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今月の振り返りと個別フォローアップ

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、10月最後の水曜日ということで、今月の振り返りを行ないました。
今月やったこと、気づいたこと、今後に役立ちそうなこと。
各自で振り返った後、みんなでシェアしていきます。
それぞれの出したキーワードにピン!ときたら、「それ、どういうこと?」と詳しく聞いてみました。

今月は、自分で行動してみたことを、さまざまな視点から伝えてくださった方が多かったように思います。
以前と今と、違うやり方をしてみた実感や、新しく取り入れようとしてみたことなど。
皆さんの実践経験が伝わってきて、心強かったり、嬉しかったり。

どんな知識も情報も、皆さんの実生活で役に立たなければ宝の持ちぐされになりますね。
ちょっとしたことでも、ぜひ、行動を積み重ねていきましょう!

個別フォローアップでは、それぞれ、今、感じていることや抱えている課題、今後へのもやもやなどを話し合いました。
抱えている事情は人それぞれ。自分のおかれている状況が、人から見ると、まったく違って見えることもあります。
毎週1回、月曜日か水曜日にありますので、ぜひ、気軽に話に来てください。

グループで語り合うことで気づくこと、1対1で丁寧に話し合うことでわかること、うまく組み合わせていきましょう。

自己価値設定に気づく

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日と来週の<自己洞察ワーク>では、
バウンダリー(ココロの境界線)を育てる6つの大切なことの1つ、
「自己肯定感をアップする」について、取り組んでいますが、

本日は自己肯定感をアップさせるのを阻む「誤解あるある」に触れ、
自分自身にもその誤解で「自分の価値イメージ」を不必要に下げてしまっているところはないか振り返ってみました。

誤解ポイントはたくさん(30個以上)あるのですが、
「うわ!自分はコレやってる!」の衝撃ナンバーワンポイントは、本当に人それぞれ。

あえてお伝えしますと、
その中でも多かった誤解は、今回のグループでは、
「自信をもつこと」「根拠があること」でした。

自己肯定感を1本の樹に例えて、
実はどこが「要」なのか、本日は皆さんで確認もできましたね。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
お互いに嫌い合っている自覚が(お互いにある)相手に
どうしても頼みごとをしなければならない時、どうすれば良かったのか?
というテーマに取り組んでみました。

今回の意識のありかた、そもそもの考え方、咄嗟の対処のしかたは、
このケースに限定されることなく、幅広く
「好きじゃない人・苦手な人」にも応用ができそうでしたね。

 

ご参加されている方から、
みなさんの生(なま)のお話をきいているだけで
今までひとりで悶々と抱え込んでいた根本的な苦痛のもととなっていることが
溶けていくようだった。
そっか。こう考えればいいんだ! と思えた。ラクになった。

そんなお声が届いています。
みなさんが小グループでお話しているなにげない言葉のやりとりの中で感じたそうです。

そこ(その場)に居ること
ライブで耳に入れてあげること

本当に本当に大切なんだな、としみじみ感じつつ、筆者もまた学びを受け取った時間となりました。

★11月1日(月)卒業発表があります!★

町田クリニック リワークプログラムよりご案内です。

11月のスケジュールにも記載の通り、11月1日(月)午後に卒業発表があります!

復職にむけた経験を当事者からうかがえる貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。

当日は、卒業発表終了後に個別フォローになりますので、ご了承ください。

★10月27日(水)の卒業発表はありません

 

 

こころの弾力を取り戻そう!-レジリエンス

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の月曜日はずばり!「再発予防」について考える一か月です。
リハビリの中でとても大切なポイントです。じっくり、自分なりの再発予防プランを作っていきましょう。

私たちの人生は、思いがけない出来事の連続です。
休職や離職を余儀なくされた方は、今のこの経験が「予測できなかったこと」かもしれません。

今日は、こういった困難な状況をどう受け止め、その先にどうつなげていくのか、その力となるレジリエンスをとりあげました。
「こころの弾力」と言ってもよいレジリエンス。
発揮できれば、日ごろのストレスも大きなできごとも、きっと次の一歩を踏み出せるようになるはずです。

とはいっても、特別な能力が必要なわけではありません。
皆さんは、困難な状況から一歩ずつ、次へ向けて歩いているのですから。
これこそ、もともともっているレジリエンスの力です。

レジリエンスの5つの要素をチェックすると、自分がもっているリソースがわかってきました。
楽観的思考、人とのつながり、現実の受容。日頃から得意なことも、苦手だなと思うこともありました。
全部の要素が身についている必要もなく、得意なことをうまく活かしていきましょう。
レジリエンスとしてだけでなく、いろいろな視点からも役立ちそうな要素ですね。

