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問題を解決できる認知って?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<認知行動療法>では、行動に焦点を当てて取り組んでいますが、
本日は、
問題の解決に向けて動いていきやすい認知・考え方ってどんな感じなのだのだろう?
最初の一歩を踏み出しやすいモードにはどうやって入れるのだろう?
問題解決に向けた「宝になる認知」を身に着けていきました。

それぞれの感覚から湧き出ることば、
本当にパワフルでしたね。

パワフル … 「何をもってパワフルと言うのか」の認知そのものが
目からウロコで広がった方も多かったご様子。なによりでした。

多かったご感想の通り。 意外、でしたよね。

 

本日は、すぐ使え動きやすくなるパワーワードを集めた他に、
実際にワークをしていた中で湧き上がってきたネガティブな発想も
集めました。

進んでいくエネルギーを発動させる ことと共に
止めてしまうエネルギー(ブロック)に気付いて溶かす こともまた
同じくらいに大切です。

ソツなくワークをしている風で、リアルには実行できないのは、

なにが本当のブロックになっているのか実は気付いていないから。
そのブロックに対処する認知が整っていないから。

来週は今週にも増して更にリアルな 「 ブロック認知をどう広げて溶かしていくか? 」

実は、みなさんのホンネから出る 「 ブーたれ 」 こそが
本当の意味で行動に繋がっていくとてもパワーを備えた扉の鍵。

みなさんのお声、効率良く取り組めるように
一覧表にしてご用意させて戴きますね。

傷つきやすい・気にしすぎてしまうつらさ

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
今週から3週間にわたってバウンダリー(ココロの境界線)が上手くつくれない要因と深く関係していると言われている
HSP(繊細な人、傷つきやすい、気にしすぎてしまう人)の傾向について取り組んでいきます。

・敏感になりすぎてしまう
・感受性が強すぎてしまう
・相手の反応を気にしすぎてしまう
・一旦気になってしまうと「ま、いいか」がなかなかできない
・相手のちょっとした一言で酷く傷ついてしまう
・シュミレーションしすぎてしまう

… などの特徴は、
実はHSPに限ったことではなかったりします。

大切なのは、「自分がHSPかどうか」ということよりも、
上記のような状態になってしまった時に、
どう意識していけばそれ以上に苦しい方向に流れていかずに済むのか ですね。

必要以上にココロが疲弊してしまわないように
引き続き、自分のココロの守り方を皆で育てていきましょう。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
復職後の配置についての不安をテーマに様々な角度から検討していきました。

ひとりきりで考えていると、出てこない発想ってありますね。
たった1つの常識 というものが いかにないのかを改めて感じた時間でした。

働く力をとりもどそう!!!!

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

月曜日の復職準備プログラム。今月は「リハビリのポイント」について考えていきます。
今日は、働くために回復したい機能や能力を知り、自分なりのゴール設定を考えました。

休職したり、ながく仕事から離れていると、やはりどうしても様々な機能がおやすみモードに入ります。
体調を回復して、日常生活が規則正しく、無理なく過ごせるようになったら、
次は段階をおって、はたらく力を少しずつ回復していきましょう。

そのための、4つの機能とリワークプログラムを関連付けていくことで、自分の課題をみつけ、スキルを身につけることができるようになります。
今日は、復職直前の自分の状態をできるだけ具体的にイメージして書き出すことで、自分なりのゴールを明確にしました。
プログラムでは毎月初めに、この考え方に沿ってチェックリストを使って復職準備の状態を確認していきます。
現在地を把握することで、目標への道筋が明確になるでしょう。

後半は、モチベーションのありかを探っていくワークを行いました。

仕事や家事をしていても、やる気の出るとき、でないとき、誰にだってあるものです。
何もしなくてもやる気は続くわけではありません。自分で補給していかなくては、いつか枯渇してしまいます。

