甲状腺は喉の下に位置する小さな臓器です。甲状腺には体に必要なホルモンを生成する大切な役割があり、主に新陳代謝の促進、神経と精神のコントロール、脳や骨の成長、発育にも関連しています。この甲状腺が病気にかかると甲状腺が大きくなったり、内部が不均一になってきます。
甲状腺のエコー検査は、喉にエコー機器を当てて甲状腺の形を観察します。次にしこりの有無を確認して、しこりがあった場合は位置と形状、内部の状態を判断します。同時に血流の速度や腫瘍の硬さを調べて、その場で良性か悪性を診断することもできます。
検査時には痛みや圧迫感もなく、身体に無害です。
診察台に横になり、のどにジェルを塗るだけですので検査時間は10分程度とすぐに終わります。
この検査では仰向けに寝た状態で枕を外し、首の部分に、ゼリーを塗りプローブをあてて、検査をすることで、視覚的に動脈硬化の評価が出来る検査です。左右合わせて数分程度で終了する簡単な検査です。痛みもありませんし、リラックスして受けていただけます。
全身の動脈硬化の程度をみたり、脳梗塞の起こりやすさを調べることが出来ます。
放射線の被曝も痛みもありませんので、年月を追って動脈硬化の進み具合を簡単に知る事ができます。食生活の改善や運動療法の進み具合や、薬による治療の評価をすることが可能です。
だいたい15分ほどかかります。
頸動脈エコーでのフォローアップがお勧めの方
- 脳梗塞を発病したことがある方
MRIやCT検査で「軽い脳梗塞がある」と指摘されたことがある方も含みます。 - めまい・意識消失・もの忘れのある方
- 高血圧・糖尿病・高脂血症・高尿酸血症の方
- 肥満・脂肪肝がある方・タバコを吸う方・大酒家・メタボリックシンドロームと言われた方
頸動脈エコーを定期的に行うことで、意識を高めて、よりよい食生活や
運動習慣を取り入れることができます。ぜひご相談ください。
腹部エコーとは、超音波をお腹にあて、腹部臓器の状態を調べる検査です。
肝臓、胆嚢、膵臓、腎臓、脾臓、大血管の様子を観察することができます。
エコーの検査は、X線やCTなどと違い、放射線の被曝もなく安全な検査です。
検査用のゼリーを腹部全体に塗りながらプローブ(探触子)を当てて観察します。
◆腹部エコー検査でわかる病気
- 胃・腸管から肝臓、腎臓、膵臓、胆嚢、脾臓など各臓器の腫瘍性の病変
- 脂肪肝、胆嚢ポリープ
- 胆石、腎のう胞、腎結石、尿管・膀胱結石
- 前立腺肥大
- 子宮筋腫、卵巣のう腫