです。」と言いたくなってしまうところなのですが、
実は、実は … という話。

私達の思考が作り出した「これ事実」という名の物語は、
意外とズレていることが多く、
全てを描いている訳でもありません。

「うつと不安の6つのプロセス」は、
まるで自分を見られているようだった、というお声が今日もたくさん届きました。

気付いていきましょう。
自分の意識がどこの中にハマってしまっているのかを。


来週は、物語に飲みこまれないようにするにはどうするの?
20近くある方法の中から
今の自分が一番使いやすい方法を受け取っていきましょうね。

自分を思いやるこころ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

「感情」をテーマにしている今月の水曜日。
私たちがコミュニケーションを通して伝えたいことは何でしょうか?
感情は「こころのこえ」として、その姿を伝えてくれます。

今日は、自分を思いやるこころ-セルフ・コンパッションについて考えてみました。

日ごろ、自分に厳しくすることに慣れている方が多いのではないでしょうか。
でも、苦しんでいるのがもし、自分の大切な人だったら?

最初にこう問いかけてみると、皆さんの表情がハッとしました。

対人関係や、目標達成、様々な場面で、私たちは大きな努力を強いられます。
苦しくても、つらくても、自分を鼓舞し、エネルギーを振り絞ってがんばっています。
これまでもう十分、やってきたのではないでしょうか。

今までも、日々、がんばってきた自分。自分に厳しくすることで、走り続けてきた自分。
その自分もコンパッションで抱えてあげましょう。
新しいやり方を取り入れるには、無理と焦りは禁物です。

2か月かけて取り組んできた「感情」のテーマ。
ラストの来週は「自分を支えるこころ」自尊感情とその背景にあるものについて、考えてみたいと思います。
午前・午後と連続した内容にしてみました。ぜひ、ゆっくり取り組んでみたいと思います。

ココロの栄養ことば

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
自分のココロを支える言葉やフレーズを集めてみました。

名言・格言だけでなく、

昔だれかから言われた言葉
大好きな曲の歌詞
子どもの頃に読んだ漫画にあったセリフ

立派な文章だけでなく、
たった4文字5文字のことばだって。

自分のココロを支え、
栄養になる言葉はどんなものでもOKなのです。

今日、出会ったことば
ココロの中で人生のタイムラインをゆっくり歩きながら拾ってきたことば
仲間のシェアで響いたことば …

栄養ことばを存分に
自分自身のココロの貯金箱に蓄えていきましょうね。

ライフデザインに「たまたま」を!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

4月の月曜日は、「キャリア」をテーマに考えています。
元の職場へ復帰するつもりの方にとっても、転職を考えている方にとっても、これからどう働いていくか、考えどころですね。
リハビリのなかで、これまでの働き方を見直して、より自分にマッチした働き方を見つけていきましょう。

今だからこそ自分を再発見することが、これからの人生の可能性を広げることにつながるでしょう!

前半は、その第一歩として、ライフ・デザインのイメージを広げてみました。
パッチワークをイメージして、休職前や今、どんな要素でどんな模様をかたちづくっているでしょうか?
そして今、自分がこれから、どんなパッチワークの人生を描いているでしょうか?

後半は、自分にあったキャリアを見つけるために、「たまたま」を活かす準備について考えてみました。
時分にマッチするキャリアをみつけるには、すでにもっているリソースを活かすことが大切です。
そして、ときにはそれ以上に、「たまたま」の出来事が、大きなきっかけを運んでくることもあります!

今日は、振り返ってみると、いろいろな「たまたま」を経験していることに気がつきました。
あっちでも、こっちでも、話の輪も広がっていました。

前半の話と後半の話?どうつながるの?という声もありました。
自分のライフ・デザインがイメージ出来ているからこそ、思いがけないできごとに遭遇しても、納得のいく答えをだせるのかもしれません。

皆さんの様々な「たまたま」から生まれたできごとを伺うと、驚きだけではなく、そこに至る必然性をも感じさせるものでした。
自分が何を望むかをわかっていて初めて、訪れる偶然が自分にとってのチャンスかどうか、決まるのかもしれません。

来週からの月曜日は、自分がもっている「リソース」=資源を、いろいろ発見していきましょう!

