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抑うつに繋がりやすい考え方のクセ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、
今月の「行動」テーマ、来月の「アクセプタンス&コミットメント」の合間を縫って
再び「自動思考」に取り組んでいきました。2週にわたる取り組みの前半です。

自働思考は、物事に対して意識するともなくふと浮かんでくる捉え方。
文字通り「自動的」に瞬間瞬間浮いては消え、浮いては消え … なので
普段は意識的にキャッチすることがありません。

その中には、抑うつに繋がりやすいパターンがいくつかあり、
無意識にその考え方・捉え方にハマってしまっていることに気が付かないままでいると
どんどん苦しさの中に入ってしまいます。

本日は典型的なエピソードを通して客観的に見つけるワークを中心に実施する予定でしたが、
想定以上に新しく参加されている方の割合が多かったため、

改めて「抑うつに繋がりやすい考え方のクセ12」を
基本から触れていきました。

来週は、その考え方をどう広げていくか、柔らかくしていくか、のヒント集を参考にしながら
自分自身の「考え方のくせ」も癒して柔らかくしていきましょう。

 

複数の方々から

・2か月前には、ほとんどすべての「考え方のクセ」にハマっていたが、
今はだいぶ気付けるようになって、ハマりこんでいない自分に気が付いた

・前回(2か月前)には、絶対になくならない と思っていたのに
本当に意識していくと実際に少なくなっていくのだなと感じた(自信になった)

というようなコメントがありまして、
やはり2か月毎には自動思考はしっかり触れていきたいなと思った次第です。

特に、認知行動療法は<普段の生活>がメインエクササイズの場。
習慣にしていくことが大切なので、
できるだけ早い内から「考え方のクセ」の存在に触れ、気が付き、癒し、
時間をかけて無理なく取り組んでいけるといいですね。

★11月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど 復職準備

火曜: 自己洞察ワークソーシャルスキルアップヨガなど

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど  認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど 実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方の疑問や不安に対して、既に復職された方がアドバイスをしたり、復職後のコンディションや働き方を確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローしていく時間です。

今日の話題は、働くためのモーティベーション、復職前の不安への対処、休職を繰り返さないための働き方など、みなさんが日頃思っていることを語り合いました。

中でも、復職前にやっておいたほうが良いことは? に対してたくさんの意見が出ました。

体力作りを挙げた方が多く、散歩をする、ジムに行く、徒歩でリワークに通う、重い荷物を持って歩くなど、ウォーキングを中心に、働くための体力をつけることが大切だと多くの方が感じていました。身体を動かして疲れると、良く眠れて生活リズムが整うという嬉しい効果にも繋がります。

他にも復職前にした方が良いことは?

通勤訓練をする、満員電車に乗る、立ち仕事なので立っている時間を増やす、上司に自分の状態を伝えておく、会話力を取り戻す、瞑想を取り入れる、コーピングを増やす、まとまった休みがあるうちに好きなことをする!と、いろいろなアイディアが出ました。

復職のことで頭がいっぱいになりがちですが、今までやりたかったことをする、旅行に行く、趣味に打ち込むなど、楽しいことやリラックスできることを増やしておくと、復職後のストレス解消に役立つコーピングの幅が広がります。

みなさんからの感想で、今日のお持ち帰りフレーズは、

・常に100%で仕事をしない

・ブレーキをかけて余力を残しておく

・復職したらゼロからスタート

・突発事項は起こるもの

・計画的に休みを取る

・コーピングを増やす  などなど盛りだくさんでした。

1人で考えていると悶々としますが、話してみると自分だけではないとわかり、色々なアイディアがもらえます。健康で長く働き続けるために、みなさんで話し合ってフォローしていきましょう。

あなたの愛着スタイル☆苦手な人への対処法

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中の「自己理解」では自分の愛着スタイルを知って、人とのコミュニケーションを振り返ってみました。

