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気にしすぎ・傷つきやすさ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、
気にしすぎてしまう・傷つきやすい傾向について向き合っていきました。

HSP(Highly Sensitive Person/気にしすぎ・繊細な人)として言われている特徴の数々は、
なにもHSPさんだけでなく、様々な要因から現れてきます。

そしてそれぞれの特徴は、更にメンタルを痛ませていく、数珠のように疲れを連鎖させていく …
しんどいですよね。
本日は、今の自分がそれらの特徴に無意識にハマっていないか、確認していきました。

とても繊細な状態は、決して悪いことでも、間違っていることでもありません。
ただ、自分を守ってあげること・ケアしてあげること・環境を工夫してあげること等は
とても大切でしたね。

無自覚に自分が頑張りすぎているモードに入っていることに気付き、
自分自身のことばでストップをかけてあげる。
本日はそんなことも意識した1日でした。

来週・再来週は更に具体的に下げ止まっていくには
どんなことを意識していけるといいか、検討していきましょう。

そのとき何が?-ストレス経験の振り返り

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

3月の月曜日は、復職や社会復帰へ向けて「リハビリのポイント」を考えています!
体調を崩した経緯も人それぞれ、もどる職場も、望んでいる自分もそれぞれ。
となると、リハビリして備えておきたいポイントも、人それぞれです。

今日は、そのなかでも大事なポイントの一つ、自分の休職経緯を振り返ってみました。

体調を崩した経緯やおかれている状況は人それぞれ。
当然、ストレスの原因になったことも、みな違います。
ストレス経験を振り返ることで、自分にとって何がストレッサーとして大きかったのかを知り、再発予防に役立てることができます。

実際には、ある一つの出来事だけが、ストレスを生んでいたわけではないのかもしれません。
仕事だけでなく、プライベートの状況、大きな出来事、日々の環境など、様々なストレスは足し算になって効いてきます。
すこし手間はかかりますが、全体を振り返ることで、新しい視点がもてるようになります。

辛い経験を思いだす作業なので、正直、とってもしんどいのです!
それでも、皆さん真剣です。無言でワークシートをどんどん埋めていきました。
辛いけど、自分がストレスに強くなるためだと思って、頑張って取り組んでくださった方もいます。
振り返ってみることは十分できたけど、さて、どうやったら対処できるかは、まだなかなか思いつかないという人もいます。
書き出してスッキリした。客観的にみてみると、結構大変だったな、自分。

それほどハードなワークを達成できたこと、そしてつらい経験を振り返ることができたことで、今日のところは十分です。
その一方、振り返るだけでハードだったということは、客観的に振り返り、冷静に対処できるようになるには、もう少し時間が必要ということかもしれません。
少しずつ、自分のリソースをふやしながら、リハビリを進めていきましょう。

最後に、グループで振り返りをしたとき、皆さんの力がふと抜け、堰を切ったように言葉があふれていたのが印象に残りました。

さて次回(さ来週)は、働くモチベーションのありかを探してみましょう!
働いてきて、辛いことばっかりでしたか? そういうわけじゃないんじゃないかな?
自分にとって、働く意欲につながったこと、探してみましょう。

月に1度の「なんでもトーク」

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワーク・デイケアのご報告です。

本日は月に1度開催の「なんでもトーク」を実施しました。
年度末の3月、みなさんこの時期ならではの想いもいろいろありましたね。

切り替えの時期だからこそ、振り返ってみたり、
自分の軸をもう一度見つめてみたり。

普段のようなプログラムありきではない、
本当にどんな話題でもアリの自由なアプローチだからこそ
逆にスーーーーーーーっと沁み込むものも、
すぐに役立てられるようなこともありました。

これからの1か月は三寒四温を繰り返すうちに本格的に季節がうつっていくますね。
私達も、自分の中の三寒四温、大切に扱っていきましょう。

効果的な人への頼み方☆公園をつくろう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の「復職支援」では効果的な人への頼み方について学びました。

職場では、業務を進めていく際に、人に頼み事をしないといけない場面が多く出てきます。

でも、人に頼み事をすることに多くの人が抵抗感をおぼえますよね。

そこで、頼み事をする側にも受ける側にも多くのメリットがあることを振り返り、「気まずさ」は本当なのだろうか?そこから考えていきました。

実は、思っている以上に人は親切にしたいものだということが見えてきます。

互いの認知の落差に気づき、双方にとってより良いコミュニケーションとは何かを学びました。

「頼む時の苦痛が軽減した」「頼む相手にもメリットがあることがわかった」などの感想がありました。

 

