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ストレスケア・アートセラピー

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

「ストレスケア2」では、前回同様に視覚、聴覚、体感覚、言語を使ってストレスを軽減する取組みについて考えました。

嫌な出来事を思い出した時のことを詳細に思い出していき、その感覚を別のものに置き変えていきます。

例えば、ドスの効いた低い怖い大きな声で「ばかやろう!」と聞こえたなら、その声の質、スピード、大きさを変えてみるのです。

そうすると、思い出した時のストレスが軽減していることに気が付きます。

姿勢や目線を変えるだけで、悲しい気持ちが減ったのを実感したとの感想がありました。

 

午後は、アートセラピーで、あらかじめ線が描かれている紙に色を塗ったり、線を足して別の絵柄にしたりして作品を仕上げました。それぞれの個性、世界観が表現されている作品ばかりでした。

また、川柳にも挑戦しました。

人間関係についての川柳では、笑いもあり楽しく詠むことができました。

 

※金曜のグループワーク人数によっては内容を変更する場合がございます。

罪悪感と恥-隠したいのは自分?行動?

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、感情を理解するシリーズとして、「罪悪感」と「恥」を中心に取り上げました。
罪悪感や恥ずかしいという気持ちは、最初に生まれた感情を、自分がどうとらえているかが加わって生まれてきます。
この2つの感情には、自分への否定的な判断がかかわってきます。
だからこそ、そういう自分を人の目から隠したいという思いが湧いて、孤独を強めていくという悪循環を生む可能性があります。

同じシチュエーションでも、罪悪感を感じる状況や理由は人それぞれでした。
一人で抱えていると、自分を否定する気持ちは大きく、硬くなっていきます。
ならばいったん、明るいところに出してみましょう。きっと、少し軽くなるはずです。

自分の存在にかかわる思いだけに、話を進めていくと苦しくなったり、辛くなったりする方も多いプログラムです。
今日も、たくさんの方がそれでも一生懸命、自分の思いを知ろうと、向き合っていらっしゃいました。

隠したい思いは、「自分だけじゃない」「それほど重大な事か」をキーワードにすると少し楽になります。
共感してくれる人、信頼できる人に、まずは話してみませんか。

自己肯定感を高めるために今できること

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。

今月の<自己洞察ワーク>では、自己肯定感について取り組んでいます。
今週は「 自己肯定感を高めるために いまの自分ができること 」を検討していきました。

・誤解をクリアにする
・環境
・意識
・3ステップ
・増やす
・ことば
・しないようにすること10

上記それぞれの「カテゴリー」の中にも、更にたくさんの項目がありましたが
全部を意識する必要はありません。

いまの自分が
無理しなくてもできること

を、いくつかココロにとどめていければ十分です。
今日は自分にとっての「マイ ベスト」も選んでみました。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では、
「クレームを入れる」をエクササイズしていきました。
今日はバウンダリーもテーマになりました。本当にバウンダリーは大切ですね。

次回もその時のみなさんのお困りごとをもとに
ロールプレイを実施していく予定です。

後屈のポーズ

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

本日のヨガは後屈の練習をしました。

後屈は肩こりを解消、自律神経の改善、腰・背中の柔軟性を高め、背筋が強くなり、姿勢改善にも繋がります。

デスクワークに多い猫背の方には胸を開くことがとても必要です。

後屈のポーズで胸を広げることで、胸の周辺の交感神経が刺激され、気持ちが前向きになったり、やる気がでたりする効果もあります。

今日はスフィンクスポーズ、アザラシのポーズ、ウルドゥバダヌラアーサナなど練習しました。

腰痛持ちの方は無理をしないようにして下さい。

リハビリのポイントと経緯の振り返り

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、復職や社会復帰へ向けて「働く力を回復する」ためのリハビリのポイントを考えていきました。