今回は不安型、安定型、回避型の特徴や克服ポイントなどを紹介し、自身の傾向がどこに偏りがちなのか考え、より良いコミュニケーションについて考えました。

3つの中でどれがいいのか悪いのかということではなく、自身のスタイルによって生きづらさを感じるなら、改善の余地があるかもしれない、または辛いパターンにならないために相手選びに慎重になってみる、などの方法を取り入れてみてはどうかということです。

安定型を目指したいとの感想が多かったです。

 

午後のグループワークは苦手な人への対処法をグループで話し合いました。

自分が苦手とする人物像の特徴などをまとめキャラクター化します。

その後、それぞれのキャラクターを持ち寄ってグループで話し合い、最強のキャラクターを作り、攻略法まで考えていきます。

苦手な人のことを思い出す作業はつらいことも多いです。

しかし、キャラクター化することで、客観視できる部分もあり、またユーモアを交えることで深刻さが軽減され気が軽くなる効果が期待できます。

 

 

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

 

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

CBT*行動を止めるブロックにはどう対処?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、問題解決法の取り組みの1つとして、
行動を止めてしまうブロックに対してどう意識的に対処していくか?を
皆で検討していきました。

この回の愛称は「ぶーたれ大作戦」。
問題解決シートを記入していく=問題解決に向けて取り組んでいく際、
ふと湧き上がったネガティブな想い …

こんなことやって何になるんだ?
どうせできないよ。
続かないだろうな。
考えるだけでもう面倒くさい。
やってることを想像したらもう辛い。 などなど

いろいろな 「 ぶーたれ 」 こそが、
実は 「 本当に実行できる扉を開く鍵 」だったりするのです。

この「ぶーたれ」をなかったことにする・スルーして
自分じゃない自分で取り組もうとしても、
ストレスが増えるだけ なのですよね。

本日の取り組みで
*ジャッジしないとどんな有益な発想に繋がっていけるか
*「問題解決の極意ポイント6」がどれだけ基盤になっているか
(どれだけ「ぶーたれ」をも解消しラクにしていけるか)

に気付けた方も多かったようで何よりです。

ネガティブな想いは、ネガティブだ。
というジャッジをはずすと、あら不思議。でしたね。

今日はケーススタディ(デモ)も実施して
客観的に皆さんにも検討していただきました。

来週・再来週は、認知のテーマに戻り、
集中して実践的なケースをやっていきましょう。
再び「考え方のクセ」ー「考えを広げる」総合的なワークです。

セルフコンパッション

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

感情をテーマにしている今月の水曜日。
今日は、自分を思いやるこころ-セルフコンパッションについて考えてみました。

日ごろ、自分に厳しくすることに慣れている方が多いのではないでしょうか。
でも、苦しんでいるのがもし、自分の大切な人だったら?
もっとがんばれ!早く早く!と声をかけるでしょうか?

対人関係や、目標達成、様々な場面で、私たちは大きな努力を強いられます。
苦しくても、つらくても、自分を鼓舞し、エネルギーを振り絞ってがんばっています。
これまでもう十分、やってきたのではないでしょうか。

人へはむけられる思いやり。少しずつ、自分へむけてみましょう。

後半は、そんな自分が、社会や人に受け入れてもらうために、失望を感じないために使っている外向きの自分について考えてみました。
「仮面」というと良くないもの、不誠実なものと思う人もいるようですが、決してそれだけじゃないのでは?
人と上手くやっていこうというのも、自分の大切な思いの一つ。そのために、意識して使い分けるのなら、役に立つツールのひとつ。

そんな自分の思いも含めて、そのまま抱えていけると楽になるかもしれませんね。

2か月かけてと取り組んできた「感情」のテーマ。
ラストの来週は「自分を支えるこころ」自尊感情について、考えてみたいと思います。

HSP*8つのOKを受け取ろう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<自己洞察ワーク>では、バウンダリ(ココロの境界線)が揺らぎやすくなってしまう
HSP(highly sensitive person / 傷つきやすさ 気にしすぎ 繊細な人)について取り組んでおりますが、