 

午後の実践チームワークでは「公園を設計する」というお題でチームに分かれました。

近隣の地域住民(スポーツ好きな大学生、子育てサークルの方、美化活動をしている市民など)になりきってもらい、それぞれが希望の公園を主張します。

その意見を踏まえ、皆でより良い公園をつくるのですが、ここで多数決は採用しません。

皆が納得するまで話し合いで決めていきます。

最後にチームごとにできた公園を発表しました。

 

真剣に話し合う姿の合間に笑い声もあり、和気あいあいとした、心地のいい空間ができました。

皆で協力して何かを作ることの楽しさ、そして、相手を尊重しつつ自分の考えも伝える、アサーティブな様子がみられました。

こうしたグループワークを通じて話し合うことの大切さ、チームワークの大切さを実感してもらえたと思います。

 

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

問題を解決していく「いまできるちから」

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<認知行動療法>では、行動に焦点を当てて取り組んでいます。
今週は問題解決に向けての認知を整えていきました。

どんなに「こんな風にやっていきますよ~」「これがコツですよ~」と知ったところで、
そもそも認知やモード、考え方が「解決していこう」というスイッチONとなっていなければ
アクセルを踏んでいるもう片方の足で、それ以上に、人によっては全力でブレーキをかけているようなもの。

それでなくても、問題だな、ストレスだな、と感じることは快適ではないのに、
更に苦しい・更につらい を上乗せして作っていってしまいます。

本日はストレス対処能力が高い人の思考をモデルとして
自分自身にそれぞれの観点からメッセージを送っていきました。

またスイッチONさせるパワーワードにはどんなものがあるかも
皆で集めていきました。

それらの共通点を検討していくと、
どんなことが足かせに実はなっているかが見えてきましたね。

自分を動かそうと思っているその思考そのものが
実は動かなくさせている要素を大いに含んでいたりして。

次回は、ブロックになっている想いを溶かしていく作業をしていきましょう。
ホンネの「ぶーたれ」の中にこそ 本当に動いていける宝の種が眠っています。

リアルなぶーたれを吐き出し合って、
リアルに動ける感覚を育てていきましょう。

こころのこえに耳を傾けてみよう

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

水曜日は、コミュニケーションをテーマに、グループや個人で様々なワークに取り組んでいます。
3月は、「こころのこえ」に耳をかたむけてみませんか?
こころのこえ=感情は、自分がおかれている状況を知らせてくれる大切なサインです。
無視して突っ走っていると、危険な状況に突っ込んでいってしまうかもしれません!
私たちは、その「こえ」に、素直に耳を傾けているでしょうか?

前半は、自分の体にある「感じ」を使って、私たちの「あたま」や「からだ」や「こころ」が出している反応を受け取ってみました。
自分の「感じ」がいかに繊細にメッセージを伝えてくれているか、実感できておどろいたという方もいらっしゃいました。

後半は、感情とのつきあい方をテーマに、グループワークに取り組みました。

いろいろな感情がありますが、今日は”怒り”と”もやもや”があがりました。
その気持ちと、どんな風につきあっているでしょうか?
実体験や本や情報など、ソースはなんでもよいので、様々なアイディアをだしていきます。

グループごとに、出たアイディアをグルーピングして、模造紙を使って発表します。
自分では思ってもみなかったアイディアがたくさんでてきて、今回も楽しいワークになりました!

次回は、さまざまな感情のうち、「不安」が私たちに伝えてくれるメッセージについて考えてみましょう。

自己肯定感を思い出す

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、自己肯定感をアップさせるために意識できると良いことを皆で検討していきました。

ざっくりと大きく分けて6つのカテゴリーそれぞれの中にたくさんの意識できることポイントがありましたね。

このプログラム毎回のことではありますが、
6つの中の1つ、
「しないこと10」を今まで全部ぜー-んぶやってた!!
… という方、1人2人どころではない人数なのです。
「ほぼすべて」を含めれば、今回も半分近くいらっしゃいました。

しないこと10 だけでなく、全体を見渡して
「これじゃあ、自己肯定感が低いのも当然だぁ。。。」
そうつぶやくお姿も恒例の光景。
今までのご自身を振り返ることができた方々も多かったご様子でした。