何より大事なことを。皆さんの中には、すでに「回復する力」があります。
少しほこりをかぶったり、さび付いているかもしれませんが、取り出して、はたきをかけて、油をさせば十分使えるはず。

その経験を、これまでにも何度も、何度も、積み重ねてきている自分の可能性をまず、自分が信じてみましょう。

根っこに栄養を与えよう;ドラマセラピー

物事がうまくいかない時
思ったような結果が出ない時

私たちは「なんとか、解決しよう!」と、上に伸びていくための方法ばかりを、考えてしまいがちですね。

でも、そういう時こそ、「上」ではなくて「下」に目を向けて見ましょう。
木に花や実を実らせたいのであれば、まずは根っこを育てることが大事です。

今日は、皆さんに「自分の木」を考えていただき、自分の根っこにどんな栄養が必要か?を考えていただきました。そして、ドラマの中で実際に「自分の木」になっていただき、必要な栄養を、たっぷりと与えるワークを行いました。

・たっぷりとした睡眠
・ゴロゴロした時間
・美味しいご飯
・友達や家族との語らい
・ゆっくりとお風呂に入る

などなど、、、

根っこから、そう言った栄養素をたっぷりと吸い込んでいくドラマワークの後、
参加者のお一人からは「やっていることはドラマの世界でのことだけれど、実際に自分の体がグングン伸びていくような身体感覚がありました。」というコメントをいただきました。

ドラマセラピーの良さは、実際に体で感じること。
これに尽きると思います。

今日も、皆さん、いっぱい笑ったり、ホロリとしたりしながら、自分の身体感覚に落とし込んでいく時間になったようで嬉しく感じています。

来月も月末の土曜日の午後、ドラマセラピーの時間でお待ちしていますね。

初心者大歓迎です!どうぞ、お気軽にご参加ください。

ストレスケア②☆非言語コミュニケーション

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

午前中の「心理療法」では、聴覚、視覚、体感覚などを使ったストレスケケアを行いました。
ストレスになっている記憶や動作などをリラックスしている時のものに置き換えてストレスの軽減を図ります。また、言葉の意味の捉え方なども取り入れてストレスへの対応を深めました。

午後のグループワークでは、意図的に言葉を使わないコミュニケーションを体験してもらいました。
言葉を使わないということは、ジェスチャーで伝えたいことを表現するということです。
今回は、3つのグループに分かれてタワーを作りました。
より高く、安定感のあるタワーを作ることを競う、というミッションですが、話していいのは1人3回までです。
3グループとも全く違ったタワーが完成しましたが、高さは申し分が無かったので、プラス事項としてデザイン性も考慮して競いました。

非言語コミュニケーションワークは、伝えたいことや表現してほしいことなどを考えつつ表現もするので、正直、頭も体も非常に疲れます。
しかし、大人になった私たちが、忘れかけていた童心を取り戻す貴重な時間にもなります。

金曜日のグループワークは、“まずは自分考えや思いを安全な場所で語ってみる”“人との関りに慣れる”そうした経験の積み重ねから自身のコミュニケーションのあり方を振り返ることができます。

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

CBT*認知再構成法

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

本日の<認知行動療法>では、考え方を柔らかくする・広げていくエクササイズを
どう実践的にやっていくか、ポイントをおさらいしつつ、認知再構成法に取り組みました。


実際にネガティブな感情が沸き起こる場面を皆さんから提供して戴き、
デモンストレーションを観察すると共に、全体の流れの把握と、
客観的な視点・バランスのある視点からの発想と感覚を養っていきました。

(いつものことではありますが)
初めて経験する方々にとっては「びっくりするほど」柔らかい考えってでてくるものですよね。

本日皆さんに一番響いたことの1つに
「おりこうさんにならない」ことがあったようでした。

本当に素の感覚になってみて出てきた感情・思考が
どれだけ「自分のとっての『肝』」に沿った展開に繋がっていくかを
みなさん目の当たりにした感覚が一番残ったようでした。

この感覚を忘れないまま、
来週は、自分自身のケースで取り組んでいきましょう。
また、伝統的な「7つのコラム」の方もご紹介する予定です。

★10月のプログラム

 

リワーク・デイケア プログラムカレンダー(PDF)

*ご利用にあたり、初回/再開の前に診察にて事前確認が必要です(詳しくは受付まで)
*状況によりプログラムを変更する場合がございます。予めご了承願います。
*10:20までに入室された方にはお弁当がご用意できます。

 

【 プログラムご案内】

リワーク部門)