本日はHSP傾向の強い方、またメンタルが痛んできた時にも同様に陥りやすいパターンを検討し
無意識に自分で止めてしまっている「OK」に気づき、取り戻していきました。

最初は基本的な「8つのOK」から始めましたが、
そこから自分自身で塞いでしまっているOKに気づき、
自分自身の言葉でOKを取り戻し、バランスを育てていきました。

本日もたくさんのオリジナルOK(こちらの方が「リアル・本番」です)が登場しました。
全てを列挙するとすごい数になってしまいそうでしたので、
各自「ベスト5」を集めていったのですが、
それでも今回は 「84いい」が集まりました。(重複するものもたくさんありましたよ)

このまとめ作業をやるたびに、みなさんの言葉を目にしながら
「ああ、このOKが存在しないで頑張ってきていたのなら、本当に苦しかっただろうな。」と
おひとりおひとりに想いを馳せずにはいられません。

来週、みなさんの「今のテーマ」が詰まった「84いい」お渡しさせて戴きますね。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では
「頼っても断られてしまう。どうすりゃいい?」をテーマに
話し合いました。

自分だけの問題ではないことを
「自分だけ」のこととして引き受けすぎてしまわない。

これもまたバウンダリー(ココロの境界線)を育てていけると
しなやかな発想の土台となっていけますね。

時間を構造化する?

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、自分を知って働き方を考える第2弾!
時間の使い方と優先順位のつけ方を考えてみました。

私たちは、時間を意味のあるように使いたいという欲求を持っています。
そしてその意味は、たいてい、人とのやり取りから生まれるものです。
では、休職前は、あるいは働いていた頃は、どんな風に時間を使っていたでしょうか?
振り返ってみると、仕事という名の「活動」ばかりに時間を使っていた。
「雑談」や「親交」のような時間が、まったくなくなっていた!と、気が付いたことが多いようでした。

では、今なら、どんな時間の使い方をしたいでしょうか?
そして、その時間の中に、今抱えているタスクはすべて入りますか?

タスクの管理をするときに、次の2つの軸をよく使います。
-重要か、重要でないか
-緊急か、緊急でないか

ここで大事なのは、その「重要」「緊急」が、本当の意味で「自分にとって」かどうかです。
いつのまにか、私たちの判断基準は「なにか」にのっとられているようです。しまった!!!!

なんでもトーク

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークデイケアのご報告です。

本日は月に1度の「なんでもトーク」を実施しました。

本日はとても珍しく、全員が
「みなさんは~~~~についてどうですか?」
というご質問パターンとなりました。

自分の近況やテーマをお話戴く事もとても実りがあるのですが、
こうして他の人達のアイデアや意見を聞ける機会もまた貴重ですよね。
「こんな場所じゃなきゃ、こんなことみんなに訊けないよ。」
なんていうテーマだってありますよね。

また、自分では想定しないような「質問テーマ」を考えることによって
新たな自分自身の発見につながることもあるようでした。

こんな時どう伝える?☆カラー心理講座

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

こんな時どう伝える?では、「繁忙期に有休休暇を取りたい」「威圧感のある上司から業務のことで聞かれたが、即答できない」など職場内で言いづらいことを伝える時のコツや安全なコミュニケーションについて学び、話し合いました。

「デリケートなことを伝える時って難しい」そんな困り感についても話ができました。

午後のグループワークは、人数の関係により予定したプログラムを変更し「カラー心理講座」を行いました。

自身が選んだカラーと今の気持ちや考えを照らし合わせることで気づきが促進されます。

選んだカラーは絶対的な意味を持つものではなく、あくまでも今日の参考として心にとめておくものです。

選んだカラーが自分の気持ちと合致していたという方もいれば、ピンとこなかった、という人もいます。一番大事なことは、その色をきっかけにして振り返ってみたり、自己洞察してみたりして次のきっかけにつなげることです。

 

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。