これまでの経験で、やる気が出たとき、やる気がなかったけど持ちこたえていた時、なにがあったでしょう?
他の方々とゆっくり話し合うことで、自分のこともよく見えてくるようです。

それぞれの機能とリワークプログラムでの取り組みを連動させて、ご自分なりのプロセスを進めていきましょう。

土曜講座 行動を変えよう

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

今回の「土曜講座」は、認知行動療法の3回目「行動を変えよう」でした。

問題解決法は、問題やストレスになっている出来事の行動に焦点を当て、解決のための目標や計画を立てて、行動に移し結果を検証します。

手順は、①問題を明確にする → ②解決のアイディアをできるだけ多く考える → ③実行可能で効果的な行動を選び実行計画を立てる → ④行動を実行する → ⑤結果が上手くいったら習慣化、解決できなければ見直して進めていきます。

家事を先延ばししたり、ついスマホを見てダラダラ過ごしたり、言いたいことを相手に伝えられなくて、落ち込んで自己嫌悪に陥るなど、問題となっている行動を選んで、それについて解決方法を考えました。

コツは、
・実行可能で効果的なアイディアを採用する
・できるだけ細分化して、できそうなことから始める
・いつ、どこで、どのように実行するか具体的な計画を立てる、です。

計画通りに実行できないときは、1つだけでもできることをやってみましょう。少しずつ実践することによって気分の改善や不安が解消される一歩になります。

・やらなければいけないと思っていたことについて書き出してみたら、具体的にできそうでやることが見えてきた
・実際に計画してみて理想的なルーティーンを書いたが、もう少し緩めたり改善点も考えられた
・べき思考、白黒思考、マイナス思考など、考え方のクセに取り巻かれていることが可視化してみて気づいた
・思考を外在化したら、新たな行動を客観的に見ることによって、思考の整理ができた気がする。簡単なことから実行したい

などの感想をいただきました。

「土曜講座」は、毎月第1土曜日です。認知行動療法を中心に、日常生活や職場で役立つテーマを取り入れていきます。

初めての方、平日リワークの復習をしたい方、復職して久しぶりに思い出したい方、仕事で土曜日しか来られない方、どなたも対象です。ぜひご参加ください。

依存症☆あなたの美徳のテーマ

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

依存症と一口に言っても様々なものがあります。

依存症とは、誰でもなりえるものであり、また、根性で治せるものでもありません。

そのようなことを踏まえ、依存症の根底にある心理状態や経緯、予防的な取り組みについてなども学びました。

 

 

午後の『あなたの美徳のテーマは?』では、それぞれに与えられたテーマに沿って、自分を振り返り、そのテーマを取り入れる必要はあるのか、すでに充分足りているのかなどを考え、グループ内で発表し、その感想を参加者からフィードバックしてもらいました。

 

「プラスの言葉をもらって嬉しかった」「思いもしなかった自分への印象を教えてもらった」などの感想がありました。

 

 

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

CBT*問題を解決するちから

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日から3週間にわたって<認知行動療法>では
「認知」と並び、大切なストレス対処スキルとなる「行動」の部分に焦点を当てて
取り組んでいます。

初日の本日は「問題解決法」の基本と、その極意ポイントを6つ
理解していきました。

・今までスルーしてきたことばかりだった
・「そんなこと」と馬鹿にしてきたことが実は真逆の効果があったとはびっくりした
・これならできそうという気がした
・解説してもらうと、そっくりそのまま今までの自分で「見られてた?」と思うくらいだった

などなど、意外だった!というコメントが本当に多かったです。

決して極意ポイントは難しいものではありませんでした。
ですが、「じゃあやってる?」となると「・・・・否」でしたね。

本日だけでも意識が変わっていった方が多かったご様子ですが、
来週は
・自分の味方につけて駆使したい 「 パワーワード 」
・無意識に落とし穴にハマってしまう 「 NGワード 」 の確認をはじめ、
更に行動しやすくなる意識を整えていきましょう。