そうなのですよね。
気が付かないまま、下げるスパイラルに入っていれば誰だって低くなってしまいます。
自分自身を俯瞰して、自分の状態に客観的に気付いていけば、風穴、ちゃんとありましたね。

リワークの使い方-働く力を回復しよう!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

月曜日は、復職や転職、社会復帰に向けた準備につながる取り組みを進めていきます。
そのなかでも今月は、「リハビリのポイントをつかもう!」
リハビリと一言でいっても、何をどうしたらよいのか、とまどうことはありませんか?
今月は、ふたたび働き始めるまでに、何を整えていったらいいのか、自分のポイントをおさえていきましょう。

今日は、「働く力を回復する」ために、とりもどしておきたいポイントをつかみ、リワークをどう使っていけばよいかを考えました。

休職したり、ながく仕事から離れていると、やはりどうしても様々な機能がおやすみモードに入ります。
体調を回復して、日常生活が規則正しく、無理なく過ごせるようになったら、
次は段階をおって、はたらく力を少しずつ回復していきましょう。

皆さんが今に至った経緯も、もどっていきたい行先も、それぞれ違います。
ということは、リハビリしておきたいポイントも、そのための工夫も、本当に一人ずつ違うのです。
そのためには、個別に相談してカスタマイズすることも大切。
後半は個別フォローの時間だったので、そんな相談をした方々もいらっしゃいました。

来週は、ご自分のこれまでの経緯から、何が体調悪化の背景にあったのか、振り返っていきましょう。
辛い経験を思い出すことにもなるかもしれません。
だからこそ、家で、一人でやらずに、みんなのいる、外の場でやった方が、切り替えられることもありますね。

土曜講座 より良い人間関係を作ろう

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」は2月に行った「自分を知り、自分に優しくなるプログラム」プラス、「他者を知り、より良い人間関係を築くプログラム」でした。

自分、または他者を1人選んで、書くことによって理解を深めました。

「自分、または相手のよいところ」はどこでしょう? と聞かれてパッと思いつきますか?

「よいところ」 = 「すごーく特別にできていること」って思っていませんか?

そんな突出しているところはないなぁ…

できないところならあるけど…

そうではありません! 毎日当たり前のようにしていることも十分「よいところ」なのです。

「よいところ」を60%できていればOKとして書き出してみると… 次々と出てきました。

習慣化している「家事」も、実は「よいところ」。家族に褒められなくても、十分賞賛に値します。

他者についても同様に、苦手な人、嫌な人と思っていても、実はよいところがあるものです。

また「努力しているところ」も案外多く、「困っているところ」は努力して最悪の事態にならないようにしていると気づきました。

自分の弱いところを知って、落ち込み過ぎたり、グルグル思考に陥らない予防も考えました。

相手の苦手な時間、場所、状況などを知り、衝突を回避したり上手く対応する方法も考えました。

みなさんからの感想は、

・自分を見つめ直す良い機会になった

・できていることに着目すると、自己肯定感を高められるのかと思った

・困ったところも書き出してみると、自分では気づかずに無意識に対処していると気づいた

・相手のよいところ、努力しているところがたくさんあり、少し相手の困ったところも小さく見えた

などでした。

「土曜講座」は毎月第1土曜日に、認知行動療法を中心に、日常生活や職場で役立つテーマを取り入れています。ぜひご参加ください。

睡眠障害☆アイディアを深めよう

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中の疾病理解では、睡眠障害について理解を深めました。

睡眠障害といっても原因は様々です。また、睡眠障害といえば不眠を思いつく方も多いと思いますが、それだけでなく症状も様々です。

眠くなる仕組みなど基本的なことから、睡眠障害を引き起こす疾患までを学びました。

 

午後のグループワーク「アイディアを深めよう」では、今ある問題や改善の余地のありそうなものを議題にして皆でアイディアを出し合い、そのアイディアを否定するのではなく、どうやったら実現できるだろうかと考えてみました。

今回は「コロナ禍におけるペットブームと飼育放棄」についてです。

飼い方や飼うことによるデメリットを知らず、「かわいいから、癒されるから」という理由だけでペットを飼い、理想と現実の違いに驚いて飼育放棄する人が増えているといいます。

 

そこで「飼育放棄」を軽減させる方法についてアイディアを出し合ってもらいました。

 

ペットを飼うために資格制度を設ける、税金を課す、お試し期間を設ける、重い罰則を与えるなどなど、多くのアイディアが出ました。

 

グループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”などを体験したい方には最適な時間です。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。