月曜: 復職・キャリア・セルフケアプログラムなど 復職準備

火曜: 自己洞察ワーク・ソーシャルスキルアップ・ヨガなど ヨガ

水曜: コミュニケーション・個別フォローアップなど

木曜: 認知行動療法・個別プログラムなど  認知行動療法<個別集中ワーク> ★ 詳細&FAQ ★(ブログ)

金曜: グループワーク・復職支援・各種心理療法・ライフスタイルなど 実践チームワーク・グループワーク・復職支援

土曜: リワークフォローアップ
第1土曜:不眠の認知行動療法…睡眠に関する考え方や行動を見直すことで、睡眠を根本から見直し、不眠の改善を図ります。個人の特性を知り、ご自分に合った睡眠パターンを見つけていきます。
第2土曜:えじり心理師と語らうなんでもトークグループ…リワークで話しきれないこと、日常的なことなのだけど気持ちを吐き出したい、近況を話して「今の自分」のテーマを確認したい … なんでもOKのフリートークです。ゆったり語らっていきましょう。(聴いてるだけのご参加もOKです)

ココロの境界線*根深い罠・ケース検討

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<自己洞察ワーク>では、バウンダリー(ココロの境界線)について取り組んでいますが、
本日は、適切な境界線を引くことを阻む、根深いブロックについて検討していきました。

どうして必要以上に頑張ってしまうのだろう?
どうして自分だけがいつも疲弊してしまっているのだろう?
犠牲的に動くパターンからどうしていつまでたっても外れられないのだろう?

私達が小さい頃に自然に身につけてきた「サバイバル術」。
この意識の存在とカラクリに気付かないままだと、
いくら「ココロの境界線」を意識しようとしても、
根本のところに張られている落とし穴(トラップ)に足を取られてしまうのですね。

今日はそのカラクリに気付き、
「 もうそのサバイバル術の賞味期限は、終わっているよ、もう使わなくても大丈夫。」
を意識していきました。

また、本日は具体的、かつリアルなみなさんの実際のケースを2つ検討しました。
「もしかして、これも … バウンダリーのテーマ?」
この疑問からスタート。まずは「気付く」が大切でしたよね。

リアルなケース(生の題材)を元に取り組んでいくと、
発展していく質問も気付きも、すぐに使える・役に立つものばかりでしたね。

その場でどんどんご自身のケースにも重ねていっている皆さんのご様子が
とても印象的でした。

その中でも、一番ご感想で多かったのは
「思いやりと共依存の違いってなんだろう?」のやりとりについてでした。

やっぱりグループの力って大きいですね。
あれを一人きりではなかなか全部は浮かんでこないし、
本(文字)でただ読んでも、実感としてすぐには沁み込んではこないだろうな、と思いながら
みなさんの活発な共有を聞いていました。

今日皆で出せたたくさんの確認ポイント、
「長年もや~としていたものがクリアになった。みんなのおかげだ。今日は記念日。」
そんなお声もありましたよ。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
「塩対応」について検討しました。
ミスしてしまった後、上司の態度が冷たく感じて辛い。
こんな時、どう考えるか、どうふるまうか。
午後も、さまざまな角度からアイデアが出てきましたね。

1回1回はちょっとずつなのですが、
マラソンだからこその繰り返しエクササイズができる機会。
みなさん有効に使って戴けているようで何よりです。

サポートを得るために-何をどう伝えるか

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今月の月曜日「復職準備」のテーマは、ずばり「再発予防」です。
復職面談、あるいは転職の面接でも、必ず話題になるポイントの一つです。
もちろん、皆さん自身にとっても、「再発しないこと」は今後の生活で大切なことですね。

今日は、復職や転職、社会復帰へ向けて、周囲に、何をどのように伝えるか、不安や悩みを共有しました。
同じような経験をしているお互いで話し合ってみると、共通することやヒントがもらえることも多いですね。
毎回そうなのですが、今日も、予定時間を大幅にオーバーして話が続きました。

転職にしても復職にしても、自分の症状や特性や病気について、なにをどこまで伝えるかは、考えどころです。
皆さんが同じような悩みを抱えています。
そして、理解しようとしてくれる人たちばかりではないことも事実。
そういう人たちも含めて、どうわかってもらえるように伝えたらいいのか、熱心な意見交換が続きました。

後半は、振り返り発表と題して、復職が近い参加者の方の振り返りを共有していただきました。
とてもリアルなやりとりに、ぐっと息をのんだ場面もありましたが、、、
お互いに、近い経験をしているからこそ、わかること、共感できること、聞きたいことがたくさんでてきます。

お互いに、助け合いながらできる今の環境を存分に生かして、すすんでいきたいですね。

来週は、回復のために必要な力-レジリエンスについて考えていきます。
自分の経験も振り返って、レジリエンスを発揮できていなかったか、みつけていきましょう。