休職したり、ながく仕事から離れていると、やはりどうしても様々な機能がおやすみモードに入ります。
体調を回復して、日常生活が規則正しく、無理なく過ごせるようになったら、
次は段階をおって、はたらく力を少しずつ回復していきましましょう。

自分の今の状況を知っておくこと、復職準備が整った自分をイメージすることで、現在地とゴールの確認ができます。
その間をどう埋めていくかが、皆さんそれぞれ、まったく違ったリハビリの道筋です。
プログラムに加えて、個別フォローも活用しながら、このオリジナルな道を歩んでいきましょう。

後半では、それぞれの休職経験を、視点を広げて振り返ってみました。
仕事だけでなく、プライベートの状況、大きな出来事、日々の環境など、様々なストレスは足し算になって聞いてきます。
すこし手間はかかりますが、全体を振り返ることで、新しい視点がもてるようになります。

ハードなワークだった!ので、疲れたという方がほとんどです。
それほど疲れるワークを達成できたこと、そしてつらい経験を振り返ることができたことが、十分な成果ですね。
そのなかで、当時の自分をいたわる視点と本来の自分であればどうしたかったのかという視点をもてたでしょうか?

リワークフォローアップ

こんにちは。南浦和駅前町田クリニックのリワーク報告です。

リワークフォローアップは、これから復職される方々の疑問や不安に対して、既に復職された方々が経験を振り返ってアドバイスをしたり、復職後のコンディションを確認したり、みんなで意見を出し合ってフォローし合うグループです。

復職したら挽回しようと頑張りすぎてしまうかも…

周りにどう思われているか気になる…

まだ本調子ではないのに、元通りに働けると思われている…

自分は人より仕事量が少ないのに職場にいてよいのか…?

そんな不安や疑問が挙げられました。

みなさん、思い当たることがあり、自分もそうだったと頷かれていました。

今までの分を挽回しよう!きちんとしなくちゃ!と、つい力みがちになってしまうのは当然!でも、人よりも自分が一番自分に求めている、周りはそこまで求めていないのでは…?

仕事量は少なくても、いてくれることで確実に他の人の仕事量は減っている、戻ってきてくれてありがたいと思っている人もいるはず。

自分なら復職者のことを非難するより、大丈夫かなと心配して見守る。

会社はいてほしいと思っている。今は本調子でなくても、できることをすればいい。頑張りすぎてまた休むよりも、セーブして長く働き続けるほうがいい。

何かをしようとするのではなく、ありのままの自分でいればよい。

このような意見やアドバイスが得られました。

経緯や状況は異なっても、同じ経験をされた方々からの意見やアドバイスは、心に響くものがありました。

参加者からは、温かい言葉をもらって励まされた、これからも働き続けるために急がず大切にしていきたい、無理せずありのままでいればよいと思えた、語ることから学ぶことが多いなどの感想をいただきました。

参加者だけではなく、ファシリテーター(進行者)も、毎回みなさんからパワーをいただいています。みなさんで知恵を出し合って、心豊かに過ごせる毎日を作っていきましょう。

ume

ストレスケア①・非言語コミュニケーション

こんにちは。

南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

 

「ストレスケア」では、視覚、聴覚、体感覚、言語を使ってストレスを軽減する取組みについて考えました。

嫌な出来事を思い出した時に、映像で見えるのか誰かの声で聞こえるのか、居心地の悪さを感じるのか、など様々な感覚を使っていることに気づきます。

 

その感覚の得意分野は人によって違いますが、今日は視覚と体感覚を使ってストレスのケアする方法を体験してもらいました。

 

ストレスを感じつつも、リラックスしている状態を具体的に思い出していくと気持ちが楽になることが体感としてわかったとの感想がありました。

 

 

午後は、発話できるのは3回までと制限を設けた中で、新聞紙タワーを作成してもらいました。

2チームに分かれ、タワーの安定感と高さを競ってもらいました。

意思疎通は手ぶり身振りでなんとかできたようです。

 