自己肯定感を高めよう

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<自己洞察ワーク>では、自己肯定感をアップするために
意識できると良いこと・取り組めると良いことを6つのカテゴリーに分けて検討していきました。

前回実施した時のグループでは
「環境」を能動的に捉えることの大切さについての反応が大きかったのですが、

今回は「しないこと10」に対する反応が大きかったようでした。

自己肯定感を上げたい、と思いつつも、
実際の毎日でやっていることは、実は「しないこと10」のことだらけだったことに
気が付かれた方も多かったです。

「だからだったんだな」
「だからいつまでたっても自己肯定感がなかったんだな」
「今までの苦しさを納得できた気がした」
「自分にとっては『上げる』前に『下げない』方がはるかに大事だった」

などなど、
いかに今までスルーしてきていたかに
深く気が付かれた方々が多かったご様子でした。

 

今日はとっても大切な第一歩、
「下げ止まり」の意識が生まれましたね。

「自己肯定感を上げよう」という抽象的なイメージではなくて、
もっともっと具体的にポイントを上げていくと、
意識しやすい・実行しやすいと言われています。

本日はたくさんの方法に触れていきましたが、
その全部を取り入れなくても大丈夫。

今の自分に一番ラクにできそうなことを
気軽にやり始める・気楽に続けてみることが大切です。
ちょっとずつ、ちょっとずつ、ですね。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では
「2人の上司の意見が違って板挟み。どうすりゃいいのさ?」
というテーマを検討していきました。

たった1つの単語の違い
たった1文字の違い
が、自分の首を絞めずに展開できるかどうかの鍵だったりしましたね。

なぞなぞのように、「?」から「!」に変わっていく皆さんの表情が今日は本当に印象的でした。
この調子で無理なくちょっとずつ、センスを育てていきましょうね。
今日もまた1つ「場」数を踏めたみなさんでした。 

11月のアクションプランと卒業発表

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

11月最初の日。今月のアクションプランを考えました。

そのために、まず現在地を把握しましょう。
「復職準備チェックリスト」を使って、働く力として回復しておきたいポイントをふりかえってみます。
定期的に振り返ることで、自分の変化を感じられます。
少しの変化でも見逃さずに、「できた!」の循環に繋げていきましょう。

行動目標と計画を立てる時は、できるだけ小さいステップを具体的に設定します。
「今できていること」を最初のステップにしても良いのです。
はずみをつけて、トントン、とできることを増やしていきましょう!

後半は、当院のリワークを卒業される方のこれまでの経験をシェアして頂きました。
いろいろな形式で発表してくださるのですが、今日はパワーポイントでのプレゼン付きでした。
密度も内容も濃い発表でしたね。
経験者の方々のお話は、私たちにも実感をもたらすものです。
今日も、参加された方々、それぞれの収穫があったようでした!
時間をかけて準備してくださった発表者の方、ありがとうございました。

埼玉新聞 2021年10月に掲載されました。

2021-10 パニック発作についてのQ&A

男女の脳☆何を大切にする?

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

午前中の「相互理解」では、男性的な傾向と女性的な傾向を異文化として理解し、コミュニケーションを考えました。

生まれ持った男女の性差だけでなく、自身の傾向性として捉えてもらう中で、自身が想像していた傾向性とは逆のものが強く出ていることに気づいた方もいらっしゃいました。

お互いの傾向性を知ることで寛容さが生まれ、また、適切なコミュニケーションを考えることでよりスムーズで気持ちの良い会話ができることも事例を踏まえながら確認しました。

 

 

午後のグループワークでは、お金や愛、健康など、生きていく上で何を大切にするかをまずは個人レベルで考えました。

その後、グループで多数決に頼らない話し合いによって、大切だと思う順番を決めてもらいました。

各グループによって全く違う順番になり、新鮮な思いを抱いた方も多かったようです。

 

 

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。