来週はまず、皆さんのパーソナリティと働き方の関係を考えてみたいと思います。

月に1度のなんでもトーク

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は月に1度の<なんでもトーク>を実施しました。
テーマは人生レベルの深い話から、昨日の連ドラの結末に納得いかない … そんな話まで
本当になんでもOKのトークなのですが、
意外や意外、今の自分に必要な気付きっていろいろなアプローチからキャッチできるものですね。

お話をしながら、お話を聞きながら、
「いまの自分」を確認できる2時間。
今日もさまざまな分野のテーマで分かち合いました。

お話されたストーリーの中に平日実施しているどんなプログラムのテーマが隠れているかを見つけた時には
「ああ、こういうことか!」と腑にも落ちましたね。

 

久し振りにこの話(テーマ)聞いたな。そうだったそうだった。
懐かしさと同時に、すっかり忘れていた自分に気が付いた。

このお声は毎月のようにお聴きするお声です。
来月は5月14日を予定しています。
またお話しましょうね。

仕事や資質を振り返る☆ボランティアは誰にする?

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の「復職支援」では自身の得手不得手、やりがいなど仕事や資質を振り返り、整理したり話し合ったりしました。

また、資質だけでなく「やりがい」についても考えてもらいました。

あらゆる要因がやりがいにつながりますが、必ずしもやりがいを持たないといけないのではありません。ただ、やりがいを感じると気持ちよく仕事ができるようになっていきます。

そういった意味で、「なぜ、やりがいを感じることができないのか」という点も併せて考えることは大事です。

「自分の得意なことに目を向けて仕事と結びけたことがなかったのでいい機会になった」などの感想がありました。

 

 

午後は、合意形成を目的にとしたグループワークを行いました。

様々な年齢や背景をもった5人の応募者から、ボランティアを2名選出してもらうのですが、多数決に頼らない話し合いで決めてもらいました。

どのチームも想像力が豊かで、活き活きとした話し合いができました。

各チームごとに採用した順番とその理由を発表してもらいました。

 

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

感情回避と感情駆動行動

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、「うつと不安の統一プロトコル」より
感情回避と感情駆動行動について自分自身と向き合っていきました。

辛い想いをしたくないがために思わずとっている行動が
実はストレスを維持してしまったり、逆にストレスを大きく育ててしまったりすることが
往々にしてあったりします。

お酒に走ってしまったり、youtubeから離れられなくなってしまったり … というのは分かりやすいのですが、
実は、良かれと思ってやっている行動そのものが
最も大きなストレスの原因(=もっというと根源)となっていることが多かったりするのですね。

今回の方々からもやはり、
「それ、まさに自分自身だ!」
「休職にいたった経緯そのものだった。自然に一緒に振り返りもできてしまった。」
「どうして自分がこんなに苦しくなったのかやっとはっきり理解できた。」

お声が多数寄せられました。

ですよね、ですよね。
今日は生々しい皆さんのリアルがたくさん出てきましたね。

みなさんの表情がいつもにもまして本気というか、真顔というか
リアルに振り返っている様子が伝わってきました。

1人だけだと辛いけれど、皆でやるからより向き合えたりすることもありますよね。
「なんとかしよう」とするよりもなによりも、「まず気付く」。

ちょっとずつ、ちょっとずつ、この大切な感覚が育っていきますように。

罪悪感と恥 -隠したいのは?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

4月の水曜日も、先月に続いて「感情」について扱っています。
特に今月は、自分へ向ける感情や想いについて、考えてみましょう。

今日そのなかで、「罪悪感」と「恥」を中心に取り上げました。

罪悪感や恥ずかしいという気持ちは、最初に生まれた感情を、自分がどうとらえているかが加わって生まれてきます。
この2つの感情には、自分への否定的な判断がかかわってきます。
ただ、何を否定的に判断しているのか、その「対象」が決定的に違うのです。

何を隠したいと思っているのでしょう?
それをじっくりと考えてみると、今自分が感じているのが「罪悪感」なのか?「恥」なのか?
区別ができるようになるかもしれません。

後半では、そういう「隠したい」姿や思い、気持ちはなんだろう?
自分は日頃、どうやって隠しているだろうか?
そんな視点から、外向けの自分がかぶっている「仮面」について振り返ってみました。

日常ではなかなか意識していない人も多いようです。
それだけ、当たり前に、長年、やり続けてきたのでしょうね。

自分にとって苦手な感情を感じないようにするために、好ましい感情にとどまろうとすることもあるでしょう。
これまでの経験から、こういう振る舞いをしておいた方が、受け入れてもらいやすいと思っているかもしれません。

どれも意識して使っているなら、それは適応のためのツールとして役に立ちます。
でも、意識せずに、自分が何を感じているかもわからずに、自動的に行動してるとしたら、、、、?

この仕分け、大事なんです!

来週は、自分にとって辛い感情-「恥」や「罪悪感」もそうですね-と、どうやったら、つきあっていけるのか。
自分への思いやりのむけ方を知っていきましょう。