 

金曜日の午後は、楽しみながらコミュニケーションを取るグループワークを中心に、様々な取り組みをしています。

 

※人数によっては内容を変更する場合がございます。

ストレスの全体を見渡す

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
本日の<認知行動療法>では、「ストレスの全体像を見渡す」というテーマに取り組んでいきました。

本日は初めて認知行動療法に触れる方も多かった為、
認知行動療法の基本モデルのお話しを改めてお伝えした上で
自分自身のストレス体験とストレス反応の全体像を見渡してみました。

それはまるで自分の外側(体験・状況)と内側(反応)の地図全体を見るかのよう。

ストレス反応の中でも特にネガティブな感情に翻弄されている状態の時には
しっかり「全体像を見渡す」と意識していくことで

感情にそれ以上振り回されなくなったり、
自分のパターンに気づくことができたり、
物事をとらえるココロのフィルターにバランスが戻ってきたりします。

本日はこの「アセスメント」の極意ポイントも確認していきました。

客観的に見つめていくことで
自分を本当に苦しめている部分の実態を見つけられ、
それが「意外だった」と思われた方も多かったご様子です。

次回(18日)は、考え方を広げていく・柔らかくしていく方法に
改めて取り組んでいきましょう。

怒りと適応について考える

こんにちは。
南浦和駅前 町田クリニックのリワーク報告です。

今日は、「怒り」を取り上げました。

怒りは、強いエネルギーを生みます。
自分が大切にしている何かを侵害しようとする脅威に対して生まれる感情ですから、当然ですね。
「怒り」は、自分にとって大切なものを守りたいからこそ生まれるメッセージです。

人それぞれ、大切にしていることが違うので、実は、怒りポイントは人それぞれです。
「自分にとって」であれば、相手にとっては違うのもやむを得ないですね。
その怒りが現実的なものか、冷静に見直すことで、本当に望んでいることに手を伸ばすこともできるかもしれません。

後半は、「仮面」というキーワードを使って、「適応する」ことについて考えてみました。

いろいろな感情の言葉をみると、自分が好ましいと思っている感情、苦手にしている感情があることに気づきます。
これはどうも、これまでに経験した「感情」と関連した出来事や言葉ともつながっていそうです。

「怒り」を好ましい感情って思う人いるんですか? この素朴な疑問!
他の方が「私、結構そうかもしれません。」 そのこころは?
「怒りを、行動のエネルギーにしている気がする。」 なるほど!
その変換装置ほしいねと、多くの方が思ったようです。

「仮面」は決して悪いものではありません。
自分が苦手に思っている感情を感じたり、受け取ったり、見たりすることを避けていることも少なくありません。
自分の本当の気持ち、思い、欲求がわかって、意識的に使い分けることができれば、案外、役に立つものかもしれません。

自己肯定感の誤解

こんにちは。南浦和駅前 町田クリニック リワークのご報告です。
今月の<自己洞察ワーク>では、自己肯定感について取り組んでおります。

今日は「そもそも自己肯定感って?」をテーマに、
自己肯定感が低い時にはどういう状態になりやすいか、
また、自己肯定感についての「あるある」な誤解を整理していきました。

強みがある
他の人よりも何か秀でているものがある
今までになにか成功した経験がある
人に好かれている

だから自己肯定感が高くなる。

・・・実はコレ、大きく誤解されていることなのです。

今日は自己肯定感を1本の樹に見立てて、肯定感を構成する諸要素を検討していきました。

一番大切な 「 根 」
全ての出発点である 「 根 」

わかりやすく見えるものでは なかったですね。

午後の<ソーシャルスキルアップマラソン>では
「 欲しくないものを受け取らない 」 のロールプレイをやってみました。

守られた場の中でハートの「チクっ」に皆で笑いながら慣れていきましょう。

来週も困り事を起点にロールプレイをやっていく予定です。